医者が教える最強の不老術
細胞レベルで若返る食事と習慣のすべて
医者が教える最強の不老術
細胞レベルで若返る食事と習慣のすべて
書籍情報
- マーク・ハイマン 著/中里京子 訳
- 定価:2200円(本体2000円+税10%)
- 発行年月:2024年09月
- 判型/造本:A5並
- 頁数:352
- ISBN:9784478118863
内容紹介
身体と頭脳が20年若返るNYタイムズベストセラー、ついに邦訳! 老化は「病気」であり、それには「治療法」がある。クリントン元米大統領とともにアメリカの健康問題に取り組んできた名医が、不老長寿を実現するためのライフスタイルと食生活を提言する。『LIFESPAN』著者 デビッド・シンクレア絶賛!
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目次
はじめに 「老化」とは「病気」であり、それには「治療法」がある
第Ⅰ部 人はなぜ老いるのか
第1章 120歳まで健康に生きる
世界一の不老長寿エリアで私が見たもの
イタリア・サルデーニャに住む84歳男性の悠々自適な生活
笑いと愛にあふれた心地よい午後
ギリシャ・イカリア島で見た健康長寿の秘訣とは
世界一の健康長寿エリアで得た教訓
「早く・苦しまず・安く」死ぬ人と、「長く・苦しく・高く」死ぬ人の特徴
「健康寿命」と「寿命」は同じにできる
「老化」とは「病気」である
すべての病気には「根本的な原因」がある
老化に関する研究は「指数関数」的に進化している
動物実験ではすでに寿命を30%伸ばすことに成功している
「健康なまま年をとる」方法は、すでに証明されている
腎臓移植予定の66歳の患者が、翌年には健康になった
第2章 「老化の根本原因」を取り除く
年を重ねると、身体の中で何が起こるのか
高齢の人がかかりやすい病気リスト
「老化の典型的特徴」への対処法は、すでにわかっている
技術は進歩しているのに、なぜ「慢性疾患」は増えているのか
多くの病気の原因なのによく見られる食生活とは?
新しいアプローチで「老化」という病気と戦う
「機能性医学」であなたの身体を最適な状態に保つ
「機能性医学」はどう治療にアプローチするのか
「腸」の生態系を再起動する
第3章 遺伝子の発現は変えられる
「生物学的年齢」はどのように測れば良いか
生物学的年齢について知るための3つのプロセス
column 「メチル化」でマウスが健康になった
遺伝子には、今までに起こったすべてのことが刻まれている
8週間で被験者を3・23歳も若返らせた驚異的な実験
第4章 「老化」とは何なのか
10の「老化の典型的特徴」
特徴1 「栄養感知システム」の障害 ── 食べ物と身体の関係が乱れる
病気と老化から私たちを守ってくれる4つの栄養感知システム
column 断食なしでオートファジーを活性化できるか?
column 2型糖尿病の薬がAMPKを活性化させる?
column マウスを若返らせた化合物
特徴2 DNAの損傷 ── 遺伝子のコピーに不具合が起こる
特徴3 テロメアの短縮 ── 染色体の「キャップ」がほどける
特徴4 タンパク質の損傷 ── DNAと同じ理由で傷つく
column 糖とデンプンこそ老化の原動力
特徴5 エピゲノムの損傷 ── ピアノ奏者が不協和音を立てる
特徴6 老化細胞の増加 ──「ゾンビ」化した細胞が身体を傷つける
特徴7 エネルギーの枯渇 ── ミトコンドリアが衰える
特徴8 腸内環境の悪化 ── 腸が悪玉菌で占められる
特徴9 幹細胞の消耗・枯渇 ── 身体の修復システムの衰え
特徴10 炎症性老化 ── 免疫システムが老化する
「老化の典型的特徴」がわかれば、根本原因に対処できる
第5章 現代のライフスタイルがあなたを殺す
「バランスの乱れ」が老化を引き起こす
身体のバランスをとるために、増やした/減らしたほうがよいもの
現代の食生活のせいで、世界で年間1100万人が死亡している
「座りがちなライフスタイル」が、劇的に老化を進める
「社会的孤立」は、心だけでなく肉体までも衰えさせる
「人間関係」は、遺伝子に影響を与える
電気が私たちの死のリスクを上げたワケ
