目次

プロローグ　30年間言い出せなかった、でも、必ず言っておきたかった話

１章　世界で一番大切にすべき人は、あなた自身だ ── 世の中と自分について

１　すべてを完璧になんて、できるわけがない
２　泣きたいときは声を上げて泣きなさい。涙の泉が枯れ果てるまで
３　思いっきり折った無駄骨が、あなたの個性になる
４ 「無条件の愛」なんて世の中にはない
５ 「自分を大切にする」とは「すべての感情を許す」こと
６　人に頼むのも、断るのも、ためらわなくていい
７　どんな逆境にも打ち勝つ力が、あなたには備わっている
８　人生の中心に自分を据えて、他者と共存する

２章　すべてうまくやろうと頑張りすぎない ── 仕事と人間関係について

９　いい職場がすべてを解決してくれるわけじゃない
10　安全な道こそ、実は一番危険な道かもしれない
11 「完璧な母親」なんか、目指さなくていい
12　この世で最も愚かな人間は、仕事を嫌々やっている人だ
13　内向的な性格は、無理に直そうとしなくていい
14　何もしなければ失敗はしないが、当然、成功もしない
15　本当に賢い人は、ちょっぴり頼りなく見える
16　人生の問題のほとんどは「ひとりだけの時間」が解決してくれる

３章　どんな人生でも恋は後回しにしないで ── 恋愛について

17　どんな人生を生きるにしても恋を後回しにしないで
18　別れの痛みが癒えないうちに、次の人との恋を始めないで
19　男性と付き合う前に自問すべき、ニーチェの質問
20　あなたが望まないなら、セックスをする必要はない
21　時が流れて変わっていく相手と自分を、ありのまま受け入れる
22　素の自分をさらけ出せる相手を選びなさい

４章　思い通りにならない気持ちは休ませて ── 感情について

23　自尊感情 ── あなたは愛される価値のある大切な存在だ
24　憂鬱 ── しばらく生きる速度を落として、自分と人生を振り返る時間を持つ
25　不安 ── 今が不安なのは、人生がうまくいっている証拠だ
26　嫉妬心 ── 自分に足りないものを認め、手に入れるための刺激にする
27　疲労 ──「できれば上等、できなくても結構」の精神で受け流す
28　怒り ── あわてずにゆっくりと深呼吸するだけで十分
29　独立 ── 親元を離れ、大人として生きていくあなたへ

５章　あせらず、じっくり、熱く生きる ── 人生について

30　もう親のせいにしながら生きるのはやめて
31　人生最後の日の後悔を減らすには、自分について悩みぬくこと
32　いくらSNSを眺めても寂しさを埋めることなんてできない
33　どんなに忙しく、遠く離れても、友達を大切にして生きなさい
34　お金に対する哲学を持たなければ、お金に泣かされる日がくる
35　歳を取るごとにますます美しくなっていくあなたに会いたい
36　人生の根っこを極太にする本気の学びとは
37　人生なんて大したことない。楽しんで生きなさいよ

エピローグ

訳者あとがき

著者

ハン・ソンヒ
韓国の精神分析家、児童精神科医師。イハン精神健康医学科医院院長。高麗大学校医科大学大学院にて医学博士を取得し、国立精神科病院（現国立精神健康センター）にて20年以上患者の治療に当たる。米カリフォルニア大学ロサンゼルス校（UCLA）医学部客員教授、韓国精神分析学会会長を歴任したほか、高麗大学校と成均館大学校医科大学でも教壇に立つ。著書に『いつの間にか40歳になった娘へ』（未邦訳）などがある。

訳者

岡崎暢子（おかざき・のぶこ）
韓日翻訳・編集者。出版社をはじめ各種メディアで韓日翻訳に携わる。訳書に『あやうく一生懸命生きるところだった』『人生は「気分」が10割』『どうかご自愛ください』（以上、ダイヤモンド社）、『頑張りすぎずに、気楽に』（ワニブックス）、『僕だって、大丈夫じゃない』（キネマ旬報社）など。編集書に『小学生が知っておきたいからだの話（男の子編／女の子編）』（アルク）など。