人生にいきづまりを感じたらいい兆候だ。
つぎの高みへと飛びたつ
準備ができた証だからね。

ここはアラバマ州、フェアホープ。
小さな海辺のこの町で、住人たちは思い思いの悩みを抱えて
満たされない日々を送っていた。
生活苦に陥った農夫。子育てに試行錯誤する夫婦。
母との関係を修復できないことに悩む女性。最愛の妻の最期に悲嘆する老夫。
そんなとき、彼らの前に「ジョーンズ」と名乗る謎の老人が現れて——。

前作『希望をはこぶ人』の邦訳発売から3年、
ホームレスからベストセラー作家になった著者が満を持して放つ、
幸運を切り開くためのストーリーに続編が登場。

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思うようにいかず、自分に対していらだつとき。
どうしていいかわからず、追いつめられたような気分になるとき。
怒り、気持ちがふさぎ、泣き出したくなるとき。
そんな気持ちにおそわれたなら、あなたの耳にもジョーンズの声が
聞こえてくるはずだ。

「冷たい水から上がってくるとき、きみは泣いているだろうか。
怒りに身をまかせ、不満をまき散らすだろうか。
誰かれかまわず殴ってやるか？
それとも、にっこりと笑って出てくるだろうか。
そこから学ぶべきことを考え、自分にできることを探すだろうか。
不確かな状況のなかで、きみは前向きに行動できるか？
今後の人生におけるいっさいの結果は、きみがどう決断するかにかかっている。いい結果も、ひどい結果も。
きみは日々何らかの形で、プールに突き落とされるんだ。
それは避けられないことなんだよ。
だから、いま、決めなさい。きみはそのとき、どんな態度をとるつもりだ？」

人生にいきづまりを感じたら、このページをめくってほしい。
ときに厳しく、ときにやさしいジョーンズの教えが心の奥に染み込んで、
あなたに大切なものを気づかせてくれるはずだ。