目次

● ある女性の告白

はじめに　「感情的な私」をうまく飼いならす方法

●「メンヘラっぽいとき」は誰にでもある
● ちょっと病んでる人たちは「６人に１人」
● ネガティブ思考は「悪いこと」じゃない
● 思春期の「考え方のクセ」を書き換える
●「すべてガチャ」の嘘
● 運命を「選択」で乗り越えよう
● 親から切り離された道
●「人間関係リセット症候群」というクセ

第１章　頭のなかが「メンヘラなとき」をとらえる

●「自分の目」が曇るときは誰にでもある
● メンヘラなときをどうして克服できるのか？
　❶ すぐ人を嫌いになる（二極型）
　❷ 何かを好きになりすぎる（依存型）
　❸ 何もかもがむなしくなる（空虚型）
　❹ 自信がなくなる（自己同一型）
　❺ イライラが止まらなくなる（爆発型）
　❻ すべてがどうでもよくなる（自己破壊型）
●「理性的な私」と「感情的な私」を分けるたった１つの方法

第２章　「理性的な私」を育てる方法

● どうすれば、「感情的な私」を乗りこなせるのか
●「理性的な私」に「〇〇」を足せばいい
　ステップ１「目隠し」を外す
　ステップ２「犯人さがし」をしておく
　ステップ３「ジンクスの魔法」を使う
　ステップ４「ひも付け」をする

第３章　「メンヘラなとき」を脱した６人の話

●「実例」を知ることで、あなたも実践できる
● 自分でもあきれるくらい極端な性格 ──「二極型な私」の場合
● やめたくてもやめられない ──「依存型な私」の場合
● 心が空っぽで楽しくない ──「空虚型な私」の場合
● 自分らしさがわからない ──「自己同一型な私」の場合
● 自分へのイライラが止まらなくなる ──「爆発型な私」の場合
● 人間関係リセット症候群かもしれない ──「自己破壊型な私」の場合

第４章　手ごわい「感情的な私」の対処法

● それでもネガティブを強化してしまう、あなたへ
●「私はこういう人間だ」という強い思い込みの末路
●「苦手意識」と向き合うために、やっておくこと
●「感情を殺す」と「感情のコントロール」は違うこと
● 自分がとった行動に「罪悪感」があるのは、なぜか
● さあ、ネガティブを書き換えよう

第５章　これからもメンタルを「ずっと安定させる」ための知恵

● これからもメンタルが「ずっと安定」するために
● ストレス対処を「テコの原理」として考えよう
● メンタルを安定させる３つのアプローチ
●「力点」を支えてくれるパートナーの存在
●「支点」をどうやって動かせばいいのか
● どうすれば「作用点」にかかる力を弱くできるか

● おわりに

著者

精神科医いっちー
本名：一林大基（いちばやし・たいき）
世界初のバーチャル精神科医として活動する精神科医。
1987年生まれ。昭和大学附属烏山病院精神科救急病棟にて勤務、論文を多数執筆する。SNSで情報発信をおこないながら「質問箱」にて１万件を超える質問に答え、総フォロワー数は６万人を超える。「少し病んでいるけれど誰にも相談できない」という悩みをメインに、特にSNSをよく利用する多感な時期の10〜20代の若者への情報発信と支援をおこなうことで、多くの反響を得ている。「AERA」などの取材に協力し、NHKの番組にも出演した。