経営にPRを
経営者の広報は「社員のファンづくり」から
経営にPRを
経営者の広報は「社員のファンづくり」から
書籍情報
- 本村 衆 著
- 定価:1650円(本体1500円+税10%)
- 発行年月:2024年08月
- 判型/造本:46並
- 頁数:188
- ISBN:9784478118207
内容紹介
経営者が会社の理念や想いを社員に繰り返し伝えることで、社内に自社のファンが増えていく。次に自社のファンとなった社員が、あらゆるステークホルダーに会社の存在意義を伝え、社外のファンをどんどん増やしていく。広報・PRのチカラで企業の成長を促す方法を解説する一冊。
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目次
はじめに
序章 このままでは中小企業の経営は厳しくなる一方
1 コロナ禍が終わったと思ったら……
急速に増えている中小企業の倒産
資材や原材料価格の上昇が利益を圧迫
最大の課題は人手不足
2 いますぐ経営改革に着手しないと手遅れに
「金利のない世界」から「金利のある世界」へ
事業環境の不連続な変化
第1章 中小企業の経営改革の鍵を握る「社員のファンづくり」
1 さまざまなアプローチがある経営改革
まずは収益力を高める
ビジネスモデルの見直し
中小企業こそ人的資本=社員に注目せよ
2「社員のファンづくり」は経営者の想いから
経営者の想いを本気で伝えなければ、会社の未来はない
中小企業の経営者に必要な二つの役割
存在意義(パーパス)には社会性の視点を
3 PR・広報による「社員のファンづくり」の重要性
存在意義(パーパス)をどう伝えるのか
私の想いは自分も社員も「幸せになる」こと
「社員のファンづくり」の幅広い効果
特別対談
B to Bの部品会社がなぜこんなにも注目されるのか
株式会社島田電機製作所 代表取締役社長 島田正孝氏 × 本村 衆
第2章 混同されがちな広告とPRの違い
1 広告とPRはどこが違うのか
広告の目的は短期間での売上アップ
PRの目的は中長期的なファンづくり
なぜ広告とPRは混同されてきたのか?
中小企業にとっての広告
中小企業にとってPRは低リスクでハイリターンの情報発信手段
2 ファンづくりは「共感」から
メディアに取り上げてもらう「戦略的PR」の何がおかしいのか?
商品・サービスの背後にあるストーリーが重要
これからは「認知」より「共感」
3 中小企業がPRに取り組む際のポイント
商品PRと企業PRの違い
ストーリーでの差別化がファンを増やす
メディアに注目されたいなら、メディアの発想を理解すべし
第三者の情報発信だから信頼度が高い
事例紹介1
理念の確立とPRで社内が変わり、提案型ビジネスへ転換
有限会社アサヒ印刷 代表取締役社長 漆澤知昭氏
COLUMN
これからの時代、PRは最強の経営戦略。夢を語り時価総額を最大化する
Forbes JAPAN 執行役員 Web編集長 谷本有香氏
第3章 「社員のファンづくり」で会社を成長させる三つのステップ
1 経営者の想いを会社の存在意義(パーパス)に結晶化する
中小企業では経営者の想いがベース
「ミッション」「ビジョン」「バリュー」の意味
「パーパス」の位置づけ
機能するパーパスの特徴
2 社員における共感の獲得「インナーブランディング」
最重要のステークホルダーは社員
経営者は本気で情報発信力を磨け
「伝える」には繰り返しが不可欠
理解を共感に落とし込む
信用力や説得力を持つメディアの活用
メディアに取り上げられるコツ
メディアの目に留まるプレスリリースのつくり方
どんな会社であってもPRのネタは必ずある
幹部に求める役割
3 社員から広げる社外でのファンづくり
社員は自社の伝道師である
社員の“布教”を助けるのがPR
事例紹介2
コロナ禍においてPRを活用しつつ女性の視点を生かした事業変革に挑戦
ピーコック魔法瓶工業株式会社 代表取締役社長 山中千佳氏
COLUMN
止まらぬBto C大企業企画偏重のテレビ広報 中小企業が目指すべきは〝半径10メートル〟から始める社内メディア
株式会社フジテレビジョン 情報制作センター 統括制作部長/中小企業診断士 『めざまし8』プロデューサー 磯島康郎氏
第4章 40年かけてたどり着いた「社員のファンづくり」という確信
1 学生サークルの延長で起業
偏差値30から集中力で大学合格
学生ベンチャーとしてのスタート
19歳で起業、新卒の3倍稼ぐ
セールスプロモーション会社を設立
2 経営者としての「想い」に目覚める
後輩の活躍に刺激を受けて
飲食業に手を出して失敗
「PRプラットフォームビジネス」への挑戦
3 想いを「伝える」難しさに気づいた50代
経営は順調なのに、次々と去っていく社員
自分も社員も「幸せになる」こと
三人のレンガ職人の話
会社のミッション
ビジョンとしての「ハイクオリティカンパニー」
事例紹介3
先人がつくった理念を時代に合わせて読み替え PRの視点も取り入れ新たな挑戦へ
大衛株式会社 代表取締役社長 加藤 優氏
第5章 「広報の自走化」でファンづくりのサイクルを回す
1「広報の自走化」とは何か
PRを理解していない経営者が多い
スティーブ・ジョブズの言葉
自社でPRを行えるようになる「自走化」が理想
2 どのように「自走化」を実現するのか
自走化のための三つのポイント
客観的な数値で自走化の進捗状況を診断
3 経営戦略としてPR戦略を
経営戦略とPRの関係
PRの責任者はパーパスを最も理解している社長がベスト
さまざまな部門にPR発想を
「伝え続ける」ことで成果が出てくる
特別寄稿
「PR・広報」を自走化するための戦略・人材・組織の構築に向けて
学習院女子大学 国際文化交流学部 教授 丸山信人氏
おわりに
著者
本村 衆(もとむら・あつむ)
株式会社ネタもと代表取締役社長
青山学院大学経済学部在学中より学生起業家として活躍。1981年にセールスプロモーション会社を設立後、 2000年株式会社リアライズ設立、代表取締役就任。独自のPRプラットフォームを開発し、企業の成長をサポート。2018年にサービスをリニューアルし、現社名に変更。
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