たった5日で 相続対策
子どもに絶対、迷惑をかけたくない人のための
たった5日で 相続対策
子どもに絶対、迷惑をかけたくない人のための
書籍情報
- 板倉 京 著
- 定価:1760円(本体1600円+税10%)
- 発行年月:2024年12月 [予約受付中]
- 判型/造本:A5並
- 頁数:240
- ISBN:9784478120842
内容紹介
いつかはやらねばと思っていても、どこから手をつけていいのか分からず結局先延ばしにしている人が多い相続対策。でも、残された家族や子どもに迷惑をかけたくなければ、早めが肝心。本書は、ToDoを明確にした実践的な説明で、最短5日で相続対策が完了。万が一のことがあっても死後も永遠に子や孫に感謝されます
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目次
はじめに たった5日で相続対策ができる!
序章 相続対策せずに亡くなると残された人は「地獄」
❶ 何の手続きが必要か、終わりがどこかもわからない「手続き地獄」
❷ わり切れない財産や想いを巡り家族がいがみ合う「争族地獄」
❸ まるで突然ふりかかる「借金」! 実は、恐ろしい「相続税地獄」
❹ 最短5日の相続対策で、死後も永遠に子どもに感謝される
この本の使い方
基本編 5日で相続対策
1日目 「財産」をリストアップ
STEP1 「預貯金」の情報を書き出す
通帳・ネット口座情報を集め、整理してノートに書く
STEP2 「預貯金以外の金融資産」を書き出す
株・投資信託・債券・暗号資産等の証券会社や取扱会社をチェック
STEP3 所有している「不動産」の情報を書き出す
土地・建物を書き出し、評価額も調べてみる
STEP4 「保険」の情報を書き出す
生保から損保まで。民間の「保険」をすべて集めて確認
STEP5 「公的年金・企業年金等」を書き出す
公的年金・企業年金・iDeCo・小規模企業共済・退職金までチェック
STEP6 「その他の財産」をすべて書き出す
車・ゴルフ会員権・貴金属・書画骨董・貸したお金・未上場株まで
STEP7 「マイナスの資産」を書き出す
借入金・連帯保証・リースなど債務をチェック
COLUMN 相続地獄STORY ① 妻が必死で貯めた「へそくり」が、夫の死後、脱税疑惑に?
2日目 「情報」を整理する
STEP1 「お金に紐づく情報」を整理する
クレジットカード・電子マネー・サブスク・貸金庫など
STEP2 「デジタル情報」を書き出す
PC・携帯電話・タブレット・Wi-Fi・SNSなどのIDとパスワード
STEP3 「訃報」を届けたい友人・知人を簡単リスト化
所属コミュニティの代表者を書いておくだけでもOK
STEP4 「葬儀」や「お墓」の希望を書く
こだわりがあれば、細かく書いておく
COLUMN 相続地獄STORY ② 本当は超恐ろしい、「適当な贈与」や「タンス預金」
3日目 「相続税」を確認する
STEP1 生まれてから今までの戸籍謄本を集める
「広域交付制度」を利用すれば手軽に取れる
STEP2 「法定相続人」を確定し、リスト化する
いちばん基本的な相続の形を知っておく
STEP3 財産の合計額を計算し、相続税がかかるか確認する
相続税の対象となる財産が基礎控除額を超えるか
STEP4 相続税のおおよその額を確認する
自分で計算しても「一発早見表」を利用してもOK
COLUMN 相続地獄STORY ③ 思い出いっぱいの「実家」が、父の再婚相手やその子のものに
4日目 「分け方」と「節税策」をプランニング
STEP1 「不動産」について考える
「争い事の元」となりがちな不動産の評価法などを確定する
STEP2 分けにくい財産がある場合はこう考える
ほとんどが「不動産」という場合の円満解決事例
STEP3 どう分けると「節税」になるのかを知る
分け方によって相続税が変わる! 「特例」をまずチェック
STEP4 財産を仮に分けてみる
財産をあげたい人、相続割合、何をあげるかを書き出す
STEP5 相続税を減らしたければ、節税方法を検討する
財産を減らす王道は「生前贈与」「生命保険」「不動産」の3つ
STEP6 「生前贈与」を検討してみる
贈与する相手、どの制度を使うか、いくらあげるかを決める
STEP7 「生命保険」の加入を検討する
生命保険の非課税枠を使えば、あげたい人に非課税で現金を残せる
STEP8 「不動産」の購入を検討する
相続財産を大きく減らす必要があれば、検討の余地あり
COLUMN 相続地獄STORY ④ 遺言書で遺産を平等に分けたのに、きょうだい間で争い勃発!
5日目 「遺言書」を書く
STEP1 「遺言書」の種類を知る
「自筆証書遺言」か「公正証書遺言」のどちらにするか決める
STEP2 「自筆証書遺言」を書いてみる
とりあえず「たたき台」でもいいので書き始めてみよう
STEP3 「公正証書遺言」を作るならここに注意する
不安に思っていること、聞きたいことはあらかじめ明確にしておく
5日目以降 「5日目」が終わったら
STEP1 なるべく早めに「家族会議」を開く
法定相続人に集まってもらい、遺産の分け方などを伝えておく
STEP2 1年に1度「財産リスト」を見直し相続税を計算する
財産額や家族の状況、気持ちに大きな変化があれば遺言書も見直す
「相続対策ノート」用エクセル表 ダウンロードQRコード
発展編 知っておきたいケース・スタディ
CASE1 売れない、使えない……「困った不動産」がある
CASE2 「借地権」を持っている土地がある
CASE3 自分で会社を経営している
CASE4 「教育資金の一括贈与」「住宅取得資金等の贈与」等、大型の生前贈与を検討している
CASE5 余命がわずか……でもできる「相続税対策」
CASE6 子どもがいない夫婦が相続で気をつけること
CASE7 法定相続人以外に、財産を残したい人がいる
Q&A より詳しく知りたい人のためのQ&A
おわりに
巻末特典 相続税の一発早見表
著者
板倉 京(いたくら・みやこ)
税理士・マネージャーナリスト
保険会社勤務の後、いったん専業主婦になるも、一念発起して税理士資格を取得。大手会計事務所、財産コンサルティング会社勤務などを経て2005年に税理士事務所を開業。独立開業している女性税理士の組織 ㈱ウーマン・タックス代表。シニアのクライアントを多く抱え、資産運用や相続に詳しい税理士としてテレビ・ラジオへの出演や全国での講演、書籍の執筆などの活動も多数。著書に『夫に読ませたくない相続の教科書』(文春新書)、『定年前後のお金の正解 改訂版』『ひとりで楽しく生きるためのお金大全』(ともに、ダイヤモンド社)など多数。