プレゼン資料の図解化大全
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プレゼン資料の図解化大全
書籍情報
- 前田 鎌利 著/堀口 友恵 著
- 定価:1980円(本体1800円+税10%)
- 発行年月:2025年02月
- 判型/造本:A5並
- 頁数:200
- ISBN:9784478118337
内容紹介
プレゼンは「図解スライド」で9割決まる!「込み入った内容」をダラダラ言葉でプレゼンするから「却下」される。「瑣末な情報」を捨て、「最重要な情報」だけをピックアップ。それを、シンプルな「図解スライド」にするだけで反応は激変する。プロフェッショナルが教える「図解化スキル」のすべて!
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目次
はじめに プレゼン資料は「見せる」ものである
第1章 プレゼン資料図解化の「思考法」
Lesson 1 “込み入ったこと”をシンプルに伝える技術
▶「面倒くさいプレゼン」はNG
▶プレゼン資料は「見せる」ものである
▶図解で「差別化ポイント」が一瞬でわかる
▶いきなり「図解化」に取り掛かってはいけない
▶「資料づくり」に時間をかけてはいけない
Lesson 2 「シンプル&ロジカル」なプレゼン資料のつくり方
▶「3分プレゼン」で説明は終わらせる
▶プレゼン資料は「5〜9枚」に絞り込む
▶ビジネス・プレゼンに必要なたった一つの「ロジック展開」
▶「シンプル&ロジカル」を生み出す2原則
Lesson 3 プレゼンする内容を「分解・整理」する
▶「ブレスト・シート」に書き出してみる
▶「課題」「原因」「解決策」「効果」に分解する
▶プレゼン資料に盛り込む「情報」を精査する
Lesson 4 「本質」を見極めたうえで、スライドをデザインする
▶スライドのプロットを並べてみる
▶プロットを眺めながら「ブラッシュアップ」をする
▶スライドの「デザイン・イメージ」を見極める
▶「図解スライド」を1枚ずつつくり込む
第2章 「図解の基本」をマスターする
Lesson 5 ビジネス・プレゼンに必要な「8つの図解」
▶「図解化」のイメージをどうつくるか?
▶「パターンに当てはめる」のが正解
Lesson 6 「ボックス化」で関係性を表現する
▶対比するときは「箇条書き」より「ボックス化」
▶「記号+キーワード」で無限のバリエーション
▶「組み合わせ」で複雑な話もスッキリ説明できる
Lesson 7 「フローチャート」で“流れ”を表現する
▶「時系列」や「手順」はフローチャートで示す
▶「左から右」に流すほうが“表現力”がアップする
▶文字情報が多い場合は「上から下」に流す
Lesson 8 「サイクル型」で循環するプロセスを表現する
▶「サイクル型」は“時計回り”に並べる
▶要素を細分化しすぎるとわかりにくくなる
Lesson 9 「サテライト型」は3つに絞る
▶「サテライト型」と「ベン図」
▶伝える内容はなるべく「3つ」に絞る
▶「3つのポイント」を連打して記憶に刻む
Lesson 10 「ツリー型」で“網羅性”を伝える
▶全体の中での「位置付け」を明示する
▶ロジックツリーで「問題の原因」を分解・特定する
Lesson 11 「マトリックス型」でポジショニングを表現する
▶ビジネス・プレゼンで頻出する「マトリックス型」
▶「ポジショニング」と「比較優位性」で表現方法は異なる
▶「縦軸/横軸」の設定が重要である
Lesson 12 「グラフ」のわかりやすさがプレゼンを決定づける
▶絶対マスターすべき「3つのグラフ」
▶直観的にわかる「グラフ」に加工する
Lesson 13 「表」で意思決定を促す
▶「一覧性」と「比較」という2つの目的
▶見せたい部分を「強調」する
▶「選択肢」を提示したほうが“採択率”は上がる
▶「比較」するときは、「横」に並べる
Column1 スケジュールは「ガントチャート」で表現する
第3章 図解ノウハウ❶ 「なるほど」を生み出す技術
Lesson 14 実は「キーメッセージ」が最も重要
▶図解とメッセージは「左右」に置くのがベスト
▶「キーメッセージ」のない図解スライドはわかりにくい
▶「キーメッセージ」によって図解のつくり方が変わる
▶「13文字」以内で“強い言葉”をつくる
▶キーメッセージで「すべてを説明」しない
▶フォントは「これ」に決める
Lesson 15 図解は「左」、キーメッセージは「右」
▶理解しやすいスライドの「秘密」
▶「上下」に置く場合は、キーメッセージが上
▶「画像」も左に置くのが基本
Lesson 16 「13文字」「40文字」「105文字」の原則
▶「13文字+40文字」という組み合わせもOK
▶1枚のスライドで「105文字」を上限とする
▶論理・因果は「▼」で表現する
▶文字量が多いときは「ボックス化」で整理する
Lesson 17 わかりやすいスライドの「色」の法則
▶1枚のスライドで「3色まで」が基本
▶色数を増やすときには「同系色」を使う
▶「青」と「赤」を使い分ける
▶「コーポレート・カラー」を使う
▶「カラーパレット」を設定する
