10年後、君に仕事はあるのか?
未来を生きるための「雇われる力」
10年後、君に仕事はあるのか?
未来を生きるための「雇われる力」
書籍情報
- 藤原和博 著
- 定価:1540円(本体1400円+税10%)
- 発行年月:2017年02月
- 判型/造本:46並製
- 頁数:260
- ISBN:978-4-478-10188-9
内容紹介
人工知能、グローバル化、就活の地殻変動… 約50%の仕事が今後10〜20年でなくなると言われる。
そのような時代を生き抜くためにはどんな力を身につけておくべきなのか? 教育改革実践家の著者が、高校生に語りかけるスタイルで仕事が消滅していく社会で「稼げる大人」になる方法を伝授する。
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目次
はじめに
君たちは、どんな未来を生きるのか
第1章 これからの10年で世界は激変する
1 人間が人間らしくなる時代
世界中がスマホでつながる日
未来の社会はネット内に建設される
AIに取って代わられる仕事、生き残る仕事
2 2020年は時代の変わり目
全国的に起こる就活の地殻変動
2020年代に現れる三重の衝撃
第2章 仕事が消滅する時代に身につけておきたいこと
1 学力は必要なくなるのか?
勉強すれば、人生を先送りできる
学力がなければ上手にググれない
「偏差値はいらない」はウソ
知識を積み上げて視野を広げよう
2 情報編集力をゲットしよう
正解がない時代に必要とされる能力
「編集」ってどういう意味?
入社試験で考えよう
お題(1) 食品ロス問題
お題(2) 走れメロス問題
お題(3) 片手で食べられる「かき氷」問題
3 グローバル時代を生き抜く5つのリテラシー
英語が話せればグローバルなのか?
「インプット」と「アウトプット」
情報編集力がないと、これからは生き残れない
4 処理脳から編集脳への変換装置
生徒が寝ない授業とは?
自分ごとで考えよう
第3章 「遊び」と「戦略性」が情報編集力の鍵になる
1 アタマの回転の速さと柔らかさ
情報編集力はゲーム力
コミュニケーション力のないエリート
2 受験で情報編集力を身につける
入試問題にはクセがある
5つのリテラシーを総動員しよう
2020年から始まる大改革
君は自分の長所と短所が言えるか?
3 情報編集力がある人の特徴は?
情報編集力が高い人には、「遊び」と「戦略性」がある
「仕掛ける側」の人になろう
「ホンモノ」も部活で鍛えられた!
楽しいことだけをやっていても成長できない
4 ジグソーパズル型学力とレゴ型学力
「ジグソーパズル」は正解を当てるゲーム
戦後の日本では、アメリカ人のような生活を目指した
1人ひとりが自分の人生をデザインする時代
何でも作り出せる遊び「レゴ」
仮説を作り出せる人になろう
「仕掛けられる側」の悪いクセ
仕掛けるか、仕掛けられるか
第4章 「雇われる力」の鍛え方
1 「雇われる力」とは何か?
独立や起業をしても大切な「雇われる力」
10年後、どんな人が雇ってもらえるか?
グーグルに神が宿る日
ロボットには学ぶ喜びを教えることはできない
2 「雇われる力」の基本は人柄と体力
君が人事部長だったらどんな人を雇いたい?
「雇われる力」はバランスが重要
学力と人間力、どっちが有利か?
3 目の前にいる人に信用されるかどうか
人柄を高めるための3つの基本
昨日より今日、今日より明日、進化するには?
とにかく手数を増やそう!
第5章 一生が90年の時代のライフデザイン
1 30代まではたくさん恥をかこう
無謀に生きて経験値を貯めよう
「恥」と「嫉妬」に縛られる日本人
人生は出会い頭の事故から始まる
成功する人のキャリアも偶然によって形成される
2 コミュニティという財産を蓄えよう
コミュニケーション力を伸ばす「ナナメの関係」
たくさんのコミュニティに参加しよう
3 1回の人生では生ききれない
『坂の上の雲』世代と昭和・平成の世代
一生が90年の時代のライフデザイン
4 希少性の時代には、レアカードを目指せ!
稼げる大人を目指そう
君の親の時給はいくら?
日本人の時給の差はおよそ100倍!
仕事も需要と供給で値段が決まる
自分自身をレアカード化しよう!
5 キャリアの掛け算で100万分の1の存在に
オリンピックのメダリスト級を目指そう
キャリアの大三角形を描こう
100万分の1の存在とは、同世代に1人ということ
ツアコンの例で考えてみよう
人生の目標はクレジットを大きくすること
6 就職では「逆張り」しよう!
それぞれ1人ひとりの道を行こう
捨てる、止める、避ける、断る、逃げる、減らす
嫌われる勇気
終章 君たちが日本の未来を拓く10の理由
理由1 厳しい経験をした人のほうが成長するから
理由2 子どもの頃からスマホを武器にした世代だから
理由3 オンライン動画で学び始めた世代だから
理由4 「それぞれ1人ひとり」の感覚が強くなっているから
理由5 シェアする感覚が強くなっているから
理由6 教育がシフトして、アタマがもっと柔らかくなるから
理由7 社会起業家やNGOで活躍する人が増えるから
理由8 仲間を募り、ビジョンに集う手法をマスターするから
理由9 祖父母の個人資産の恩恵を被る世代だから
理由10 そして何より、学校の支配が弱くなるから
あとがきにかえて
1 10歳までは思い切り遊ばせる
2 海外を経験させる
3 「面倒なほう、厳しい道、よりタフな状況」を選ばせる
著者
藤原和博(ふじはら・かずひろ)
教育改革実践家。奈良市立一条高等学校校長。元リクルート社フェロー。1955年東京生まれ。1978年東京大学経済学部卒業後、株式会社リクルート入社。東京営業統括部長、新規事業担当部長などを歴任。メディアファクトリーの創業も手がける。1993年よりヨーロッパ駐在、1996年同社フェローとなる。2003年より5年間、都内では義務教育初の民間校長として杉並区立和田中学校の校長を務める。2008年〜2011年、橋下大阪府知事の特別顧問。2014年から佐賀県武雄市特別顧問。2016年、奈良市立一条高等学校校長に就任。『人生の教科書[よのなかのルール]』『人生の教科書[人間関係]』(いずれも、筑摩書房) など人生の教科書シリーズ、『35歳の教科書』(幻冬舎)、『坂の上の坂』(ポプラ社)、『藤原和博の必ず食える1%の人になる方法』(東洋経済新報社)など著書多数。また、『日経ビジネス』で8年間にわたって書評を執筆。講演会は1200回、動員数20万人を超える人気講師としても活躍中。
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