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教養としての歴史小説

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教養としての歴史小説

書籍情報

  • 紙版
  • 電子版
  • 今村 翔吾 著
  • 定価:1760円(本体1600円+税10%)
  • 発行年月:2023年08月
  • 判型/造本:46並
  • 頁数:280
  • ISBN:9784478118528

内容紹介

小学5年で歴史小説に目覚め、中学生にして世にあるほぼすべての歴史小説を読破。元ダンス・インストラクターという異色の経歴を持つ直木賞作家が、縦横無尽に歴史小説を語り尽くす。本邦初・歴代歴史小説家の世代分けやオススメの歴史小説も紹介。

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

はじめに

序章 人生で大切なことは歴史小説に教わった

人生を変えた『真田太平記』
歴史小説に没頭する日々
好きが高じて小説家を志す
人生に必要なことは歴史小説から学んだ
日本人の考え方・生き方が凝縮されている
作家は歴史の“コンシェルジュ”
歴史小説と自己啓発は相性がいい
本を読むと教養が身につく

コラム 歴史小説の読者は男性が多い⁉

第1章 歴史小説の基礎知識

「歴史小説」と「時代小説」の違い
歴史小説がテーマとする「歴史」
「歴史小説」と「歴史書」は別物
歴史小説の誕生期
現代では廃れてしまった「列伝物」
歴史小説が盛り上がったタイミング
歴史小説家を世代別に分けてみた

コラム 大河ドラマの原作者になるということ

第2章 歴史小説が教える人としての生き方

歴史小説は“人生のカンニングペーパー”
なぜ歴史の偉人は大人びているのか
小説を読んで「死」について考えてみよう
池波正太郎に学んだお金の使い方
歴史小説には人生の名言がたくさん

コラム 歴史小説は「本屋大賞」で勝ちにくい⁉

第3章 ビジネスに役立つ歴史小説

歴史小説の知識が経営に活きる
“引き際”を歴史に学ぶ
承継に失敗した組織は必ず潰れる
『名将言行録』はリーダーシップの教科書
昔と対比させて自分のキャリアを考える
歴史からイノベーションのヒントを得る

コラム 歴史に学ぶ外交交渉

第4章 教養が深まる歴史小説の活用法

歴史小説を読むと語彙が増える
初対面の人とも雑談がはずむ
歴史を学べば議論が深まる
グローバル時代だからこそ自国の歴史を学ぶ
答えは過去の歴史に示されている
ピンチに発動してきた日本の免疫力
歴史を踏まえて日本の教育を考える
もう一度チャレンジ精神をとり戻そう
他の学問にも興味が広がる
歴史小説をきっかけに学びを深める

コラム 日本の地名“消えすぎ問題”

第5章 歴史小説を読んで旅行を楽しむ

歴史小説を読めば旅の楽しさが倍増する
「古地図を歩く」という楽しみ方
食文化の違いに注目してみよう
「まつり旅」で感じた全国各地の風土
全国にある小説家の記念館
自分だけの歴史旅を楽しもう

コラム なぜ歴史小説は“長編優位”なのか

第6章 歴史小説 創作の舞台裏

歴史小説ができるまで
自分の足を運ぶことに価値がある
直木賞受賞作『塞王の楯』はこうして生まれた
ACジャパンのCMはネタの宝庫
ヒットした漫画はネタが練られている
時代劇不遇の時代に歴史小説を書く
新しいエンタメのフォーマットをとり入れる
新旧のエンタメをつなぎ合わせる
歴史小説家を苦しめる“言葉の制約”
複数作品を並行して手がける手法
忘れることが創作にとって素晴らしい能力である理由
編集者は友達ではないが仲間である
出会いは必ず作品に反映される

コラム 会話文の作り方

第7章 教養としての歴史小説ガイド

第1世代 大佛次郎(おさらぎ・じろう)
第2世代 海音寺潮五郎(かいおんじ・ちょうごろう)
第3世代 池波正太郎(いけなみ・しょうたろう)
第3世代 司馬遼太郎(しば・りょうたろう)
第3世代 藤沢周平(ふじさわ・しゅうへい)
第3世代 山田風太郎(やまだ・ふうたろう)
第3世代 遠藤周作(えんどう・しゅうさく)
第4世代 北方謙三(きたかた・けんぞう)
第4世代 浅田次郎(あさだ・じろう)
第5世代 山本兼一(やまもと・けんいち)
第6世代 朝井まかて(あさい・まかて)
第7世代 今村翔吾(いまむら・しょうご)

コラム 人生のロールモデルを見つけよう

おわりに





著者

今村翔吾(いまむら・しょうご)
1984年京都府加茂町(現・木津川市)生まれ。滋賀県在住。関西大学文学部卒。2022年『塞王の楯』で第166回直木三十五賞受賞。小学5年生のときに読んだ池波正太郎著『真田太平記』をきっかけに歴史小説に没頭。中学生になると歴史小説家に憧れ、月30~40冊ほど歴史小説を読み込んだ。元教師の父親がダンススクールを主宰しており、その跡とりとして20代はダンスのインストラクターとして活動。2015年、跡とりを弟に任せ、退路を断って歴史小説家を志し、段ボールをひっくり返した机で歴史小説の執筆を始めた。食べていくために埋蔵文化財の発掘調査員の職を得つつ、1日平均19時間の執筆活動をしたことも。32歳で『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』で待望のデビュー。師と仰ぐ北方謙三氏の教えに従い、2018年から1日も休むことなく書き続けている。

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