Lesson 18 スライドのわかりやすさは「余白」で決まる
▶「余白」がないと極端に見づらくなる
▶「白抜き文字」はキーワードのみ
▶フォントサイズは「図形エリアの40〜70%」に収める
Lesson 19 図解スライドは「揃える」を意識する
▶「位置」「長さ」「フォント」などを揃える
▶複数の「図形」をなるべく併用しない
▶「吹き出し」「爆弾」は使用しない
▶「角丸のボックス」を使うときの注意点
Column2 罫線は「0.75〜2p」の太さを基本とする
第4章 図解ノウハウ❷ パワースライドをつくる
Lesson 20 「10秒」でわかるグラフ・スライドのつくり方
▶「1スライド=1グラフ」の法則
▶「グラフの増減」を強調する方法
Lesson 21 「数字」を強調してパワースライドにする
▶「見せたい部分」を大きく目立たせる
▶円グラフは「ワンカラー効果」で印象づける
▶「見せたい数字」は円グラフの外に出す
▶「見せたい折れ線」を極太にする
Column3 「横棒グラフ」は限定的に使用する
Column4 「積み上げ棒グラフ」の見せ方
Lesson 22 「ピクトグラム」は組み合わせて使う
▶ビジネス・プレゼンで「イラスト」はNG
▶「文字+ピクトグラム」でわかりやすくなる
▶ピクトグラムを「組み合わせる」技術
Lesson 23 「アニメーション」で図解をスマートに見せる
▶「シンプルな機能」だけを使用する
▶相手の「目線」を誘導する
▶「変形」「マジックムーブ」を効果的に使う
Lesson 24 1枚ずつ「伝えるべき本質」を見極める
▶「1スライド=1メッセージ」に徹する
▶混在している要素を「分解」して、ひとつずつ伝える
第5章 Before&Afterで学ぶ わかりやすい図解のつくり方
Lesson 25 Before/After❶ 無意識的なイメージに沿った「図形」にする
▶「循環=円」という無意識的なイメージ
▶社外プレゼンでは「自社ロゴ」を打ち出す
▶「スライドを分割」して、さらにわかりやすくする
Lesson 26 Before/After❷ 最も重要な「構図」をシンプルに見せる
▶なぜ、「ピン!」とこないスライドになるのか?
▶「関係性」は矢印で表現したほうがよい
▶ボックス内を「40文字」に近づける
▶最も重要な「構図」を最初に見せておく
Lesson 27 Before/After❸ 「SmartArt」を使わず、自由にスライドをつくる
▶スライド・デザインの「自由」が失われる
▶情報が「ビジー」になりすぎないように工夫する
▶「グラフ・表」だけを大きく見せる
Lesson 28 Before/After❹ 「アイコン」や「矢印」もなるべく揃える
▶込み入ったサービスは「図解」で説明する
▶アイコンのテイストも「揃える」
▶矢印にあまり「意味」をもたせない
Lesson 29 Before/After❺ 「ツリー型」で情報を整理する
▶「箇条書き」をズラズラ並べない
▶フォントが小さくなる「要因」をつぶす
▶ロジックツリーで「要素分解」する
▶具体的な「ネクストステップ」を明示する
Lesson 30 Before/After❻ 「シンプルな図解」でも、わかりにくければ意味がない
▶相手の「知識レベル」に合わせる
▶やや複雑でも、「伝わる」ことに意味がある
▶抽象的な概念を「図解」で説明する
▶スライドを増やしてもかまわない
あとがき
著者
前田鎌利(まえだ・かまり)
1973年生まれ。ソフトバンクモバイルなどで 17 年にわたり移動体通信事業に従事。ソフトバンクアカデミア第一期生に選考され、プレゼンテーションにおいて第一位を獲得する。孫正義社長に直接プレゼンして幾多の事業提案を承認されたほか、孫社長のプレゼン資料づくりも数多く担当。2013年12月にソフトバンクを退社、株式会社固を設立して、プレゼンテーションクリエイターとして独立。2000社を超える企業で、プレゼンテーション研修やコンサルティングを実施。ビジネス・プレゼンの第一人者として活躍中。著書に『【完全版】社内プレゼンの資料作成術』『プレゼン資料のデザイン図鑑』『パワーポイント最速仕事術』(すべてダイヤモンド社)など。
堀口友恵(ほりぐち・ともえ)
埼玉県秩父市生まれ。立命館大学産業社会学部卒業後、ソフトバンクへ入社。技術企画、営業推進、新規事業展開などを担当する中で、プレゼンの経験と実績を積む。2017年に株式会社固へ転職し、スライドデザイナーとしての活動を始める。企業向け研修・ワークショップの担当や大学非常勤講師のほか、大手企業などのプレゼンのスライドデザインを担当し、のべ400件以上の資料作成やブラッシュアップを手がける。前田鎌利著の『プレゼン資料のデザイン図鑑』『パワーポイント最速仕事術』のコンテンツやスライドの制作にも深く関わった。ITエンジニア本大賞2020プレゼン大会にて、ビジネス書部門大賞・審査員特別賞を受賞。小学生向けのオンライン講座「こどもプレゼン教室」を運営し、子どもたちのプレゼンスキルアップの支援も行っている。
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