現代の小麦が、あなたの腸を乱す
この200年で石油や重金属に触れることが劇的に増えている
健康と長寿のための「材料」とは何か
第Ⅱ部 「健康寿命」も「寿命」も最適化する
第6章 長寿の仕組みを理解するための人体入門
不老の根底にある7つのコア生物学的システム
システム1 消化器系とマイクロバイオーム ── 栄養素を消化/吸収する
システム2 免疫系と炎症 ── 防御と修復のシステム
システム3 ミトコンドリア ── 細胞内でエネルギーを作る
システム4 解毒システム ── 体内の老廃物と環境有害物質を除去する
システム5 コミュニケーションシステム ── ホルモンなどを通した情報のやりとり
不老の鍵となる4つのホルモン
システム6 循環・輸送系 ── 老廃物を除去する
システム7 構造系 ── 筋肉、骨から細胞、組織まで
第7章 不老長寿のための食事術
最も強力な不老術は「食生活」
不老のためのたった1つのシンプルな食事原則とは
食事術で7つのコア生物学的システムを最適化する
「ストレスを受けた植物」を食べると、不老長寿に近づく
野菜・果物に含まれる不老長寿の「ヒーロー」とは
column 世界最強のスーパーフード「ヒマラヤ韃靼ソバ」とは?
ある善玉菌のおかげで腸が一気に元気になった
摂取しただけで運動なしでも身体能力が向上した夢のサプリ
動物性と植物性、どちらのタンパク質を摂るべきか
世界中の研究者が集まって出したタンパク質の3つの調査結果
不老長寿のためのタンパク質の結論
第8章 不老長寿のためのトレーニング
運動は、あらゆる老化の特徴を自動的に改善する
1日10分歩くだけで、寿命は何年も伸びる
これを知れば運動したくなる! 数えきれないメリット
第9章 不老長寿のための生活習慣
遺伝子は「宿命」ではない
column 不老長寿のためのリソース集
自分の心を大切にするだけで、人は健康になれる
睡眠時間が7時間を下回ると、死亡リスクが24%上昇する
人生の目的がある人は、ない人よりも7年長生きする
第10章 不老長寿のための8つの「小さなストレス」戦略
小さなストレスを受けると、身体はより強くなる
戦略1 カロリー制限 ── 12時間のファスティングが身体を整える
戦略2 温熱療法 ── 週2回のサウナが死亡リスクを24%下げる
戦略3 コールドセラピー ── 冷水浴は2000年前からの健康法
戦略4 運動 ── 2つの効果で長寿をもたらす
戦略5 光線療法 ── 赤外線が細胞を丈夫にする
戦略6 オゾン療法 ── 世界中の医療現場で使われている
戦略7 高圧酸素療法 ── 海面下20メートルに潜るとゾンビ細胞が消えた
戦略8 低酸素療法 ── 血糖値コントロールに効果あり
小さなストレス戦略は、少しずつ取り入れればいい
第11章 不老長寿研究の最前線
最先端の不老長寿テクノロジーは近いうち安価に手に入る
あと10年ほどで、人類は死を凌駕できるかもしれない
若返りの可能性がある6つの最先端技術
技術1 幹細胞 ── 培養できる国はまだ限られる
技術2 エクソソーム ── 幹細胞治療の10分の1のコスト
技術3 ペプチド ── 身体で作られるミニタンパク質
技術4 ナチュラルキラー細胞療法 ── 身体に備わる防御機能
技術5 治療的血漿交換 ── 血液を置き換える
技術6 再生医療 ── 身体を修理する
理屈がわかったら、あとは実践のみ
第Ⅲ部 最強の不老長寿プログラム
第12章 最強の不老長寿プログラム ── 概要
日々の習慣であなたの老い方が劇的に変わる
「最強の不老長寿プログラム」を使い倒す9のガイドライン
第13章 最強の不老長寿プログラム ── 検査編
クイズに答えればあなたの健康状態がわかる
老化を診断するための3つの検査
「最強の不老長寿クイズ」で7つのコア生物学的システムを調べる
システム1 消化器系とマイクロバイオームを調べるクイズ
消化系とマイクロバイオームに関する臨床検査
システム2 免疫系と炎症を調べるクイズ
免疫系と炎症に関する臨床検査
システム3 ミトコンドリアを調べるクイズ
ミトコンドリアに関する臨床検査
システム4 解毒システムを調べるクイズ
