社員15倍! 見学者300倍! 踊る町工場
伝統産業とひとをつなぐ「能作」の秘密
社員15倍! 見学者300倍! 踊る町工場
伝統産業とひとをつなぐ「能作」の秘密
書籍情報
- 能作 克治 著
- 定価:1650円(本体1500円+税10%)
- 発行年月:2019年10月
- 判型/造本:46並
- 頁数:240
- ISBN:9784478108093
内容紹介
『カンブリア宮殿』で「能作」が話題沸騰!「儲けろ、利益を出せ」と一切言わずに、営業なし、社員教育なしで、社員15倍、見学者300倍、さらに売上10倍、8年連続10%成長! なぜ、富山の片田舎に年間「12万人」も殺到しているのか? 創業103年、平均年齢32歳! みんなイキイキ。全国から応募者が殺到中! 下請けから世界初「錫100%の曲がる食器」を開発、ニューヨーク、三越、パレスホテル東京で大ヒット! 楽しいことをしていると勝手に業績が上がる?「ディズニーランドより楽しかった」という子も!これぞ富山の奇跡! 見るだけで楽しい! カラー32ページ【踊る町工場図鑑】に注目! 伝統産業とひとをつなぐ「能作」社長、初の著書!
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目次
プロローグ 社員15倍! 見学者300倍! 今、「踊る町工場」で起きていること
高給・大手新聞社カメラマンから薄給・鋳物職人へ
正常血液量の2分の1を下血、瀕死の状態に
背筋が凍りついた、ある母親のなにげないひと言
3K職場のイメージを払拭する3つのこと
下請けの鋳物メーカーが「自社製品」の開発を始めた理由
卓上のハンドベルは「30個」惨敗、風鈴は「3000個」バカ売れ
世界初の「錫100%」の食器はどうやって誕生した?
なぜ「町工場」が富山県随一の観光スポットに?
MoMA(ニューヨーク近代美術館)デザインストアが認めた能作クオリティ
「行き当たりばったり」こそ正しい経営
“踊る町工場”といわれる理由
伝統産業とひとをつなぐ「楽しいこと」に、とことん投資
「儲けろ! 売上を上げろ」と一切言わずに、なぜ売上が上がるのか?
第1章 社員教育をしないと、社員が早く育つ理由
なぜ、社員教育をしないと社員がイキイキするのか?
鋳物製造には、女性活躍の場がある
職人も店舗に出向いてお客様と対面する
能作が求める人材は、「思いやり」のある人
アポなしで本社にやってきた人でも、「思いやり」があれば採用する
第2章 ニューヨーク、三越、パレスホテル東京でも大ヒット! 「曲がる食器」のアイデアはこうして生まれた
400年の歴史を誇る鋳物産業の集積地
「多品種少量生産体制」に舵を切って、不況下でも黒字を維持
下請け業者でもお客様の顔が見たい
伝統は「守る」のではなく「攻める」もの
能作の運命を変えた“鈴・林・燐”の展示会
「風鈴」が大ヒットしたワケ
世界初の「錫100%」の食器にチャレンジ
弱点を強みに変える逆転の発想
錫の特性を活かして、医療分野へも進出
ガンダム、ドラえもん、ファイナルファンタジー、ハローキティ、くまモンのキャラクター商品も
能作式アイデアを生み出す「7つ」のルール
「もの・こと・こころ」を提供する
第3章 なぜ、営業しなくても、売上が10倍になったのか?
能作に営業部門がない理由
「展示会」に積極的に出展し、認知度を高める
海外展開を成功させる7つのコツ
コラム デザイナー・小泉誠さんの証言
第4章 同業他社と戦わず地域と共存共栄しながら、見学者が300倍になった仕組み
産業観光の目的は、「子どもたちに、地域の素晴らしさを知ってもらう」こと
100年後も生き残る「ものづくり」へ
観光地域づくりの実現を目指し、日本版DMO候補法人を設立
「マネ」されてこそ「本物」である
コラム 伝統技術ディレクター・立川裕大さんの証言
第5章 あえて計画は立てず、やりたいことは全部やる
「やりたいこと」は全部やる
失敗も成功も悪くない! 一番悪いのは「何もしない」こと
すんだことは、忘れろ
やる前から「できない」と言わない
仕事に「いい」も「悪い」もない
僕の社長語録
僕のポリシー
コラム カリスマ社長にさえ務まらない「専務」の役割とは
特別付録 能作が絶対に赤字にならない6つの理由
エピローグ 次世代に伝えたい僕からのメッセージ
著者
能作克治(のうさく・かつじ)
株式会社能作 代表取締役社長
1958年、福井県生まれ。大阪芸術大学芸術学部写真学科卒。大手新聞社のカメラマンを経て、1984年、能作入社。未知なる鋳物現場で18年働く。
2002年、株式会社能作 代表取締役社長に就任。世界初の「錫100%」の鋳物製造を開始。
2017年、13億円の売上のときに16億円を投資し本社屋を新設。現在、年間12万人の見学者を記録。
社長就任時と比較し、社員15倍、見学者300倍、売上10倍、8年連続10%成長を、営業なし、社員教育なしで達成。
地域と共存共栄しながら利益を上げ続ける仕組みが注目され、『カンブリア宮殿』(テレビ東京系)など各種メディアで話題となる。
これまで見たことがない世界初の錫100%の「曲がる食器」など、能作ならではの斬新な商品群が、大手百貨店や各界のデザイナーなどからも高く評価される。
第1回「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」審査委員会特別賞、第1回「三井ゴールデン匠賞」グランプリ、日本鋳造工学会 第1回Castings of the Yearなどを受賞。2016年、藍綬褒章受章。
日本橋三越、パレスホテル東京、松屋銀座、コレド室町テラス、ジェイアール名古屋タカシマヤ、阪急うめだ、大丸心斎橋、大丸神戸、福岡三越、博多阪急、マリエとやま、富山大和などに直営店(2019年9月現在)。
1916年創業、従業員160人、国内13・海外3店舗(ニューヨーク、台北、バンコク)。
2019年9月、東京・日本橋に本社を除くと初の路面店(コレド室町テラス店、23坪)がオープン。
新社屋は、日本サインデザイン大賞(経済産業大臣賞)、日本インテリアデザイナー協会AWARD大賞、Lighting Design Awards 2019 Workplace Project of the Year(イギリス)、DSA日本空間デザイン賞銀賞(一般社団法人日本空間デザイン協会)、JCDデザインアワードBEST100(一般社団法人日本商環境デザイン協会)など数々のデザイン賞を受賞。デザイン業界からも注目を集めている。
本書が初の著書。
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