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宗教2世サバイバルガイド

ぼくたちが自分の人生を生きるためにできること

  • 紙版
  • 電子版

宗教2世サバイバルガイド

ぼくたちが自分の人生を生きるためにできること

書籍情報

  • 紙版
  • 電子版
  • 正木 伸城 著
  • 定価:1540円(本体1400円+税10%)
  • 発行年月:2023年06月
  • 判型/造本:A5並
  • 頁数:296
  • ISBN:9784478117941

内容紹介

親の信仰の影響で、自分らしく生きることを許されなかった宗教2世が、進学や就職、恋愛、結婚や子育てで自分らしい選択をできるようになるためのガイド本。これを読めば、あなたは生きづらさから解消される。

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

はじめに

1 教団の“ロイヤルファミリー”に生まれたぼくの人生遍歴

ぼくの名付け親は池田大作 / 創価大学へ進学、そして信仰に目覚める / 学会本部に就職、仕事や病気の悩みに直面 / 組織への違和感が募り、心が引き裂かれる / 急速に冷めていった信仰熱 / 好きなことで生きていく、いまの自分へ / 宗教2世の処世術をみなさんに伝えたい

2 こんなときどうしたら?宗教2世サバイバル

2・1 親子関係 編
Q 親に教えこまれてきた宗教儀式の習慣を大人になっても手放せません。
A 「信仰実践の入れ替え」で手放してみましょう。
Q 宗教がらみの“親の躾”にたいする恨みがいつまでたっても消えません。
A 「復讐目的の再設定」で、親への恨みを手放しましょう。
Q 宗教活動にのめりこむ親とわかり合えないのが悲しいです。
A 親に期待することをやめれば新しい一歩を踏みだせるでしょう。
Q 宗教から離れたいけど、親を悲しませたくない……。このジレンマはどうしたら?
A 他人の価値観で生きるのはやめよう。あなたの価値観を最優先していい!
Q 宗教が理由で親とぶつかり合う日々。和解するにはどうしたら?
A 互いの理解の懸け橋を生みだす3つのポイントを実践しよう。
  まとめ

2・2 恋愛、友人関係 編
Q 宗教を理由に学校でイジメを受けていて、とても苦しいです。
A ぼくは、6年間受けつづけたイジメを、「ブランディング」で切り抜けました。
Q 修学旅行で、宗教上の理由で神社参拝ができずに困っています。
A 「神社で拝んではいけません」という教えは「ネタ化」して乗り切ろう。
Q 教団の文化に、違和感を覚えるようになって苦しいです。
A 同調圧力に屈しないために、違和感の根っこを分析しよう。
Q 教団仲間の同調圧力に、負けてしまいそうで苦しいです。
A 「ネガティブ・ケイパビリティ」を友だち付き合いのなかで実践しよう。
Q 「恋人に布教をしろ」といわれて実践したら、振られてしまいました。
A 振られた悲しみを癒やし、気がまぎれることをして忘れて。
Q 時々、恋人や友人を布教対象として見てしまうことがあります。
A 相手を「手段」として見るのはとても失礼です。やめましょう。
  まとめ

2・3 進学、就職、転職 編
Q 大学進学について、親から介入を受けて困っています。
A ぼくは説得に負けたけれど、人生の大切な判断に妥協はいらない。
Q 進学や就職などを理由に、宗教から離れようとすると家族が大反対します。
A ぼくの場合は転職時、一歩も引かずに正面から親とむき合いました。
Q 信仰一辺倒の生活から脱出したけど、転職活動がうまくいかずにつらいです。
A 苦労はするけど、ギブに徹すればご縁で道が開けることもあります。
  まとめ

2・4 信仰活動 編
Q 教団の布教活動が、人に迷惑をかけているようで、やりたくありません。
A 自分がされたくないことは、人にもしないようにしましょう。
Q 教団の過度な成果主義に身も心も疲れ果ててしまいました。
A 過度な成果主義に疲れ果てたとしても、慣れてはいけません。
Q 教団の組織運営に、疑問をもつことが増えてきました。
A 信仰活動で、「知的に考える」ことをやめないでください。
Q 「アンチの声には耳を傾けるな」と教団から、いわれました。
A アンチの声を、自分のなかでうまく活かす方法もありますよ。
Q なんのために信仰をしているのかわからなくなり、つらいです。
A 思いきって信仰活動から離れましょう。ゆっくり休める状況をつくって。
Q 布教活動を頑張っていますが、なかなか自分の成長を実感できません。
A 上から目線で教えを説くのではなく相手から学ぶ姿勢を大切にしよう。
Q 布教活動という、一方的なコミュニケーションに疲れました。
A 人との対話で大切になる3つのポイントを実践してみよう。
Q 「成功は信仰のおかげ」、「失敗はあなたのせい」という考えかたに悲しくなります。
A そう考える人も、なかにはいます。そんな態度は反面教師にしよう。
  まとめ

2・5 信仰活動離脱後 編
Q 宗教から離れたあとも、教義が心身に染みついて離れません。
A 理論武装しつつ、時間をかけて離脱していこう。
Q 社会に出て、大失敗。猛烈に落ち込んだときはどうすればいい?
A 苦しいときは希望を捨てずに耐えて。自分を信じていれば大丈夫。
Q 心が折れそうになったとき、信仰なしで切り抜けられるか不安です。
A “メタ次元の自分”を通して自分を見れば、気もちがラクになります。
Q 過去の自分を思いだしては、自分がゆるせなくなります。
A ぼくは、利他を実践することで過去を恨む気もちを整理しました。
Q 自分が、ほんとうに信仰の世界から離脱できるか、不安になります。
A 焦らなくても大丈夫。アーレントの知恵を借りてみよう。
  まとめ

3 自分の人生を歩めるようになるまで

目の前の前提を疑ってみよう / 自分の頭で考える方法1 前提を客観的に把握する / 自分の頭で考える方法2 前提を疑って批判する / 自分の頭で考える方法3 新しい言葉で語り直してみる / それまで受けてきた“束縛”から自分を解放する / 自分の頭で考える基盤となる自信のつけかた / まずは、自分にやさしくすることから、はじめよう / あるがままの自分を受けいれてくれる相手と語らう / 「自分がほんとうにしたいこと」をやってみよう / 人・本・旅を通じてさまざまな価値観にふれる / 教団以外に自分の居場所をつくっていこう / 悲しみを共有できる友をつくろう

4 それでも、ぼくが創価学会を退会しないわけ

無理に教団から退会する必要はない / 宗教2世について発信するときに抱える葛藤 / 「宗教2世」を豊かに語れる社会を / あなたは、おかしくなんかない! / 宗教のために人間があるわけではない

5 対談 ジャーナリスト 江川紹子さん

  宗教が変わるだけでは、宗教2世問題は解決しない

オウム真理教事件で直面した2世問題 / オウム元信者の後悔—違和感を封じこめずに生きろ / 「自分の頭で考えること」でカルトにあらがう

謝辞

宗教2世の相談窓口

引用・参考文献




著者

正木 伸城 (まさき・のぶしろ)
文筆家、マーケター、フリーランス広報
数多くのメディアで発信をしながら、大手・中小企業などの事業支援を行う。
創価中学校、創価高等学校、創価大学工学部卒。2004年に創価学会本部職員となり、同会機関紙・聖教新聞の記者に。その後2017年に一般企業に転職、IT企業2社、人材ビジネス大手でマーケティングや広報を担当。2021年に独立し、現職。無類の読書好きで、読了歴は1万5000冊超。1981年東京都生まれ。本書が初の著書。

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