協働する力
互いの力を引き出し合って大きな成果をあげる
協働する力
互いの力を引き出し合って大きな成果をあげる
書籍情報
- 栗原清一 著
- 定価:1650円(本体1500円+税10%)
- 発行年月:2022年05月
- 判型/造本:46並
- 頁数:192
- ISBN:9784478112656
内容紹介
会社における「協働する力」とは、ほかの社員と力を合わせて働く能力だと言うことができます。個人の優れた専門スキルだけでは成果はあがりません。専門スキルは普通のレベルでも、まわりの人たちとうまくやれる人、すなわち協働する力の高い人が集まる組織は、互いの力を引き出し合い、結果的に大きな成果を上げます。
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目次
はじめに
「協働する力」がイノベーションを生み出す
第1章 働くことを通じて、互いの力を引き出し合う
協働する力の本質は「互いの力を引き出し合うこと」
「みんなで、チームで」で取り組み、ともに成長する
「対等」な関係で「率直」に話し合う
「喜怒哀楽をともに」しながら、目標達成に向かっていく
協働の目的は、一人ひとりの成長と「文殊の知恵」を生み出すこと
第2章 協働のフレームワーク「参加型PDC」
参加型PDCとは?
計画(1)計画立案の手順
計画(2)計画決定時の留意点
計画(3)計画立案の姿勢
計画(4)参加型の計画には、「動機づけ」は不要
実行(1)「みんなで行なう」とは、「一人でも行なう」
実行(2)まわりの力を引き出せるように動く
実行(3)リーダーは進むべき方向を堅持する
実行(4)指示の出し方の工夫
実行(5)先読みと、早めの対応
実行(6)計画へのフィードバックを常に意識する
評価(1)チェックの予定は計画に組み込む
評価(2)何をチェックするのか
委譲すべきは「権限」ではなく「責任」
PDCサイクルを俯瞰する「二階建てのPDC」
第3章 協働する力を高める三つの「C」
文殊の知恵を生み出すコーディネーション
異なる意見にどう対するか ── 妥協・抑圧・統合
「納得」のレベルを高めよう
コミュニケーションの主体は「受け手」
創造的コーディネーションのための考え方と行動
対人対応のルール化
事前議事録を作成する
リーダーやファシリテーターの役割
オンラインミーティングにおける3C
第4章 協働を促進するチームづくりの秘訣
理想のチーム体制は「斜め割り」
「斜め割り」に欠かせない職務分析
クリロンにおける「斜め割り」の実践例
自律に基づく規律
「超過勤務の自主管理」で自律性を鍛える
チームの連携をより強固にする「組織文化」
理想の組織文化をつくる(1)価値観の統合
理想の組織文化をつくる(2)行動習慣の変革
おわりに
ともに働くことの価値を見直そう
著者
栗原清一(くりはら・せいいち)
クリロン化成株式会社代表取締役社長。工学博士。
1962年、東京都立西高等学校卒業。1966年、東京大学工学部化学工学科卒業。1968年4月、東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。1973年3月、同科博士課程修了。1974年5月、クリロン化成株式会社入社。1986年11月、専務取締役に就任。1991年12月代表取締役社長に就任し、現在に至る。著書に『社員がいきいき働く会社』(ダイヤモンド社)、『父から子への経営学』(クリロンワークショップ出版)などがある。
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