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「超」情報革命が日本経済再生の切り札になる

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「超」情報革命が日本経済再生の切り札になる

書籍情報

  • 紙版
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  • 野口悠紀雄 著
  • 定価:1650円(本体1500円+税10%)
  • 発行年月:2015年11月
  • 判型/造本:46並製
  • 頁数:288
  • ISBN:978-4-478-06823-6

内容紹介

世界の成長から取り残される日本。このまま誤った政策を続けていけば、日本は、アメリカ型の高収益経済から遠のき、中国型の低収益経済に転落しかねない。いま金融緩和の時代が終わり、新しい技術が経済成長の源泉となる中で、日本経済が生き残る道を提示する。激変する社会から取り残されないためにも必読の1冊。

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

はじめに

第1章 人工知能とビッグデータが広げる可能性

1 人工知能が選んで勧めてくれる
2 ビッグデータがビジネスモデルを変える
3 ディープラーニングでコンピュータが進化
4 人工知能時代の文章の書き方
5 人工知能で検索が変わる
6 人工知能とビッグデータはいかなる世界を作るか?

第2章 新しいITサービスが変える市場経済の姿

1 UberやAirbnbなどの新サービスが登場
2 参入規制が突然時代遅れになった
3 インターネットが生む「フリーの専門家」
4 「シェアリング」というより「フリーランス世界」の到来

第3章 本格的利用が始まったビットコイン技術

1 ビットコインに対する理解が広がった
2 欧米金融機関の具体的取り組み
3 ナスダックによるビットコイン技術利用の株取引
4 新興国で急拡大するビットコイン送金
5 IoTにビットコインの基礎技術を使う

第4章 成長するアメリカと停滞する日本

1 高度サービス産業で成長するアメリカ経済
2 企業ランキングで見る日米の成長性の大きな差
3 日本経済は急速に「中国化」しつつある
4 新産業創出に必要な経済制度は何か
5 なぜ日本の起業率は低いのか

第5章 日本が新技術を取り入れるための条件

1 日本を「ソ連化」する安倍内閣の成長戦略
2 安倍政権に欠けているサイバー安全保障
3 年金機構の情報漏えい事件の全貌はまだ分からない

第6章 アベノミクスでは日本は復活しない

1 マイナス成長が明確に示す経済政策の根本的誤り
2 マイナス成長は構造的
3 インフレ目標を取り下げるべきだ
4 「新しい3本の矢」という奇妙な経済政策
5 TPPは成長戦略になりえない

第7章 投機の時代の終了

1 アメリカ金融正常化
2 世界経済動揺の震源地は新興国

図表一覧

索引





著者

野口悠紀雄(のぐち・ゆきお)
1940年東京生まれ。63年東京大学工学部卒業、64年大蔵省入省、72年エール大学Ph.D.(経済学博士号)。一橋大学教授、東京大学教授、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授などを経て、2011年4月より早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問、一橋大学名誉教授。専攻はファイナンス理論、日本経済論。
〈主要著書〉
『情報の経済理論』(東洋経済新報社、1974年、日経経済図書文化賞)、『財政危機の構造』(東洋経済新報社、1980年、サントリー学芸賞)、『バブルの経済学』(日本経済新聞社、1992年、吉野作造賞)、『虚構のアベノミクス』(ダイヤモンド社、2013年)、『変わった世界変わらない日本』(講談社現代新書、2014年)、『期待バブル崩壊』、『仮想通貨革命』(ダイヤモンド社、2014年)、『金融政策の死』(日本経済新聞出版社、2014年)、『2040年問題』(ダイヤモンド社、2015年)、『戦後経済史』(東洋経済新報社、2015年)、『「超」集中法』(講談社現代新書、2015年)他多数。

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