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デジタル変革と学習する組織

「顧客価値リ・インベンション戦略」を実践する組織と人財

  • 紙版
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デジタル変革と学習する組織

「顧客価値リ・インベンション戦略」を実践する組織と人財

書籍情報

  • 紙版
  • 電子版
  • 山口重樹 著
  • 定価:2420円(本体2200円+税10%)
  • 発行年月:2021年12月
  • 判型/造本:46上
  • 頁数:240
  • ISBN:9784478114766

内容紹介

全社のデジタル変革は顧客価値の再創造から始まる!
デジタルは既存ビジネスの効率化と新しい事業立地の探索を実現するが、それを混同して進めると中途半端な成果しか生まない。デジタルプロジェクトを顧客価値を再創造する「特区」として専門化し、人財とマネジメントの両面から成功する戦略を示すとともに、そこで得たスキルや手法、風土といったものを全社の変革に活かすための方法を示す。

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

はじめに 「学習する組織」づくりを、デジタル変革で加速する

第1章 大企業のデジタル変革は、なぜ思うように進まないのか

多くの企業が直面する「デジタル化の課題」
「足し算のデジタル」と「掛け算のデジタル」を両立させる
新旧組織の断絶が、大企業のデジタル変革をはばむ
先進企業に学ぶ「アジャイルビジネス組織」のあり方
独立させるだけではうまくいかない

第2章 デジタル変革の前提として知っておくべきこと

人間の能力を拡張し、制約から解放するCCAC
CCACシステムによるビジネスの最適化
 COLUMN IoTデバイス拡大の先に見える「デジタルツイン」の可能性
デジタルが創り出す新たな経済原理
 COLUMN 各インダストリーに広がるデジタルインパクト

第3章 顧客価値リ・インベンション戦略を実践する

デジタル変革プロジェクト
アジャイルビジネス組織にふさわしいマネジメント
3つのフェーズで、独立と連携のバランスを取る
「顧客価値リ・インベンション戦略」の5つのステップ
デジタル変革を実現するためのシステムアーキテクチャ
顧客価値の再創造という視点が「最適な独立」を生み出す
 COLUMN 欧州の通信キャリアのシステムアーキテクチャ事例
 COLUMN レガシーシステムのモダナイゼーション手法

第4章 アジャイルビジネス組織の実践 NTTデータのアジャイルビジネス組織〈Digital CAFISプロジェクト〉

INTERVIEW 「人財」と「サイエンス」を原動力に価値創造型のカルチャーで変革を牽引していく
 ITサービス・ペイメント事業本部カード&ペイメント事業部長 栗原正憲
 デジタルペイメント開発室長 神保良弘
立ち上げの経緯 大きな環境変化を背景に、プロジェクトが始動
プロジェクトの現状 アジャイルビジネスを通じて得られた3つのケイパビリティ
デジタル組織のマネジメント 新旧組織が「分離しつつ共存」することの重要性
人材育成の視点 データ活用で実現する、フラットなマネジメント
全社展開に向けて リーダー人財の育成と「サイエンス」の確立がカギ
実践の事例の着目点 ── 独立型プロジェクトの運営の実際

第5章 デジタル変革を成功させるために必要な人財

アジャイルビジネス組織に必要なデジタル人財
デジタル人財とIT人財はどう違うか
社内でデジタル人財を育成するためのプログラム
デジタル変革プロジェクトを推進するリーダーの役割
デジタル時代の新しいリーダーへ ── リ・インベンションリーダーの育成
マネジメントサイクルは、PDCAからHYPERへ

第6章 デジタル変革を全社に広げるために

「人」を軸に、プロジェクトを増殖させる
デジタル変革プロジェクトのノウハウを最大化する
ハイブリッドマネジメントのための経営者の役割
デジタル改革で、組織は「学習する組織」に進化する
デジタル技術が、「学習する組織」の高度化を加速する
 COLUMN ビール・ゲームで学ぶ「システム思考」

対談 ピーター・センゲ×山口重樹 デジタル技術と信頼で「学習する組織」を加速する

 マサチューセッツ工科大学(MIT)上級講師 ピーター・センゲ
テクノロジーが進化すれば人間も進化しなければならない
テクノロジーを前向きに進化させる「信頼」の力
デジタル時代にこそ求められる「5つのディシプリン」
デジタルが情報を民主化し企業や社会を進化させていく
のびのびと力を発揮できる「コンパッション」の場をつくる

おわりに 信頼できるデジタル社会を目指して





著者

山口重樹(やまぐち・しげき)
NTTデータ代表取締役副社長執行役員。公共・社会基盤分野担当、中国・APAC分野担当、ソーシャルデザイン担当。
1961年兵庫県生まれ。1984年一橋大学経済学部卒業、同年日本電信電話公社入社。製造業、小売・流通・サービス業でのシステム開発、新規事業創出に従事し、特にコンサルティング、ERP、Eコマース、オムニチャネル、ペイメントの拡大に注力。近年は中国・APAC地域での事業拡大、デジタルソサイエティーの実現に向けた取り組みも推進。2013年執行役員法人コンサルティング&マーケティング本部長、2016年常務執行役員ITサービス・ペイメント事業本部長、2017年取締役常務執行役員を経て、2018年6月より現職。著書に『デジタルエコノミーと経営の未来』(三品和広教授と共著(東洋経済新報社、2019年)、『信頼とデジタル』がある。(三品和広教授と共著(ダイヤモンド社、2020)


第3章執筆協力

菊山直也(きくやま・なおや)
NTTデータ コンサルティング&ソリューション事業本部 コンサルティング事業部長。
1971年千葉県生まれ。1996年 国際基督教大学卒業、同年NTTデータ通信(現NTTデータ)入社。コンサルタントとして、IT戦略・グランドデザイン、IT組織・マネジメント整備、人材育成、業務改革、システム基本構想・要件定義、新規サービス創出などの案件を数多くリード。エネルギー・ユーティリティを中心に、製造業から小売業まで幅広く経験。近年はデザイン、データ活用、テクノロジなどを掛け合わせたアプローチによる業際DXでのビジネスデザインなども推進。2020年7月より現職。

新田龍(にった・りょう)
NTTデータ コンサルティング&ソリューション事業本部 コンサルティング事業部 ソリューションコンサルティング統括部長。
1977年広島県生まれ。2000年東京大学法学部卒業、同年NTTデータ入社。官公庁向けシステム開発に従事した後、米国赴任を契機に約14年にわたり、製造業をはじめ多様な業種でのデータ分析・活用のコンサルティングやデータ分析基盤の導入、テクノロジー企業とのパートナーシップ拡大に従事。2021年4月より現職。

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