目次

はじめに

第１章　「自制心」が人生を切り開く

先延ばし癖という「罪悪」
最大の堕落は自分に負けること
「やればできる」と自分に言い聞かせる
すぐやる習慣が潜在能力を引き出す

第２章　今すぐできる、先延ばしの11の対策

どんな先延ばしにも「明確な原因」がある ──（１）原因の明確化
大きな課題には「サラミ・スライス」方式 ──（２）課題の細分化
前日の計画が先延ばしを防ぐ ──（３）前日の計画立て
とにかく１ミリでも物事を動かす ──（４）きっかけづくり
とりあえず５分だけやってみる ──（５）５分間の実行
ホウレン草を食べてからショートケーキを食べる ──（６）難題からスタート
紙の上で迷いを振り払う ──（７）賛否の比較検討
日々の気持ちを書きとめて、やる気を高める ──（８）強化日記
ポジティブな独り言を言う ──（９）自分との対話
自分の思いを録音する ──（10）録音機の活用
周囲の人に手伝ってもらう ──（11）他者による支援

第３章　すぐやる人は「失敗」を恐れない

前向きに失敗する
とにかく行動する人が成功を勝ち取る
あなたは、なぜ失敗したくないのか？
ネガティブ思考を打ち消す「勇者」のセルフイメージ
「イメトレ」が恐怖を消し去る
「最悪の事態」なんて、たいしたことではない

第４章　やる気がみなぎるコンディションの整え方

運動は「量」より「頻度」
ときには立ったままで仕事をする
成功者たちの「20分」の習慣
砂糖は本当にエネルギー源か？
「疲れたからやめよう」と思ったら

第５章　成功者の共通項「意志力」を鍛える

成功者とは、非凡な努力をした凡人にすぎない
自制心を養う「意志力の体操」
苦労せずに得るものはない
すぐに決めるべきこと、すぐに決めなくてもいいこと

第６章　つい行動したくなる環境とは？

必要な道具はそろっているか？
書類整理の３原則
仕事がはかどる休憩のルール
仕事に最適な室温
周囲の人を遮断せよ
「どんな環境に身を置くか」が人生を決める

第７章　モチベーションを保ち続けるために

自分に報酬を与える
ぜいたくなステーキより、たった１個のリンゴ
成果の測定に「累積折れ線グラフ」がいい理由
当初の目標にこだわりすぎない

第８章　ときには「先延ばし」をしてみる

「先延ばし」と「意図的な延期」の違い
今日のよい計画は、明日の完璧な計画に勝る
アイデアを潜在意識の中で孵化させる
感情に流されないために
先延ばしによって先延ばしを制する

第９章　いつも時間に追われているあなたへ

やらないことを決める
雑用のための時間をとっているか？
生産性を落とす10の悪癖

第10章　「今すぐやる」を習慣にする

「今すぐやる」を脳に刷り込む
文豪シェイクスピアの教え
自分だけのスローガンを見つけよう

おわりに

巻末特典　先延ばしの言い訳　傾向と対策

著者

エドウィン・ブリス（Edwin C. Bliss）
アメリカの元経営コンサルタント。それ以前に新聞記者、編集者、上院議員秘書、ロビイストを経験。先延ばし癖と時間管理に関するセミナーを全米各地で開催して好評を博した。哲学、文学、歴史、心理学に造詣が深い。著書に『タイム・マネジメント』（日本能率協会）がある。現在、引退してカリフォルニア州で暮らす。

訳者

弓場隆（ゆみば・たかし）
翻訳家。主な訳書に『「人を動かす」ために本当に大切なこと』『「人の上に立つ」ために本当に大切なこと』（以上、ダイヤモンド社）、『うまくいっている人の考え方』（ディスカヴァー・トゥエンティワン）、『一流の人に学ぶ自分の磨き方』（かんき出版）などがある。