Joyful 感性を磨く本
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Joyful 感性を磨く本
書籍情報
- イングリッド・フェテル・リー 著/櫻井 祐子 訳
- 定価:1870円(本体1700円+税10%)
- 発行年月:2020年09月
- 判型/造本:46上
- 頁数:456
- ISBN:9784478103678
内容紹介
自由、魔法、驚き、超越……自分を変える「10の扉」をさあ、開けよう──。自分の知られざる潜在能力を開花させる10の方法とは? 神経科学×心理学の最新の知見を網羅! 世界最高の創造集団IDEOのフェローによる、「最高の自分」を引き出す本! 20カ国で続々刊行、世界的ベストセラー!
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目次
はじめに ── 「10の美学」で感性を磨く
しあわせを生む「もの」を見つける
「本能」に素直になる
うれしくなるものには「共通の法則」がある
感情を刺激する「10の美学」
IDEOで知った「人を変える」ものたち
「9つの質問」に答える
「日常」の見え方が大きく変わる
第1の扉 エネルギー ── 「パワーの源」を見つける
喜びという「強烈な感情体験」 ── 喜びとはいったい何か?
もっと「エネルギー」を手に入れる
色には「人を引き寄せる力」がある ── 人は「明るい色」を必死に求める
敏感な「色覚」のおかげで食料を得られた
色を見ると「報酬」を予感する
企業数は3倍、税収は6倍に増えた
表面を見て「本質」を感じ取る
色は人の「行動」を変える ── 「豊かな色」は自信をもたらす
明るいオフィスの方が「集中力」が上がる
「くすんだ色」と「鮮やかな色」の真ん中に立つ
大人らしい「無難な選択」をやめる ── あなたは「色恐怖症」に陥っている
世界は「知らない色」であふれている
迷ったときは「マティス」を見る
「すべてが生きている」と感じられる生活 ── 自分のエネルギーを調節する
色を使うと「幼稚」に見られる?
仕事着を「ギア」に変える
「身につけるもの」が力をくれる
「光」はエネルギーのかたまり ── 光で気分を盛り上げる
光は「気分」「集中力」「生産性」に影響する
日光で「生気」を取り戻す
人は「虫」のように光に集まる
身のまわりに光を「塗る」 ── 光のダンスで毎日を輝かせる
光を反射させて、部屋をよみがえらせる
「空港の鏡」で自分がくたくたに見える理由
第2の扉 豊かさ ── 「たくさん」のもので囲む
「過剰なもの」の抗いがたい魅力 ── なぜ、たくさんだと「うっとり」するのか?
十分なものを前にして「本能」が喜ぶ
豊かさを詰め込んだ「寿命を延ばす家」
家は「クスリ」になる ── 住む場所が人を変える
「快適な家」は身体を衰えさせる
「真っ暗」な中を歩きまわる
「五感」は感覚のほんの一部にすぎない
刺激は「感情」を活性化する ── 脳はあらゆる感覚的刺激を求める
部屋が「認知症」を改善する
「免疫」と「環境」は直結している
刺激は「栄養」である ── のっぺりした家では「感覚飢餓」が起こる
刺激がないから「だらだら食べ」をしてしまう
「こんまりメソッド」の意外な効果
まず、何から始めればいいか? ── 紙吹雪とレインボーの力
ほんの少しでも「インパクト」が出る
「レインボー」は強烈な喜びを生む
「長くいたくなる場所」をつくる
どんな状況でも「充足感」を生み出せる
豊かさを「極限」まで追求する ── 「究極のマキシマリスト」の教え
「視覚」と「触感」が渾然一体となった世界
家を「喜びと空想の場」に変える
豊かさを「不純」と考える人たち
虹を愛し、「大喜び」するために生きる
第3の扉 自由 ── 「野生」を呼び覚ます
「自由」で喜びが弾ける ── すべてを追求できる最高の状態
体が広がり、心が解き放たれる
世界中の人の「理想の風景」 ── 最も好まれる絵画の共通点とは?
