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せつない動物図鑑

  • 紙版
  • 電子版

せつない動物図鑑

書籍情報

  • 紙版
  • 電子版
  • ブルック・バーカー 著/服部京子 訳
  • 定価:1100円(本体1000円+税10%)
  • 発行年月:2017年07月
  • 判型/造本:46変並製
  • 頁数:192
  • ISBN:978-4-478-10213-8

内容紹介

「サイは悲しそうに鳴く」って、知ってた?
絶対だれかに話したくなる112の本当の話。
クスッと笑えて、ちょっぴりためになります。

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

はじめに

この本の楽しみかた

1 ちょっとした、せつない告白。

ウマは笑う。でも、じつは空気のにおいをかいでるだけ
ワニの脳はオレオより軽い
カンガルーはけんかに負けるとせきをする
ゴリラは人間からかぜをうつされる
カラスはきらいな人間の顔を忘れない
ハトはめんどくさいことを先のばしにする
トカゲは自分のしっぽを食べる
サイは悲しそうに鳴く
ファイアサラマンダーはときどき家族を食べる
ラッコといっしょに泳ぐと、人間は1時間で死ぬ
ネズミにはほかのネズミの悲しみがうつる
モルモットは目を開けて寝る
アデリーペンギンは、がけからなかまをつき落とす
ニシンはおならで会話する
アナホリフクロウはこわいことがあると笑ってしまう
ウミイグアナの鼻をなめるとしょっぱい
ハイエナの好物はくさった肉
ライオンのオスは狩りをしないくせに先に食事をする
イヌはテレビが好きなふりをする
カメはおしりのあなから息をする
ウシのお乳の量は、気持ちに左右される
ゴリラはウソをつく
アボカドはハムスターには毒
コロブスモンキーは、だれも食べたがらないものを食べる
チンチラは、一度ぬれたらかわかない

2 できなくて、せつない。

シマウマはひとりで寝られない
一匹狼は遠吠えをしない
ハエが出せる音は「ソ」だけ
フクロウの目玉は動かない
トリは宇宙へ行けない
リスは鏡にうつった自分の顔がわからない
エミューはうしろ向きに歩けない
コウテイペンギンは家族の顔がわからない
イルカは脳の半分ずつしか眠れない
アザラシは水中では夢を見られない
ゾウはジャンプができない
キリンが眠れるのは1日に3時間だけ

3 恋は、せつない。

タスマニアデビルのメスは、強さへのこだわりがはんぱない
カバは好きな子におしっこをかける
メンフクロウの夫婦の離婚率は25%
クジャクのオスはモテてるふりをするために鳴く
コボウシインコは、好きなメスの口にゲロを流しこむ
コオロギのメスは鳴かない
オスの子イヌは、メスとのけんかにわざと負ける

4 そのこだわりが、せつない。

フラミンゴが片足立ちする理由はよくわからない
ワオキツネザルはくさければくさいほど出世する
ハクトウワシは巣を巨大化させすぎて木から落としてしまう
セイウチはえものにフーフー息をかけて食べる
チュウハシはわきのにおいをかぎながら寝る
カモノハシは目をつむって泳ぐ
トンボはひいおじいちゃんの言い伝えを守って旅している

5 へんてこで、せつない。

ニュウドウカジカには筋肉がない
ナマケモノのトイレは週に1回だけ
チョウは足で味を感じる
ビーバーはつねに何かをかじっていないと死んじゃう
ディクディクはなわばりを主張するために泣く
トビイロホオヒゲコウモリが起きていられるのは1日に4時間だけ
アメリカグマは冬眠しすぎて時差ボケになる
パンダはどこでも寝る
アリが寝るのは1日に16分間だけ
シュモクザメは電気に敏感
コモリザメは1日に3本歯がぬける
ツチミミズには心臓が5つある
カクレクマノミの体はぬるぬる
キツツキは長〜い舌が頭がい骨をぐるりとおおっている
メガネザルの目玉は胃よりも大きい
人間がハチドリなみにエネルギーを使うとすると1日にハンバーガーを400個食べないと死ぬ
フェネックギツネは体の3分の1が耳
カツオノエボシの体はたくさんの生き物が集まってできている
サソリは夜に活動するくせに暗闇で光っちゃう
ヒツジが覚えられる顔は50個まで

6 すごいけど、せつない。

カタツムリの目は切られても再生する
ミツバチは500gのハチミツをつくるために、2000万円ぶん働く
ヤギは正面を向いていても自分のおしりが見えている
タランチュラは、2年間何も食べなくても死なない
プラナリアはふたつに切られても死なないどころか、記憶をもったまま2匹に増える
コビトキツネザルは家のまわりをうんこでかこう
ラクダは100の水を15分で飲みほす
ワニは、恐竜がいた時代からずっとワニ
オーストラリアでは、アカガニのせいで道路が通行止めになる
コイは200年生きられる
キーウィはいやな思い出を5年間忘れない
アホウドリは19㎞先にある死んだ魚のにおいがかげる
テナガザルの鳴き声は3㎞先まで聞こえる
アライグマは小銭をぬすめるくらい手が器用

7 おとなになるのは、せつない。

ゾウの子どもは鼻をしゃぶる
アヒルは生まれてから10分以内に見たものを何でも親とみなす
生まれた瞬間キリンは2m落ちる
エリマキキツネザルのお留守番は、命がけ
サイチョウのヒナはひきこもり
ミーアキャットの赤ちゃんは、親から死んだサソリをプレゼントされる
カナダヤマアラシは生まれて数分でトゲトゲになる
タテゴトアザラシの子どもは氷の上に置いてけぼりにされる
イチゴヤドクガエルの子どもは卵から生まれ、卵を食べて育つ
シロナガスクジラの赤ちゃんは1日に90㎏太る
おとなのホタルは何も食べない

8 さみしくて、せつない。

キツネは一生朝から晩までずーっとひとりぼっちで過ごす
オンチなクジラは迷子になる
コアラは1日に15分しかまともに動かない
カゲロウの成虫の命は1日ももたない
ウミガメは母親の顔を知らない
タコには友だちがいない

9 子育てだって、せつない。

ヌーの誕生日はみんなだいたい同じ
トカゲは自分でうんだ卵を食べる
ホシガメの性別は気温しだいで変わる
オオバンの両親はめちゃくちゃ子どもをえこひいきする
フィッシャーのメスが妊娠してないのは1年で15日間だけ
アブラツノザメは2年間妊娠しっぱなし
タツノオトシゴは動物界で唯一、オスが妊娠する
カザノワシは子どもに命がけのけんかをさせる
クモの母親は子どもに自分を食べさせる
オポッサムは大量の子どもをおんぶしたまま動き回る

さくいん

訳者あとがき





著者

ブルック・バーカー(Brooke Barker)
作家、イラストレーター、コピーライター。初の著書である本書が、ニューヨーク・タイムズ紙とロサンゼルス・タイムズ紙のベストセラーリストに載り、世界各国で翻訳出版された。イラストレーターとしての活動は幅広く、コカ・コーラやナイキの広告制作などにも参加。現在は夫とともにオランダのアムステルダムに住んでいる。


訳者

服部京子(はっとり・きょうこ)
中央大学文学部卒業。訳書に『ボブという名のストリート・キャット』『ボブがくれた世界』(ともに辰巳出版)、『クレオ』(エイアンドエフ)がある。

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