早わかりストレスチェック制度

早わかりストレスチェック制度
書籍情報
- 吉野聡 著
- 定価:1100円(本体1000円+税10%)
- 発行年月:2015年08月
- 判型/造本:A5並製
- 頁数:128
- ISBN:978-4-478-06691-1
内容紹介
労働安全衛生法改正でストレスチェックが義務化に!
ストレスチェック制度とは何か?企業が求められる対応とは?実施から体制づくり、運用は?
この1冊でストレスチェック制度のポイントが簡単に理解できる!
目次・著者紹介詳細を見る▼
目次
はじめに──ストレスチェック義務化で迫られる企業の対応
ストレスチェック制度の流れ
ストレスチェック制度の導入スケジュール A社のケース
ストレスチェック制度の用語の整理と解説
ストレスチェック実施の関係者の役割・相関イメージ図(例)
ストレスチェック制度実施体制の確認
ストレスチェック制度運用体制のモデルケースA
ストレスチェック制度運用体制のモデルケースB
ストレスチェック制度運用体制ワークシート
第1章 ストレスチェック制度とは
ストレスチェック制度のポイントがわかる
Q.ストレスチェック義務化法成立の背景を教えてください
Q.ストレスチェック制度の目的は何ですか
Q.ストレスチェック制度の概要を教えてください
Q.ストレスチェック制度によって企業に生じる義務は何ですか
Q.ストレスチェックと定期健康診断の違いを教えてください
Q.ストレスチェック制度導入に当たってよりよい活用方法はありますか
第2章 ストレスチェック制度の実務と業務フロー
ストレスチェック制度の業務がこなせる
第2章の構成
STEP1 計画策定から準備まで
1 事業者による方針の表明
2 衛生委員会での調査審議・実施方法等の決定
衛生委員会とは
衛生委員会等において調査審議・確認すべき事項リスト
①ストレスチェック制度の目的に係る周知方法
②ストレスチェック制度の実施体制
(実施者、共同実施者、実施代表者、その他の実施事務従事者の選任、明示等)
③ストレスチェック制度の実施方法
(使用する調査票、ストレス程度の評価方法と高ストレス者の選定基準、ストレスチェックの対象者・
実施頻度・時期、面接指導の申出方法・面接指導の実施場所等の実施方法)
④ストレスチェック結果に基づく集団ごとの集計・分析の方法
⑤ストレスチェック受検の有無の情報の取扱い・ストレスチェック結果提供の同意取得
⑥ストレスチェック結果の記録の保存方法
⑦ストレスチェック、面接指導及び集団ごとの集計・分析の結果の利用目的及び利用方法
⑧ストレスチェック、面接指導及び集団ごとの集計・分析に関する情報の開示、訂正、追加、削除の方法
⑨ストレスチェック、面接指導及び集団ごとの集計・分析に関する情報の取扱いに関する苦情の処理方法
⑩労働者がストレスチェックを受けないことを選択できること
⑪労働者に対する不利益な取扱いの防止
3 労働者への説明・情報提供
委託外部機関選定チェックリスト(例)
STEP2 ストレスチェックの実施
実施者によるストレスチェックの実施
STEP3 ストレスチェックの評価
1 実施者がストレスの状態を評価
2 実施者がストレスチェックの結果を労働者へ直接通知
STEP4 面接指導の実施
1 高ストレス者本人から面接指導の申出
2 医師による面接指導の実施
3 事業者が医師から意見聴取し、必要な就業上の措置を実施
STEP5 職場ごとの集計・分析と職場改善
1 実施者がストレスチェックの結果を職場ごとに集団的分析
2 実施者が集団的分析結果を事業者に提供
3 事業者は集団的分析の結果を職場改善のために活用
STEP6 労働基準監督署への報告
1 ストレスチェックと面接指導の実施状況の点検・確認および改善事項の検討
2 所轄労働基準監督署へ検査結果報告書を提出結果の記録と保管
第3章 ストレスチェック制度運用に当たっての注意点
気をつけるべき2つの点
プライバシーの保護
労働者に対する不利益な取り扱いの防止
FAQ ストレスチェック制度導入に関するよくある質問
資料 ストレスチェック制度に関わる法・規則
column
ストレスチェック「実施の事務」と「その他の事務」
アウトソーシング先の選定
高ストレス者に面接指導を受けてもらうために
文例&テンプレート
ストレスチェック制度についての基本方針表明の例
あなたのストレスプロフィール
ストレスチェック結果通知シートの例
ストレスチェック制度の実施計画例
ストレスチェック結果の説明文書例
セルフケアのアドバイスの記載例
面接指導の勧奨文章例
面接指導対象者が記入する「面接指導自己チェック表」の例
面接指導結果報告書及び事後処置に係る意見書例
著者
吉野聡(よしの・さとし)
吉野聡産業医事務所代表・新宿ゲートウェイクリニック院長。
2003年4月 筑波大学環境保健グループ入局、2005年4月より東京都知事部局 精神科健康管理医、2007年4月より浦和神経サナトリウム 精神科医師、2008年4月より筑波大学 医学医療系 助教・附属学校教育局統括産業医、2012年7月吉野聡産業医事務所 代表、2015年4月新宿ゲートウェイクリニックを開設。
【免許・資格等】
医師免許、博士(医学)、法務博士、精神保健指定医、日本精神神経学会認定精神科専門医、労働衛生コンサルタント(保健衛生)、日本医師会認定産業医、日本医師会認定健康スポーツ認定医。
【著書】
『職場復帰を成功させるための30日ノート』(現代けんこう出版)、『「現代型うつ」はサボりなのか』(平凡社新書)、『精神科産業医が明かす職場のメンタルヘルスの正しい知識』(日本法令)、『それってホントに「うつ」?』(講談社+α新書)他多数。