名画の読み方
世界のビジネスエリートが身につける教養
名画の読み方
世界のビジネスエリートが身につける教養
書籍情報
- 木村 泰司 著
- 定価:1870円(本体1700円+税10%)
- 発行年月:2018年10月
- 判型/造本:46並製
- 頁数:268
- ISBN:978-4-478-10676-1
内容紹介
展覧会の見方が変わる! フルカラーで100点以上の絵画を掲載! 「宗教画で頻繁に描かれる聖書の主題」「知的エリートだけが読めた寓意画の鑑賞法」「なぜ、モナリザの肖像は斜め前を向いているのか?」「静物画の原点シンボリズムとは?」など、 ジャンル別に知っておきたい、絵画鑑賞の基礎知識を解説します。
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目次
はじめに
第1章 宗教画 ── 絵画で読み解くキリスト教の世界
「目で読む聖書」としての宗教美術の発展
キリスト教にとっての「旧約聖書」とは?
絵画に描かれるキリストの誕生と奇跡
多様化する「聖母」の描かれ方
描かれる聖人たちとアトリビュート
天使とクピド(キューピッド)の違い
「礼拝用」から「芸術」としての宗教画へ
第2章 神話画・寓意画 ── 知的エリートたちが求めた古代の神々
ルネサンスと古代の神々の復権
十二神とそれぞれのアトリビュート
知的エリートだけが読み取れる「寓意画」の発展
ルーベンスが描いた寓意画の超大作
「メメント・モリ」のメッセージ
広がる歴史画の解釈
第3章 肖像画 ── 描かれる高貴な人々
古代から存在していた肖像文化
なぜ、「モナ・リザ」は斜め前を向いているのか?
肖像画のお決まり事
神話の神々に扮装した貴人たち
「集団肖像画」の発展
イギリスの絵画事情とグランド・マナー
「自画像」から読み解く画家たちのメッセージ
第4章 風俗画 ── 何気ない日常に込められたメッセージ
受け継がれるネーデルラント絵画の系譜
オランダで発展した「戒め」の絵画
各地で描かれる風俗画と巨匠たち
エレガント版風俗画の誕生
市民社会の到来と新たな風俗画
第5章 風景画 ── 単なる「背景」からの脱却
背景としての「風景」
風景画の古典となったクロード・ロラン
風景画から生まれた英国式庭園
オランダ独立で生まれた純粋な風景画
都市景観図とカプリッチョ
引き継がれるロランの伝統
第6章 静物画 ── 身近な静物とシンボリズム
静物画の原点「シンボリズム」の発展
静物画の確立とヴァニタスの流行
スペインの静物画「ボデゴン」
フランス絵画らしい秩序ある静物画
終章
掲載絵画一覧
著者
木村泰司(きむら・たいじ)
西洋美術史家。1966年生まれ。カリフォルニア大学バークレー校で美術史学士号を取得後、ロンドンのサザビーズ美術教養講座にて、Works of Art修了。エンターテインメントとしての西洋美術史を目指し、講演会やセミナー、執筆、メディア出演などで活躍。その軽妙な語り口で多くのファンを魅了している。『名画は嘘をつく』シリーズ(大和書房)、『世界のビジネスエリートが身につける教養「西洋美術史」』(ダイヤモンド社)、『人騒がせな名画たち』(マガジンハウス)ほか著書多数。
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