目次

プロローグ　人を育てるお金、ダメにするお金

愛情は「お金」で示してこそ伝わる
“死に金”社長は会社を不幸にする
出世する社員のお金の使い方
愛があればこそお金が生きる

第１章　社員への「愛」はお金で示せ

お金と給料
　人の心はお金で買える!?
　社員の夢は年収1000万円
　頑張りによって賞与が40倍以上変わる！
　ムラのある社員でもモチベーションを維持する仕組み
　給料は自分で計算させろ
　賞与は振込ではなく手渡し
　給与を払うのはお客様、賞与を払うのは社長
　現金を目の当たりにすると、社員は本気になる
　“有印私文書偽造”で賞与ゼロ！
　社員が喜ぶのは、退職金より「定年なし」
　“居る気”から“やる気”になった古参社員
　晴れの舞台で社長賞授賞式
　MVPに600万円、１泊130万円のドバイ七ツ星スイート
　社長賞でやってはいけないこと

お金と人材
　販売戦略より「人材戦略」にお金を使え
　採用費をケチッてはいけない
　紹介料30万円を３回に分けて払った賢い社長
　学校をつくって社員を青田買いする
　お金がかからない採用活動のコツ
　会社の仕組みは若い世代に合わせる
　残業削減もお金で釣る
　コミュニケーション費は年間5200万円
　飲みニケーションにもルールがある
　社長は外で飲むより社員と飲め
　「辞める社員は引き留めない」を180度変えたワケ
　借金漬けの社員をどこまで救うべきか

お金と社員教育
　課長と部長以上の仕事はココが違う！
　なぜ、高卒社員が国立大卒より稼げる？
　社員教育に年間１億円
　営業研修に年間3000万円
　研修を詰め込むと逆効果になる
　社員教育は社長の愛、しかし愛情過多にご用心
　勉強大嫌い人間にどう勉強させるか
　１泊２日でいつもの２倍の出張手当
　動機が「不純」でも、結果が「純」ならいい

第２章　デキる社長のお金の使い方

お金と経営
　家族を悩まし続ける「支払手形」の存在
　金利は“会社を守る保険”
　稼働率90％以上のホテル
　お金は「貯める」より「回せ」
　売値は「原価積上方式」でなく「顧客満足度」で
　接待要求されたら、高級店で“接待殺し”
　大切なお客様に喜ばれるお金の使い方
　大安の日に会場費を２倍払う理由
　勇気ある撤退で復活した飲食チェーン
　“泥棒に追い銭”は禁止！　クレーマーにはこう対応する
　目の前で110番通報されても動じない
　業績が悪いときほど事業承継のチャンス
　相続トラブルを回避する一石二鳥のやり方
　銀行の態度を一変させた“３点セット”
　頭がよすぎる社長は損をする
　損得で動かない人もいる

お金と金運
　バブルは最高！　ただのサラリーマンがオーナー社長になれた
　なぜ、お金に愛されるのか
　財布は秋に買ってはいけない
　長財布に5000円札は入れない！　“１億円札”で自己暗示する社長
　初詣は毎年同じ神社、同じ日、同じ時刻に、１万1111円
　１円玉でも落ちていたら拾う
　赤いトマトは食べない

お金と時間
　有限な時間をお金で買う
　乗換案内を信じるな
　移動時間中に「一流」と「二流」の差が出る
　社内一能力が低いのに、なぜ仕事が早い？

第３章　お金が生きる遊び方、死ぬ遊び方

お金と遊び
　遊びを知らない人は仕事で苦労する
　ギャンブルで負けるのは、儲けようとするから
　パチンコは人材発掘の場
　勝つことを目的にして勝つための工夫を
　モノの収集に喜びを感じる人を採用してはいけない
　旅行のときに一番気をつけること
　マイレージを使わない理由
　なぜ、お金で買えない「名門ゴルフクラブ会員権」を買えた？

