目次

はじめに　「１秒たりとも、飽きないで観てもらいたい」

第１章　１秒でつかむ　「見たことないおもしろさ」の作り方

１　新ジャンル開発力　「最も根本的な価値」を否定する
２　千利休式「引き算」力　「一番伝えたい価値」だけ残す
３　親鸞式「ネガティブLOVE」力　「ウザい」の魅力を引き出す
４　バランス崩壊力　「金がない」は武器になる
５　1.5倍力　１つ技術を極めればスベらない
６　「１年＝15か月」力　「730時間」確保する時間術
７　限界突破力　「圧倒的な量」が心を動かす
８　全部ひとり力　「分業」をやめると差別化できる
９　ルーティン本気力　神は「細部にしか」宿らない

第２章　コンテンツの魅力を引き出すためになぜ「ストーリー」が必要なのか？

10　「心の可視化」力　「見えてるもの」から「見えない魅力」を引き出す
11　自分「取調べ」力　「伝わらない壁」は自分の中にある
12　超・具体化力　「固有名詞」と「数字」が感情を呼び起こす

第３章　より多くの人にストーリーの魅力を伝える技術

13　「は？」を消す力　「わかりにくさ」をなくす方法
14　めんどくさい撲滅力　マーケットを広げる「徹底的な快適さ」
15　360度注視力　わざわざ「アンチ」を作らない

第４章　１秒も離さず常に興味を持ってもらう12の技術

16　すべては「設定力」　冒頭編【１秒でつかむ】①一気に引き込む４つの設定
17　価値観が逆転する「目線力」　冒頭編【１秒でつかむ】②「興味ない」を「おもしろい」に変える魔法
18　タイムマシン編集力　冒頭編【１秒でつかむ】③逆から「因果関係」を作る
19　「矛盾する本能」解決力　冒頭編【１秒でつかむ】④「安心感」と「新規性」を両立させる方法
20　記憶掘り起こし力　冒頭編【１秒でつかむ】⑤「懐かしさ」で惹きつける

持続編　「裏切り」「笑い」「伏線」「疑問」「振り幅」１秒も飽きさせない「５つの神器」

21　うんこ漏らす力　持続編【１秒も飽きさせない】①予定調和を裏切り続ける
22　「笑い」を作る力　持続編【１秒も飽きさせない】②「難しい」を「楽しい」に変える13の技術
23　チェーホフの銃力　持続編【１秒も飽きさせない】③すべての要素に「意味」を持たせる
24　快適ひっぱり力　持続編【１秒も飽きさせない】④常に「なんだろう？」と思わせる
25　時空を超える力　持続編【１秒も飽きさせない】⑤「振り幅」を最大限に広げる

ラスト編　１秒も「ムダではなかった」と思ってもらうために

26　サウナ力　ラスト編【１秒もムダじゃなかった】①「原因の体験」で没入
27　東野圭吾力　ラスト編【１秒もムダじゃなかった】②「なぜ？」で犯人さえ好きになる

第５章　人の心に突き刺さる「深さ」の作り方

28　マルチターゲット力　「広さ」と「深さ」を両立させる裏技
29　自分の欲望肯定力　「ほどよく狂う」が人を惹きつける
30　不幸LOVE力　逆境、楽しんだもん勝ち説
31　テレ東力　「制約」と「批判」を愛して、力に変える
32　３つの「崩す力」　この本を閉じたあとの、「使い方」について

おわりに

著者

高橋弘樹（たかはし・ひろき）
1981年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。2005年テレビ東京入社。入社以来13年、制作局でドキュメント・バラエティーなどを制作する。
プロデューサー・演出を担当する『家、ついて行ってイイですか？』では、ひたすら「市井の人」を取り上げ、これまでに600人以上の全くの一般人の「人生ドラマ」を描き続ける。これまでに『吉木りさに怒られたい』『ジョージ・ポットマンの平成史』『パシれ！秘境ヘリコプター』などでプロデューサー・演出を、『TVチャンピオン』『空から日本を見てみよう』『世界ナゼそこに？日本人』『所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ！』などでディレクターを務める。
カメラマン、脚本、編集も兼任し、書いた脚本は約2000ページ、ロケ本数300回以上、編集500本以上。ネット配信連動番組『「人生を諦める技術」講座』、PR連動の電通Friend-Ship Project『嫌いな人を好きになる方法』、SNS連動番組『大正生まれだけど質問ある？』、ドラマ『文豪の食彩』（文化庁芸術祭参加作品）などで、脚本・演出・プロデューサーを担当する。著書に『ＴＶディレクターの演出術』（筑摩書房）、『敗者の読書術』（主婦の友社）などがある。