マザーツリー
森に隠された「知性」をめぐる冒険
マザーツリー
森に隠された「知性」をめぐる冒険
書籍情報
- スザンヌ・シマード 著/三木 直子 訳
- 定価:2420円(本体2200円+税10%)
- 発行年月:2023年01月
- 判型/造本:46並
- 頁数:592
- ISBN:9784478107003
内容紹介
30年以上にわたり樹木たちのコミュニケーションを可能にする「菌根ネットワーク」を研究してきた森林生態学者が明かす! 木々をつなぐハブとなり、次世代を育む「マザーツリー」の驚くべき機能とは? 気候変動が注目されるいま、自然のなかの「秘められた知性」に耳を傾ける一冊!
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目次
はじめに ── 母なる木とのつながり
1 森のなかの幽霊
2 人力で木を伐る
3 日照り
4 木の上で
5 土を殺す
6 ハンノキの湿原
7 喧嘩
8 放射能
9 お互いさま
10 石に絵を描く
11 ミス・シラカバ
12 片道9時間
13 コア・サンプリング
14 誕生日
15 バトンを渡す
おわりに ── 森よ永遠なれ!
謝辞
訳者あとがき
参考文献
索引
著者
スザンヌ・シマード(Suzanne Simard)
カナダの森林生態学者。ブリティッシュコロンビア大学 森林学部 教授。
カナダ・ブリティッシュコロンビア州生まれ。森林の伐採に代々従事してきた家庭で育ち、幼いころから木々や自然に親しむ。大学卒業後、森林局の造林研究員として勤務、従来の森林管理の手法に疑問を持ち、研究の道へ。木々が地中の菌類ネットワークを介してつながり合い、互いを認識し、栄養を送り合っていることを科学的に証明してみせた彼女の先駆的研究は、世界中の森林生態学に多大な影響を与え、その論文は数千回以上も引用されている。研究成果を一般向けに語ったTEDトーク「森で交わされる木々の会話(How trees talk to each other)」も大きな話題を呼んだ。本書が初の著書となる。
訳者
三木直子(Miki Naoko)
東京生まれ。国際基督教大学卒業。広告代理店勤務を経て二〇〇五年より出版翻訳家。訳書に『植物と叡智の守り人』『食卓を変えた植物学者』(以上、築地書館)、『CBDのすべて』(晶文社)ほか多数。埼玉とアメリカ・ワシントン州在住。
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