目次

プロローグ

はじめに

メガバンクの極限環境だから身についた「高コスパな仕事術」
コスパの本質をつかめば、無駄に頑張らなくても高評価を得られる

序章 「コスパの良い働き方」の因数分解

第１部　自分への評価を最大化する

第１章　同じ働きで、より高い評価を得る「見せ方」

雑用は「人が見ている時に」「引き継ぐことを前提に」
「いい報告」は、ドラマティックに「ギリギリに」
数字の計上タイミングを正確に把握し「見せ方」を工夫せよ
「今イケる！」時を狙い澄まして戦略的に大口を叩け
上司の「苦手分野」「苦手な人」を自分の得意種目にせよ
勝てない土俵に上がらずに、「自分が勝てる土俵を作ってみんなを上げる」
何でも言うことを聞く“風”の「戦略的イエスマン」がコスパ最強
失敗を高評価に変える高コスパな「ミスの報告」術
いつも「余裕があるフリ」をすれば運が舞い込む
調査ファイルA　A課長の苦手分野をハックして構築した「蜜月関係」

第２章　人間関係を「戦略的に」構築する

噓でもいいから上司をこっそり褒めて裏で上司を「操作」する
上司のこだわり・クセを３つ把握して「上司ハック」する
プライドの高い「どうしようもない人」をうまく扱って自分の評価を高める
「お局さんから評価されている先輩」の「お気に入りの部下」になれ
人のことを褒めるときは「ゴシップ好きの同僚」の前で
会社の飲み会は「企画する側」に回ると経験値を荒稼ぎできる
生産性のない同期会が「実は有益である」３つの理由
「同僚のミスをどう指摘するか」で周囲の評価は180度変わる
「雑談は天気の話から」が高コスパである本質的な理由を知っているか？
お礼は「偉い人から」あえて過剰に、大胆に
事件簿①　お局さんへの「接待モンハン」

第３章　評価軸に沿って、実力を「効率的に」発揮する

全力でトップ評価を獲りに行くのは隠れ悪手
期待値は「ちょっとだけ」上回るくらいに留めておこう
最初に手を挙げるだけで全ての会議を支配できる
あえて人前でミスし続けると徐々に「ミスしない人」になれる理由
「当たり担当」だと思われるように立ち振る舞う
会社における「錯覚資産」を見つけよう
事件簿②　消えた印鑑　─ ミスを無効化した秘策 ─

第２部　不要なコストだけを最小化する

第４章　サイレント減点リスクを下げる

「お辞儀ハンコ」は超しょうもないが、決して逆らってはならない
サイレント減点を避けるために「謎文化」を超細かく理解する
「いつでもいいから」の特大リスクに気付いているか？
「あれ、どうなった？」はすでに黄色信号
「横文字の乱用」はサイレント減点リスクを上げる
「忙しいから」を使うなら「事実と数字」に言い換えよ
「80点でもいいからまず出す」は大きな間違い
職場で大声で相談して100％保障の「上司保険」に加入する
事件簿③　消えた書類　─ 真相は闇の中 ─

第５章　立ち回りだけでコストを下げる

「頭がいいキャラ」は百害あって一利なし
「不可避な理不尽」を「回避可能」に変えるテク
理不尽な指示があったらすぐに「文書・メール」で身を守る
メモは大事そうに取るフリをして、秒速で捨てよう
モンスター同僚の前では「バカなフリ」が効果的
「他人の得意分野」情報で会社員RPGを攻略せよ
参加すべき飲み会だけをコスパで見極める評価軸
雑談は「自分から」「特定の相手に」話しかける
コスパの悪い雑務を別の同僚に押し付ける極秘テクニック
「上司資源」の奪い合いに勝ち、苦手なタスクで上司を使い倒そう
お客さんをコスパ基準で冷徹にランク付けする
資格は「会社が高く評価するもの」だけ見極めて取る
「教養のための読書」が無意味で低コスパになりやすい理由
狙いすました「怒ったフリ」で仕事量をコントロールする
調査ファイルB　お客様第一主義を見誤ってノルマの達成に失敗したB先輩

第３部　ゲームの「暗黙のルール」を理解する

第６章　誰も教えてくれない会社の「裏ルール」を理解する

評価が「表」のルールだけで決まることはありえない
上司にもワインにも「当たり年がある」ことを理解しよう
目の前の上司の「出世の限界」を見極めて、見限る
愛社精神を持つと「都合のいいコマ」にされるのでさっさと捨てる
入社同期との「比較基準」を厳密に把握して戦略を立てる
「価値のない肩書き」と「絶対に偉くなる肩書き」を見極める
「同じ部署に長くいる人」の意味を理解しておく
部署の偏差値を把握して「高コスパな配属」を勝ち取る
「使わない人だけ損する仕組み」の福利厚生は使いこなしてナンボ
事件簿④　消えた革靴　─ 相手のインセンティブを把握する ─

第７章 「自分の特性」を正しく理解する

自分の時給測定が「高コスパ仕事術」の第一歩
先輩からのアドバイスをコスパでカテゴリー分けしよう
仕事に向いているかどうかは自分目線ではなく「会社目線」で考える
お客さんの記憶に残る「レジェンド担当者」と自分のギャップを確認する
転職した同期とのネットワークを切らない
自分の付加価値が発揮できる業務は自ら進んで受けに行く
事件簿⑤　消えた先輩　─ 解決していない解決 ─

第８章 「目指すべき理想」を具体的に見据える

「オール５の先輩」以外の言うことは聞かない勇気を持て
無意味な「経営者目線」を捨てて「上司目線」を持つ
「責任押し付け思考」を習慣づければ究極のコスパが手に入る
「理想の60歳」になれる倍率と難易度を計算して努力量を調整する
お客さんにも自分を指導してもらえれば倍お得
「お願い営業ができる人」を馬鹿にしてはいけない
調査ファイルＣ　低コスパ新人の僕とC先輩の出会い

第４部　上級編　コスパ度外視で「トップレベル」を目指す人がやっていること

なりふり構わずトップレベルを目指す社員はたとえ体調不良でも休まない
ここぞという時の「ハッタリ力」は練習で身につけられる
お客さんよりもお客さんのことを知り尽くす
役員になりたいならゴルフは「必修科目」
「勝てない勝負にも平気で勝てる人」の複合的な戦略思考
偉くなる人が「運が良かっただけ」と本気で考えているわけ
本当に偉くなる人はコスパ度外視で我を通す

おわりに

著者

最短出世中・現役エリートメガバンクブロガー
たこす
本部公認で副業としてブログを運営する、年収1400万円の現役メガバンク行員。10年以上にわたってメガバンクという極限の環境で生き残り、最短で出世街道を歩んでいる。
新卒でメガバンクに入行し中小企業営業を担当。配属された支店では陰湿な上司や猛烈なパワハラ上司、強力なお局さんなどに毎日のように理不尽に詰められ続ける。
突然失踪する先輩やストレスで円形脱毛症になる同期がいるような過酷な労働環境の中、理系的な分析手法によって伝統的日系企業の風土を客観的に観察し、仕事の勘所を押さえた独自の「高コスパな仕事術」を編み出す。
減点要素を極限まで下げ、自分の仕事の評価を適切にアピールする独自の処世ノウハウによって、同期最速で出世街道に乗ることに成功。
度重なる深夜勤務や理不尽な指示系統に惑わされながらも、証券会社に出向して花形の投資銀行業務に携わった後、銀行に戻って上場企業を中心とした大企業営業を経験。現在も本部勤務を続けている。X/Twitter・ブログでは、これまで世に出なかったメガバンクの内部事情や出世のノウハウを日々更新中。