人は無意識に「サバンナ」を求めている
窓外の風景は「回復効果」をもたらす
家から家具を「撤去」する
「バイオフィリア」の秘密 ── 人は「生きているもの」を愛してしまう
自然に触れると「寿命」が延びる
大自然の「映像」を見るだけで暴力が減る
都会に「ジャングル」をつくる ── 毎日の小さなことを見直す
植物の世話が「マインドフルネス」になる
「緑」で自分が変わる ── 自然に触れると「創造性」が高まる
「森林浴」で免疫が強くなる
日常に「野生」を取り込む ── 自分を密閉空間から解放する
「野生のペット」とともに暮らす
自分の「直感」で花を選ぶ
「美しい不完全」を追求する
野生より野性的 ── 自由があふれる空間をつくる
野生に「主導権」を明け渡す
「一本の草」の自由なゆらめき
自然を強化し「拡張」する
第4の扉 調和 ── 「美しい秩序」に気づく
「並んでいるもの」は美しい ── 退屈なはずの「秩序」の不思議
秩序は「生命の力」を表している
ただの「2色」が空間を引き締める
無秩序が人に「ずる」をさせる
「似たもの同士」をくっつける ── 脳は「つながり」に気づくとうれしくなる
「複雑」で「まとまり」があると魅力を感じる
「シンメトリー」に魅了される ── 「対称図形」が頬をゆるませる
「求愛相手」を探す指標になる
「マックマンション」が醜悪な理由
まわりに「シンメトリー」をつくりだす
「パターン」が脳にもたらす力 ── 豊かな「振動」の中を泳ぐ
「反復するリズム」に安心感を覚える
必要なのは「練習」と「忍耐」だけ
フラクタルを見ると「α波」が増加する
「いい流れ」をつくる ── 風水を現実的に考える
「気の流れ」を具体的に説明すると?
整理によって「流れ」を生み出す
「小さな障害」を消していく
「一部の秩序」が全体に広がる
最も美しい「不完全な調和」 ── 調和は数字では測れない
「ずれ」が絶妙の旋律をつくる
ありあわせのものを「即興」でつないでいく
「しっくりくるか」が究極の秘訣
第5の扉 遊び ── 「まじめ」から踏み出す
喜びを得るための「純粋な行為」 ── 「遊び」ほど特殊な行動はない
「刑務所」を見てわかったこと
「遊び負債」をためてはいけない
遊びは心を「無防備」にする
「無言の合図」が遊び心を刺激する
もので「キュー」を出す ── 「丸いもの」を見ると遊んでしまう
「丸いもの」をどんどん増やす
「ボール」にはあらゆる可能性がある
ぐるっとまわれる「スペース」をつくる
「かわいい」が童心を引き出す ── 「目をつける」だけでかわいくなる
「かわいい相手」を見ると遊びたくなる
「本物よりかわいい」をつくりだす
「もの」にすらほほえんでしまう
かわいさは「注意力」を高める
遊びの動きは「曲線」である ── 曲がりくねったものの力
「曲線的な動き」が思考を解放する
まじめな場所に「丸いもの」を持ち込む
「ポジティブ」なメッセージを発する
人は「四角いもの」に囲まれている
「丸い空間」をつくる ── 人間本来の遊び心を取り戻す
光がいつもと「違うかたち」になる
「着ること」はそれだけで喜びになる
いたずらっぽくてのびやかで官能的
「魂の底」から喜ぶ
第6の扉 驚き ── 「日常」を打ち破る
「小さな驚き」が大きなインパクトを生む ── 一瞬で注意の向きが変わる
驚きは脳を「覚醒」させる
ささいな感情が「拡大」される
「コントラスト」で喜びが倍増する ── 灰色の街の「すてきなテロ」
「好対照」で強烈な印象をつくりだす
殺風景な空間に「風穴」を開ける
「偶然」を仕掛けのチャンスにする
日常の「単調さ」をがらりと変える
「かくれんぼ」で涙が出る ── 驚かす喜び、見つける喜び
自分で自分に「サプライズ」を仕掛ける
グーグルも「隠して明かす」を使っている
家を「驚きの場所」にする ── 動きながら生活する
「目立たない場所」に視線を引きつける
「風変わり」はすばらしい ── 「いい趣味」じゃなくていい
「型破りな精神」を生活に加える
見慣れたものに「おかしな部分」をつくる
義手を「スーパーヒーロー」の手に変える
驚くたびに「慣れ」がリセットされる
第7の扉 超越 ── 「高み」に目を向ける
「上」へと向かう超越の喜び ── 気球を見ると誰もが楽しくなる
上向きは愉快、下向きは悲しい
うれしいとき、体は上を向く
地上を離れる「至福の歓喜」
「高い場所」に上る ── 世界を見つめる「視点」が変わる
世界で最もユニークな「ツリーハウス」
文明と隔たった「安心感」が得られる
「忙しさ」から距離を置ける
自分を「特別」に思える
「浮かぶもの」で軽さを感じる ── デジタル時代のプレッシャーを和らげる
人は「軽み」を喜びととらえる
「軽く見える」を利用する
見上げることで「畏怖」を感じる ── 「聖なる感覚」を体感する
「大きなもの」には畏怖を覚える
「垂直」を大きく見せる
「光」が超越感をかき立てる ── 「無限の部屋」で感じた恍惚
「神に近づく」感覚がする
「空の青」で敬虔な気持ちになる
「地球」を眺める ── 空虚に浮かぶ存在を実感する
第8の扉 魔法 ── 「不思議」に心を開く
「魔法」を信じる ── 自分は見守られているという感覚
魔法は「日常の下」に隠れている
「妖精」を真剣に探す ── どこで何をしているのか?
