結婚していない。けど、いつか子どもが欲しい人が今できること
結婚していない。けど、いつか子どもが欲しい人が今できること
書籍情報
- 仲 栄美子 著
- 定価:1650円(本体1500円+税10%)
- 発行年月:2023年09月
- 判型/造本:46並
- 頁数:208
- ISBN:9784478118870
内容紹介
38歳から不妊治療を経験した産婦人科専門医が教える!いつか子どもが欲しい。けど、まだ結婚の予定がない人が、卵子と卵巣の老化を防ぎ、産める年齢を引き伸ばすために、今からできること全部
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目次
はじめに
第1章 いつまで産める?
「今の妊娠力」を、正しく把握することがスタートライン
子宮は老化しない。でも、卵巣や卵子は老化します
卵巣の働きが低下し始めるのは35歳頃
35歳頃に残っている卵子の数は1〜2%
「質のよい卵子」を排卵するのは加齢につれて難しくなる
知っておきたい、高齢妊娠のリスク
卵巣や卵子の老化スピードは、遅らせることができます
タイムリミットから逆算して、ライフプランを考えましょう
第2章 なぜ、妊娠しづらくなる?
不妊につながる病気のサインを見逃さない
無排卵月経 …… 気づきにくく放置されがち。「多嚢胞性卵巣」の場合も
子宮内膜症・チョコレート嚢腫・子宮腺筋症 …… 不妊症になる確率は50%
卵巣嚢腫 …… 手術で卵巣機能が低下することも
子宮筋腫 …… できる場所によっては、まったく妊娠できない場合もあります
子宮頸がん …… 20~30代に急増中。予防接種と定期検診を受けてほしい
子宮体がん …… 遺伝との関わりも深い、子宮内膜にできるがん
性感染症 …… パートナーがいる方は一緒に検査を
やせすぎも不妊につながります
「糖化」「酸化」「炎症」「冷え」にも要注意
COLUMN 不妊の原因は女性だけにあるわけではありません
COLUMN 26歳で早発閉経(早発卵巣不全)と診断された千種ゆり子さんにお話を聞きました
COLUMN プレコンセプションケアとは?
第3章 婦人科に行く
産婦人科は、妊婦さんだけのものではありません
ブライダルチェックを受けてみましょう
低用量ピル、誤解していませんか?
ピルで卵巣を守りましょう
AMH検査で、自分の卵子の残りの数を調べられます
妊娠のリスクが高くなる持病は早めに治療しましょう
漢方薬のススメ
卵子凍結という選択肢もあります
卵子凍結の流れやかかる費用は?
知っておきたい、家族の病歴
COLUMN ピルで卵巣を守り、38歳で出産に至ったエピソードを澤穂希さんに聞きました
COLUMN 産みたいのか、育てたいのか。里親も選択肢になります
第4章 卵子を守る生活習慣
「よい睡眠」を確保することが、「いつでも妊娠できる体」の第一歩
食べ物から直接とれます!「よい眠り」に効く睡眠ホルモン「メラトニン」
やっぱり気をつけてほしい、タバコとお酒
「妊娠できる体」にしておくための運動習慣
なかなか改善しない、しつこい冷え対策
ツボを刺激して冷え対策
セルフお灸のススメ
筋弛緩法で体も心もゆるめる
後頭部温めで、目と脳の疲れを取りましょう
脳や目の使いすぎを食事でサポートしましょう
自然治癒力を高めるメディカルアロマ
幸せホルモン「セロトニン」の材料を知っていますか?
ストレスがある人ほどとりたいビタミンC
満月瞑想で心を静かに
自分を愛する「セルフコンパッション」の時間を日常に取り入れましょう
COLUMN 膣ケアって妊娠力に必要?
COLUMN 恋多き人、性欲が強い人は妊娠しやすい?
第5章 卵巣を老化させない食事
まずは卵子の材料になるたんぱく質を増やすことからスタートしてみましょう
「赤・黄・緑」の食材をそろえると栄養のバランスが整います
卵巣を守る食事のポイントは「抗糖化」「抗酸化」「抗炎症」「体を温める」
おすすめの食べ物
ビタミンB群が、卵子を糖化から守ります
卵子をサビつかせない! 抗酸化作用のある栄養素
ブロッコリースーパースプラウトで抗糖化と抗酸化
乳がん予防にもなる大豆イソフラボン
牡蠣など、亜鉛を含む食材が炎症を防いでくれます
脂質は卵巣の材料。種類とバランスがポイントです
女性だからこそ、プラスしてほしい栄養素があります
ホルモンバランスも整える「黒い食べ物」は女性の味方
避けたい食べ物
とりすぎたくない、塩分・添加物
スイーツの食べすぎは糖化と炎症が進みます
食べすぎ厳禁! 炎症や酸化の原因となる「トランス脂肪酸」で排卵障害が起きます
酸化した油は避けましょう
食べ方の工夫
「食べ方」を変えるだけでも糖化は防げます
調理法の工夫
おわりに
参考文献
著者
仲 栄美子(なか・えみこ)
産婦人科専門医、女性のヘルスケアアドバイザー、骨盤底筋ヨガ・産後ヨガ・ペインケアヨガインストラクター、MAA(メディカルアロマアンチエイジング研究所)認定メディカルアロマプラクティショナー、MAA認定メディカルアロマホルモンアドバイザー
2001年埼玉医科大学卒業後、同大学総合医療センター産婦人科勤務。2008年より実家の産婦人科クリニックである「たかき医院」に勤務。産婦人科を中心とした地域医療に従事し、これまでに5000人以上の出産に立ち会ってきた。プライベートでは35歳で結婚。36歳で不妊治療を開始しようとした矢先、子宮筋腫が見つかり手術。38歳から妊活を開始するも40歳で結果が得られないまま終了。自身の経験から女性の悩みに寄り添う診察は、患者からの信頼も厚く、呼吸法、ヨガ、瞑想、整体、アロマなど、女性の体を健康に保つためのさまざまな提案も好評。若年層に正しい知識を伝えるため、日々の診療のかたわら小中高校を回り、これまでに約200校で2万人への性教育講演活動を行う。
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