SLOW 仕事の減らし方
「本当に大切なこと」に頭を使うための3つのヒント
SLOW 仕事の減らし方
「本当に大切なこと」に頭を使うための3つのヒント
書籍情報
- カル・ニューポート 著/高橋 璃子 訳
- 定価:1870円(本体1700円+税10%)
- 発行年月:2025年01月 [予約受付中]
- 判型/造本:46並
- 頁数:312
- ISBN:9784478120675
内容紹介
燃え尽きずに、成果を上げ続けるための3つのヒント。ToDoや会議、メールの返信に追われるすべての知的労働者に贈る「これからの働き方」。仕事を減らし、心地よいペースで、ゆっくり働くことで、想像以上の成果を生み出すことができる。
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目次
プロローグ
パート1 ニセモノの生産性
第1章 生産性のウソを暴く
「生産性」とは何なのか
なぜ僕らはこんなに疲れているのか
見せかけのハードワークはもう必要ない
第2章 もっといいやり方を見つける
「遅さ」が見直される理由
もうひとつの生産性を求めて
スローワーキング:古くて新しい仕事哲学
パート2 仕事の減らし方
第3章 削減 ── やるべきことを減らす
スローワーキングの第1原則
知的労働者が絶対に仕事を減らすべき理由
行動プラン1:大きな仕事を制限する
ミッションは2〜3個に絞る
安易に仕事を引き受けず、プロジェクトの数を減らす
ゴールは1日ひとつだけ
行動プラン2:小さな仕事を手なずける
スケジュールを自動運転モードにする
場当たり的なコミュニケーションを駆逐する
仕事を振る側に仕事をさせる
タスク発生装置を遠ざける
無料版よりも有料版を選ぶ
column 子育てと仕事の両立は自己責任?
行動プラン3:仕事はプル方式で取りにいく
「保留ボックス」と「実行リスト」で仕事を管理する
締め切りへの焦燥感をなくす「インテーク通知」
週に一度、リストを定期クリーニングする
第4章 余裕 ── 心地よいペースで働く
スローワーキングの第2原則
なぜ知的労働は自然なペースに回帰すべきなのか
行動プラン4:時間はかかるものと考える
5年計画を立てる
「これくらいかかる」の見積もりを2倍にする
1日の作業量を半分にする
うまくいかない自分に寛容になる
行動プラン5:季節の変化を取り入れる
オフシーズンを設定する
10か月働いて2か月休む
小さな季節の変化を作る
column 『オン・ザ・ロード』は3週間で書き上げられたのか?
行動プラン6:芸術家の創作環境に学ぶ
自分らしい作業空間をデザインする
自宅の外に仕事場を設ける
儀式で心を整える
第5章 洗練 ── クオリティにこだわり抜く
スローワーキングの第3原則
なぜ知的労働者はクオリティを最優先にすべきなのか
行動プラン7:誰にも負けないセンスを磨く
趣味を深掘りする
同じ志を持つ仲間とつながる
プロフェッショナルな道具を使う
column ビートルズと完璧主義の罠
行動プラン8:自分を信じて賭けてみる
期間限定で「余暇」の時間を犠牲にしてみる
収入源をシフトする
締め切りを宣言する
周囲の人に投資してもらう
エピローグ
謝辞
原注
著者
カル・ニューポート
ジョージタウン大学准教授(コンピュータサイエンス)。研究の傍ら、文化とテクノロジーの交差するトピックについて一般向けの本や記事を書き、ポッドキャストでも人気を博している。これまでに8冊の著書があり、ニューヨーク・タイムズ・ベストセラー入りして世界40か国語に翻訳された。主な著書に『大事なことに集中する』『今いる場所で突き抜けろ!』(共にダイヤモンド社)、『デジタル・ミニマリスト』『超没入』(共に早川書房)などがある。
訳者
高橋 璃子(たかはし・りこ)
翻訳家。訳書に『限りある時間の使い方』『エッセンシャル思考』『エフォートレス思考』(いずれも、かんき出版)、『エブリデイ・ユートピア』『あなたのセックスが楽しくないのは資本主義のせいかもしれない』『アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か?』『無意識のバイアスを克服する』(いずれも河出書房新社)などがある。