お金とお酒
　飲み代をケチる人は出世しない
　社長は自分の金銭感覚をぶっ壊せ
　限界の２億5000万円で競売に勝利
　歌舞伎町でしか飲まない
　森伊蔵でわかる「三流」と「一流」の飲み方
　アピールしなくても顔を覚えてもらえる方法
　相手の「自分史」10ページ以内に入るように
　カードより現金
　サクッときてサクッと帰る
　キャバクラで好かれる飲み方
　キャバクラでの実験結果が離職防止につながる
　いい店は「玄関」で見分ける
　板さんとスタッフの数、イワシの頭とアワビの殻に注目
　ハズレのないワインの見分け方

第４章　お金をうまく使えば家庭円満！

お金と夫婦
　「出世してから結婚」がいい？
　この10年で一組だけ！　社内結婚に離婚が少ない理由
　職責上位の旦那を働かせる仕組み
　家計の管理は妻に任せる
　奥さんにカードを持たせるな
　「深夜０時すぎの帰宅」は１時間ごとに１万円の罰金！
　“60回帳”に感じる奥さんの愛
　前日までなら1000円、当日キャンセルは2000円
　奥さんに出張手当3000円
　ブランドバッグよりお金
　提案は私、支払いは旦那の社長！　プレゼントで奥さんの心をつかめ
　100万円の餞別に手が震えていた社長の長男

お金と子育て
　「かばん持ち」はなぜ復活したか
　お金のありがたみを体感させる
　「子ども会社見学会」で親への感謝を実感させる
　駐車場を４つのエリアに分けた誘導で大繁盛
　「空き瓶回収係に任命した」の一筆で停学を回避
　子どもの成績が悪いのは、親がケチだから
　子どもが22歳までは、ココにお金を使いなさい
　「一流」「本物」を経験させる
　スーパーのレジで、「瞬時に概算する力」を鍛える

第５章　生活が豊かになる賢いお金の使い方

お金と家
　タワーマンションではなく、都心の戸建てを買え
　会社も個人も相乗効果
　女の執念は侮れない
　頭金50万円で１億4450万円のローンが通った理由
　ギリギリの綱渡りで購入した２つのわが家
　通勤１時間以内なら、持ち家購入手当
　アルバイトでも3500万円の住宅ローンが通る？
　正面入口は西か北向き、神棚は「北を背」にして設置

お金とマナー
　「結婚式ってやったほうがいいですか？」と聞かれたら……
　新婚旅行はハワイよりラスベガス
　親が喜ぶのは「お金」より「お酌」
　ビジネスの訪問に土産は不要

お金と健康
　病気「予防」にお金を
　食生活はココだけ気をつける
　「平日夜９時就寝、朝４時半起床」で睡眠のゴールデンタイムを逃さない
　タバコをやめさせるのも社長の「愛」

著者

小山昇（こやま・のぼる）
株式会社武蔵野代表取締役社長。1948年、山梨県生まれ。東京経済大学卒。
「大卒は２人だけ、それなりの人材しか集まらなかった落ちこぼれ集団」を16年連続増収の優良企業に育てる。
2001年から同社の経営の仕組みを紹介する「経営サポート事業」を展開。
2017年にはJR新宿ミライナタワーにもセミナールームをオープンさせた。
現在、「数字は人格、お金は愛」をモットーに、700社以上の会員企業を指導。５社に１社が過去最高益、倒産企業ゼロとなっているほか、「実践経営塾」「実践幹部塾」「経営計画書セミナー」など、全国各地で年間240回以上の講演・セミナーを開催。
1999年「電子メッセージング協議会会長賞」、2001年度「経済産業大臣賞」、2004年度、経済産業省が推進する「IT経営百選最優秀賞」をそれぞれ受賞。日本で初めて「日本経営品質賞」を２回受賞（2000年度、2010年度）。
2004年からスタートした、３日で108万円の現場研修プログラム（＝１日36万円の「かばん持ち」）が話題となり、現在２年待ちの人気となっている。
『数字は人格』『朝30分の掃除から儲かる会社に変わる』『強い会社の教科書』『【決定版】朝一番の掃除で、あなたの会社が儲かる！』『１日36万円のかばん持ち』『残業ゼロがすべてを解決する』（以上、ダイヤモンド社）、『99％の社長が知らない銀行とお金の話』（あさ出版）、『改訂３版 仕事ができる人の心得』（CCCメディアハウス）などベスト＆ロングセラー多数。