プロローグ 今日から、必死に生きないと決めた
第1章 こうなりたくて、頑張ってきたわけじゃない
何のために頑張っているんだっけ?
努力は必ず報われるわけじゃない
そもそも、やる気がなくても働ける
「人生マニュアル」を捨てて自分らしく
もう「金持ち」になるのはあきらめた
ほかの選択肢はないという「執着」
必要なのは、失敗を認める勇気
人生に「正解」を求めすぎたばっかりに
私だけの人生をうまく描くコツ
そこまで深刻に生きるものじゃない
第2章 一度くらいは思いのままに
年を取ってから遊ぶだなんて!
自由を売ったお金で自由を買っている
「何もしない」とは、究極の贅沢
人間関係の疲れを「ひとりの時間」で癒やす
“自分だけの人生”は失敗の上に成り立つ
たまには年齢を忘れてみる
「ムダ足」こそ、人生の醍醐味だ
あなたの内面はパンツに表れる
「やらかさなかった」後悔は後を引く
第3章 生きていくって、たいしたことじゃない
「やりたい仕事」なんて探しても見つからない
いつかはみんな会社を辞める
仕事にアレコレ求めすぎてない?
その「生きづらさ」は、あなたのせいじゃない
「正解社会」に必要なのは多様性
たとえ片思いに終わったとしても
ないならないなりに暮らせばいい
お金のために自由を後回しにしない
第4章 あやうく一生懸命生きるところだった
少しくらい遅れたって気にすんな
思い通りにいかないほうが正常だ
理想通りじゃない「現状」を愛する
人生に大切なのは「ひげ戦略」
普通で、つまらない毎日を幸せに過ごす
ダメな自分を認めたら、自尊感が増してきた
てっとり早く自分を不幸にする方法
「仕組まれた欲求」に惑わされるな
若い頃には戻れなくていい
何かを失うと、何かを得られる
大切なのは「結果」ではなく「物プロセス語」
人生、意外と悪くないかも
エピローグ さよなら、一生懸命の人生
ハ・ワン
イラストレーター、作家。1ウォンでも多く稼ぎたいと、会社勤めとイラストレーターのダブルワークに奔走していたある日、「こんなに一生懸命生きているのに、自分の人生はなんでこうも冴えないんだ」と、やりきれない気持ちが限界に達し、40歳を目前にして何のプランもないまま会社を辞める。フリーのイラストレーターとなったが、仕事のオファーはなく、さらには絵を描くこと自体それほど好きでもないという決定的な事実に気づく。以降、ごろごろしてはビールを飲むことだけが日課になった。特技は、何かと言い訳をつけて仕事を断ること、貯金の食い潰し、昼ビール堪能など。書籍へのイラスト提供や、自作の絵本も1冊あるが、詳細は公表していない。
岡崎暢子(おかざき・のぶこ)
韓日翻訳・編集者。1973年生まれ。女子美術大学芸術学部デザイン科卒業。在学中より韓国語に興味を持ち、高麗大学などで学ぶ。帰国後、韓国人留学生向けフリーペーパーや韓国語学習誌、韓流ムック、翻訳書籍などの編集を手掛けながら翻訳に携わる。訳書に『Paint it Rock マンガで読むロックの歴史』、翻訳協力に『大韓ロック探訪記(海を渡って、ギターを仕事にした男)』(ともにDU BOOKS)など。