なぜ、あの人の文章は感じがいいのか?
編集者が10年かけて見つけた「文章で損しない技術」

なぜ、あの人の文章は感じがいいのか?
編集者が10年かけて見つけた「文章で損しない技術」
書籍情報
- 庄子錬 著
- 定価:1760円(本体1600円+税10%)
- 発行年月:2025年04月 [予約受付中]
- 判型/造本:46並
- 頁数:368
- ISBN:9784478121917
内容紹介
10秒で「印象」が変わる!1000人調査からわかった書くのがうまい人の共通点。国語が苦手だったベストセラー編集者の文章教室
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目次
はじめに ギャルでも会計士でも「感じのいい文章」の本質は同じ
この本の使い方
第1部 「気持ちが通じる文章」はこの3つでできている
文章で100点をめざすな
1000人調査でわかった「ストレスを感じる文章」の正体
気持ちが通じる文章=スキル+人柄+察する力
第2部 「読みやすさ」が向上する4つの基礎スキル
スキル1 ムダを削る技術 「長くなりがち問題」の8割はこれで解決!
無意識に使いがちな「ムダ言葉」8選
文章のぜい肉は「3つの視点」で削ぎ落とす!
①「ねじれ」と「順番」を整える
②「ダブり文」を削る
③「プロデューサー視点」で取捨選択する
スキル2 見やすくする技術 第一印象で「読みやすい」と感じさせる文章の共通点
文章の「見た目」をよくする5つのスタイリング術
余白で魅せる
情報を整理する
メリハリをつける
アクセントを効かせる
やわらかい印象をアップ
スキル3 構成をつくる技術 最後まで飽きずに読める文章はここが違う!
3分でわかる「構成」の基本
① 序論・本論・結論(序破急)
② 起承転結
③ PREP法
「コンパス片手に冒険できる構成」のつくり方
①「2W2O」を言語化する
② 切り口を決める
③ 見出し候補を出して並び替える
④ 全体の流れを3回リピートする
編集者が大切にする「キャッチーな構成」4つのコツ
① 導入はとことん短く
②「つかみ」にこだわる
③ 見出しの数を多くする
④「接点」をたくさんつくる
スキル4 正しく書く技術 日本語として正しく、誤字脱字をなくす!
ついつい使いがちな「二重表現」16選
仕事でもSNSでもよく見かける「間違えやすい日本語」
「誤字脱字ゼロの人」が意識しているポイントとは?
世にも恐ろしい誤植
とくに注意したい「誤字脱字の3パターン」
誤字脱字を減らす4つのヒント
10秒で印象がよくなる書き方のコツ まとめ1
第3部 「なぜか印象のいい人」が無意識に書いていること
人柄とは「やる気」「頑張り」である
「印象がいい」とはなんなのか?
「キョロキョロ」は学びを加速させる
「キョロキョロ感」を出すときの基本的な考え方
「キョロキョロ感」を適度に出す4つのコツ
① 謙虚さと自信のバランスをとる
②「文末表現」を使い分ける
③「…」を使う
④「質問」や「確認」の際に一言入れる
めざせ! キョロキョロマスター
「印象がよくない文章」はなぜ生まれるのか?
「なぜか感じのいい人」がメールの最後に書く一言
見逃されがちな「締めくくり」の存在
「プラスアルファ」するくらいが、ちょうどいい
センスがある人の「締めくくり」の技術
営業や社内調整で役立つ! 「クッション枕詞」の使い方
質問するときに使えるクッション枕詞
提案するときに使えるクッション枕詞
議論の方向性を変えたいときのクッション枕詞
印象がいい「依頼文」に共通する5つのポイント
①「理由」と「限定」を組み合わせる
②「感謝→依頼→感謝」のリズムをつくる
③「でも」を「すみませんが」に変える
④「あなただから」を強調する
⑤ 最後は「選択権」を示す
「ほめ上手な人」がメールやSNSで書いていること
相手を不快にさせない「断り方」のコツ
「断らなければならない状況」をつくらない
印象が悪くならない「断る技術」3選
察してさんには「悪文シェア作戦」
ほかの人の文章から「気づき」を得てもらう
「自慢さん」は変えられるのか?
本当に頭がいい人の文章からにじみ出る「知的正直さ」とは?
知的正直な人が文章で表現する3つのこと
10秒で印象がよくなる書き方のコツ まとめ2
第4部 文脈を読んで言語化する「察する力」の高め方
「察する力」が高い人ほど文章がわかりやすい
既読スルーとスタンプは悪なのか?
「言語化」と「読解力」ブームが起こった理由
日本人の読解力は低下している!?
「察する力」を機能させる2つのポイント
コミュニケーションには「先行投資」が必要
職場では「おせっかいさん」が求められている
思わず読みたくなる「タイトル」の思考法
とはいえ「定型」はやっぱり便利
定型を進化させるなら「自分ごと・あなたごと・社会ごと」
たった1文字でも印象はガラッと変わる
わかりあえないと思ったほうが「通じる」
明らめつつも諦める
「居着かないこと」が文章の印象をよくする
おわりに
参考・引用文献
本書で紹介した1000人調査について
著者
庄子 錬(しょうじ・れん)
1988年東京都生まれ。編集者。経営者専門の出版プロデューサー。株式会社エニーソウル代表取締役。手がけた本は200冊以上、『バナナの魅力を100文字で伝えてください』(22万部)など10万部以上のベストセラーを多数担当。編集プロダクションでのギャル誌編集からキャリアをスタート。その後、出版社2社で書籍編集に従事したのち、PwC Japan合同会社に転じてコンテンツマーケティングを担当。2024年に独立。NewsPicksとnoteで文章術をテーマに発信し、NewsPicksでは「2024年、読者から最も支持を集めたトピックス記事」第1位、noteでは「今年、編集部で話題になった記事10選」に選ばれた。企業向けのライティング・編集研修も手がける。趣味はジャズ・ブルーズギター、海外旅行(40カ国)、バスケットボール観戦。