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なぜあの地域にはラグジュアリー旅行者が訪れるのか

事例で紐解く高付加価値旅行者誘客のためのマーケティング戦略

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なぜあの地域にはラグジュアリー旅行者が訪れるのか

事例で紐解く高付加価値旅行者誘客のためのマーケティング戦略

書籍情報

  • 紙版
  • 電子版
  • 野口 貴裕 著
  • 定価:1760円(本体1600円+税10%)
  • 発行年月:2025年02月 [予約受付中]
  • 判型/造本:46並
  • 頁数:248
  • ISBN:9784478120477

内容紹介

欧米の富裕層からリクエストを受け、特別感、ラグジュアリー感のある日本旅行を提案している著者が、欧米富裕層観光客の動向や好みから観光の高付加価値化のヒントを探り、各地域で観光コンテンツを作っていくめのマーケティング戦略の基礎を解説。すでに日本で成功しつつあるさまざまな地域の取り組みの実例も紹介。

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

はじめに

序章 なぜ欧米富裕層を取り込めないのか?

急速に伸びている北米からのインバウンド需要
高級にすれば欧米富裕層が来るわけではない!?
富裕層誘客は、難しいからこそ大チャンス
日本を、イタリアやフランスのような観光大国に
欧米富裕層のキャッシュアウトの瞬間を追う

第1章 アフターコロナ、インバウンドの何が変わったのか?

「行ってみたい国」になった日本
ラグビーワールドカップ、東京オリンピックの好影響
アフターコロナの意外なポイント
 ▼夫婦旅行→家族旅行/個人旅行に二分し始めている
 ▼目的地や関心事が「深掘り」型になってきている
今、インバウンド業界は圧倒的リソース不足
 ▼質の高い通訳案内士(通訳ガイド)が足りない
 ▼運転手・車両が足りない
 ▼宿泊施設が足りない
関心がゴールデンルート以外へ広がり始めている
オーバーツーリズムをどう考えるべきか?
富裕層旅行客がオーバーツーリズム解消の切り札に?
二重価格をどう考えるか?
広報すれば見てくれる? 広報しているのに見てくれない?
インバウンド需要は今後も伸びる可能性が高い

第2章 欧米豪の富裕層を見逃してきた日本

インバウンドの「数的な主役」は東アジアの人々だが……
滞在期間が長く消費額も多い欧米人
消費額や旅行期間の面で大きな存在になる欧米観光客
円安でお買い得感、大きな追い風に
なぜ「ニセコの牛丼」や「築地の海鮮丼」が話題になるのか?
日本人が抱きがちな欧米富裕層に対する先入観
せっかく日本に来てくれたのに、十分にニーズを満たせていない
本当の「おもてなし」って何だろう?
観光には、地域の経済だけでなく文化を維持していく効果がある
高付加価値のインバウンドは、地域に人と文化を残していくチャンス
自治体の役割は大きい

第3章 富裕層・高付加価値層とはどんな人たちなのか?

欧米の富裕層、人数ではわずかだが……
富裕層はどこにいるのか?
欧米富裕層のインバウンド需要は始まったばかり
年齢層によって富裕層の期待は違うこともある
5つのC ── 欧米富裕層にとっての「ラグジュアリー感」とは?
日本観光の季節要因にもチャンスが?
初回はやはりゴールデンルートだが……
ルートの多様化、いろいろなカードがあればあるほどみんなハッピーに
富裕層のお金の使い方と規模感
移動手段はヘリコプター? 「近い」という感覚の違い
欧米富裕層の求めるラグジュアリー感を知るヒント
「体験型」がなぜ重要視されるのか
日本ではどうしても軽視されやすい、「なんちゃって感」
富裕層は日本とどんな世界の地域を比較しているのか?
海外の観光地はマーケティングをしている
富裕層はどんな情報を参考にしているか?
文化の違い、言語の違いは必ずしも問題にはならない
新幹線駅から車で1時間以内なら十分にチャンスがある
企業も行政もDMCも、すべてが協力してマネタイズを目指す

第4章 欧米富裕層を引きつけるマーケティング戦略入門

マーケティング的視点で考えてみよう
自分たちの頭で考えることの大切さ
自分たちの地域を「商品化」するという考え方を持つ
5つの分析手法を学ぼう
 ①3C分析
 ②STP分析
 ③4P(7P)分析
 ④4C分析
 ⑤SWOT分析
分析で見えてくる、日本の地域と欧米富裕層のすれ違い
 ▼ハブとしての宿泊施設の重要性を認識していない
 ▼文化の理解は想像以上に難しい
 ▼自然の理解は比較的易しい
戦略を作ったら「もまれる」ことが大切
マーケティング戦略、おすすめの入門書

第5章 実例で学ぶ富裕層インバウンドマーケティング

世界遺産があれば安泰? それぞれの地域の課題と戦略
 ▼事例①……飛驒高山
 ▼事例②……熊野古道(田辺市熊野ツーリズムビューロー)
 ▼事例③……石見銀山
今まさにポテンシャルを感じる取り組みとは?
 ▼事例④……富山市・岩瀬エリア
 ▼事例⑤……石川県・小松エリア
 ▼事例⑥……瀬戸内エリア
失敗に学べることもたくさんある
 ▼世界遺産になれば必ずインバウンド需要が生まれる?
 ▼濃厚な地縁や地域意識は、プラスにもマイナスにもなり得る
外部のアドバイスを上手に活用してほしい

おわりに  地域のためになるインバウンドを目指して





著者

野口貴裕(のぐち・たかひろ)
BOJ株式会社 代表取締役
カナダの高校、大学を卒業。ソニー株式会社に勤務していた際のアメリカ赴任も合わせて計12年間北米に在住。2014年にBOJ株式会社を創業。「まだまだ知られぬ本当の日本の美しさ」の伝道をミッションに欧米豪×富裕層旅行者に対してテーラーメイドで行程作成、送客手配を行う。観光庁や地方自治体、民間企業と連携し、各地で商品開発や販売支援、アドバイザリー業務を行い、地方への送客も精力的に取り組んでいる。また、ワークショップや国内外での講演活動の実績も豊富。
観光庁「地方における高付加価値なインバウンド観光地づくり事業」専門家
観光庁「歴史的資源を活用した観光まちづくり事業」専門家
東京観光財団「富裕層事業(TLA)」アドバイザー/沖縄県「富裕層事業」アドバイザー等を歴任

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