解毒システムに関する臨床検査
システム5 コミュニケーションシステムを調べるクイズ
コミュニケーションシステムに関する臨床検査
システム6 循環・輸送系を調べるクイズ
循環・輸送系に関する臨床検査
システム7 構造系を調べるクイズ
構造系に関する臨床検査
栄養状態を調べるクイズ
栄養素の健康状態に関する臨床検査
生物学的な実年齢を調べる6つの先端的な検査
第14章 最強の不老長寿プログラム ── 食事術編
「正しい食事術」には普遍性がある
人間と地球の健康を再生する最強の食事法
最強の不老長寿食事術 14のルール
摂りたい脂肪・摂りたくない脂肪
長寿のスーパーフード一覧表
不老長寿のための4つの食べ方
column ドクター・ハイマンのヘルシーエイジングシェイク
第15章 最強の不老長寿プログラム ── サプリメント編
サプリメント選びは「地雷原」
サプリメントは必須ではないが「保険」になる
長寿のためのサプリメント基本のリスト
先端的な長寿サポートサプリメントリスト
追加の栄養サポートのためのサプリメントリスト
column ブテイン ── 有望な長寿ファイトケミカル
現在研究が進められているサプリメント
第16章 最強の不老長寿プログラム ── ライフスタイル編
不老長寿のためのライフスタイルは安価に実践できる
不老長寿のための最適化された運動
運動を習慣にするための6つのアイデア
筋トレはいつ始めてもいい
ヨガで痛みのない身体を維持しよう
ストレスをリセットする10の方法
不老長寿のために睡眠を最適化する方法とは
人生の意義と目的を見つける10の方法
「小さなストレス」を安全に取り入れるための6つの習慣
4つの先端的なホルミシス療法
第17章 最強の不老長寿プログラム ── 根源是正編
7つのコア生物学的システムの不均衡を是正する
システム1 消化器系とマイクロバイオームの最適化
システム2 免疫系の最適化
システム3 ミトコンドリアの最適化
システム4 解毒システムの最適化
システム5 コミュニケーションシステムの最適化
column 成長ホルモン
システム6 循環・輸送系の最適化
システム7 構造系の最適化
栄養状態の最適化
精神の癒しを最適化する
第18章 最強の不老長寿プログラム ── ドクター・ハイマンの例
ドクター・ハイマンの実践例
先端的な長寿セラピーをどう考えればいいか
あとがき 私たちの時代の危機と望み
謝辞
用語集
リソース集
著者について
参考文献
索引
著者
マーク・ハイマン(Mark Hyman, MD)
医師。クリーブランド・クリニック機能性医学センターの創設者兼上級顧問、ウルトラウェルネス・センターの創設者兼メディカル・ディレクター、機能性医学研究所の臨床担当理事長。
ビル・クリントン元米大統領と協力して、クリントン財団の「健康問題 ── あらゆる世代の健康を実現する」会議およびクリントン・グローバル・イニシアチブに出席するとともに、世界の健康問題について世界経済フォーラムと連携して活動したことでも知られている。
これまで14回にわたってニューヨーク・タイムズ紙のベストセラー作家に選ばれる。自身のポッドキャスト『ザ・ドクターズ・ファーマシー』は全ポッドキャスト中トップ100に入っており、ダウンロード回数は1億5000万回を超える。『CBSディスモーニング』、『トゥデイ』、『グッドモーニング・アメリカ』、『CNN』、『ザ・ビュー』など多くのテレビ番組やネットワーク番組に医学専門家として定期的に出演。
訳者
中里京子(なかざと・きょうこ)
翻訳家。訳書にジェイコブセン『ハチはなぜ大量死したのか』(文藝春秋)、スクルート『ヒーラ細胞の数奇な運命』(河出書房新社)、グレーバー『がん免疫療法の突破口』(早川書房)、トドロフ『第一印象の科学』(みすず書房)、タンミンウー『ビルマ 危機の本質』(河出書房新社)、チャップリン『チャップリン自伝』(新潮社)、リーバーマン『運動の神話』(早川書房)、ラスティグ『果糖中毒』(ダイヤモンド社)ほか多数。
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