妖精が「社会の一員」になっている
日常が「魔法の瞬間」に変わる
「自然の驚異」を理解する
「科学」は魔法を締め出せない
目に見えないエネルギー ── 見えないものを可視化する
目の前で起こっている魔法に気づく
「幻想」を生み出す ── 地図にない場所で見たもの
「だまされる喜び」を味わう
「自然法則」が破られると魔法が起きる
子どもにはすべてが魔法になる
「現実世界」に魔法を生み出す
「平凡なツール」で驚嘆を生み出す ── 魔法の本質をつかむ
世界が新しくなって現れる
「釣り糸」でも魔法をかけられる
「恐怖」も「驚嘆」も呼び起こす
魔法が「イノベーション」を後押しする
第9の扉 祝い ── 感情を「爆発」させる
「祝い」は喜びの頂点 ── なぜ動物まで浮かれ騒ぐのか?
お祝いをすると「結束」が強まる
そばに「集まる」とうれしい ── 一体感をつくりだす
祝祭の「雰囲気」をつくるには?
狭くして体を触れ合わせる
みんなで「同じ服」を着る
歌って踊って一つになる ── 無私無欲の没入状態を生み出す
リズムで「仲間意識」を体に刷り込む
「本能レベル」でつながる
喜びを「爆発」させる ── エネルギーを大きく拡散する
喜びの動きを「拡大」する
「爆発」がエネルギーを解放する
「情熱的な自分」を引き出す
「きらめき」は目を覚醒させる ── 一瞬で華やいだ空気をつくりだす
「きらきら」を身にまとう
「巨大なもの」は喜びになる ── なぜ誰もが風船に惹かれるのか?
巨大なもので「祝いの中心」をつくる
喜びは分けた方が増える
第10の扉 新生 ── 「新しい自分」になる
「生まれ変わった」気持ちになる ── 行き詰まりを打開する
「もう一度できる」という感覚を得る
「はかなさ」を味わう ── 花吹雪の「あはれ」な美しさ
「自然のリズム」を感じる
「待つ楽しみ」が喜びを高める
「季節の移り変わり」を喜びに変える
「はかない」ゆえの喜びを感じる
「花」は命を感じさせる ── 人は古代から花に熱狂してきた
花は「食料の予告編」だった
ただの絵でも「希望」を生み出す
「曲線」が命を吹き込む ── 「生きているようなもの」の秘密
なぜ「フレンチカーブ」と重なるのか?
小さなカーブが「生気」を生む
生命は「渦」を巻いている
破壊から「創造」を生み出す ── 救いようのないことは一つもない
喜びを「伝染」させる
謝辞
訳者あとがき
付録:ジョイフル・ツールキット ── 世界の魅力を見つける方法
著者
イングリッド・フェテル・リー(Ingrid Fetell Lee)
プリンストン大学で英語とクリエイティブ・ライティングの学士号、ニューヨークの名門芸術大学プラット・インスティテュートでインダストリアル・デザインの修士号を取得。「喜びの美学」サイト創設者。世界的イノベーションファームIDEOのニューヨークオフィスのデザインディレクターを務め、ターゲット、コンデナスト、アメリカン・エキスプレス、ペプシコなど世界の名だたる企業や米政府のデザイン、ブランド戦略に携わった。デザインと喜びのエキスパートとして、ニューヨークタイムズ紙、ワイアード誌、ファストカンパニー誌などで取り上げられてきた。現在はIDEOフェロー。8年を投じて書き上げた本書は、アダム・グラント(『GIVE & TAKE』著者)、アリアナ・ハフィントン(ハフポスト創設者)、デイヴィッド・ケリー(IDEO創設者)らに絶賛を受けたほか、ダニエル・ピンク、マルコム・グラッドウェルらによる「ネクスト・ビッグアイデア・クラブ・セレクション」に選出されるなど大きな話題となり、20カ国での刊行が決まっている。また本書の内容をテーマとしたTEDトークは、スタンディングオベーションの絶賛を受け、世界で1700万回以上視聴されている。
訳者
櫻井祐子(さくらい・ゆうこ)
翻訳家。京都大学経済学部経済学科卒、大手都市銀行在籍中にオックスフォード大学大学院で経営学修士号を取得。訳書に『1兆ドルコーチ』『時間術大全』(ともにダイヤモンド社)、『選択の科学』(文藝春秋)、『OPTION B 逆境、レジリエンス、そして喜び』(日本経済新聞出版)、『イノベーション・オブ・ライフ』(翔泳社)などがある。
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