こうやって、言葉が組織を変えていく。
全員自分から動き出す「すごい理念」の作り方
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こうやって、言葉が組織を変えていく。
全員自分から動き出す「すごい理念」の作り方
書籍情報
- 生岡 直人 著
- 定価:1760円(本体1600円+税10%)
- 発行年月:2023年05月
- 判型/造本:46並
- 頁数:256
- ISBN:9784478116487
内容紹介
「言葉の判断軸」があれば、チームから「やらされ仕事」が消えていく。唯一の税理士・理念実現コンサルタントが教える、メンバー全員が成果に向けて自ら動き出す「すごい理念」の作り方、浸透・実践のさせ方の全て。
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目次
プロローグ 理念は「成果」に直結する。
はじめに リーダーは「判断基準」を言語化せよ
第1章 「理念」は組織改革の最先端
理念は時代に合わせて最適化するもの
ミッション・ビジョン・バリューは「時間軸上」で考える
「成果」に直結する理念の3条件
(1) 理念とは、本当に伝えたいことを、伝わるレベルで言葉にしたものである
(2) 理念とは、人が自立的に動き、成果が上がる仕組みそのものである
(3) 理念とは、判断軸である
理念はどう「成果」につながるか?
1 「あり方」が継続的な成果を生み出す
2 理念が判断の質とスピードを上げる
3 「ルール」ではなく「バリュー」を共有すると行動が変わる
4 「理念浸透」はマーケティングの最先端
なぜ「理念」に関心を持ったか?
COLUMN 理念が成果につながるプロセス
第1章まとめ リーダーのためのアドバイス
事例1 税理士法人クロジカ
── 開業以来大切に育ててきた理念が、40年後に大きく動き出した ──
第2章 「浸透・実践」を前提にした理念の作り方
理念実現プロジェクト、全6カ月のスケジュール
【1カ月目】社長との面談/全従業員への研修
【2カ月目】社長と「バリュー案」の言語化/全従業員との「期待と貢献」面談
【3カ月目】ビジョンの言語化/「バリュー策定説明会」の実施
【4カ月目】全従業員から提出されたバリュー案をすべて読み、仮完成させる
【5カ月目〜】「バリュー完成ミーティング」を開催する
ミッションの言語化10ステップ
「今までの人生で充実していた出来事」を思い出すワーク
過去の事実は否定できない
「従業員が辞めるかもしれない」と告げる理由
成果は「人」ではなく「場」から生まれる
「心理的安全性」が高い場の3条件
生産性の高いミーティングのポイント
「バリュー完成ミーティング」のポイント
理念を「作るだけ」だと士気は下がる
第2章まとめ リーダーのためのアドバイス
事例2 マザーズインダストリー ── コロナ禍の苦境を「言葉の力」で乗り切る ──
第3章 理念はこうして「実践」する
理念の浸透と実践を阻むもの
社長と従業員の信頼関係を築く機会になる
理念は「人を変えるための手段」ではない
「とりあえず」で組織は変わらない
異議を唱える人と徹底的に話し合う理由
社長の「未来の理想」と従業員の「現在の負担」をすり合わせる
「4つのサイクル」で理念は浸透していく
【日次】デイリーラインナップ
【月次】バリューディスカッションとケーススタディ
【年次】人事評価
【適時】マニュアル作成
運用上の注意点と「新人研修」のポイント
生きた理念は人材の新陳代謝を促す
理念は「育成」されながら浸透する
理念によって組織に起きた変化4例
1 意見を言わない従業員が改善の第一人者に
2 寡黙で内気だった従業員が面倒見の良い先輩に
3 ベテラン従業員が後進の育成を一心不乱に行うように
4 すぐキレる院長が笑顔と言葉を大事にする人に
第3章まとめ リーダーのためのアドバイス
第4章 理念を「現場」で生かす方法
「理念を変えてはいけない」は思考停止である
二代目、三代目の社長が理念を作り変える意義
【理念×営業】「誰から買うか」の判断は理念で決まる
自分たちで作りあげたマニュアルに「やらされ感」はない
営業トークは「未来・過去・現在・未来」の順に話す
【理念×お金】「お金の流れの理解」と「動けない理由の言語化」で従業員は動く
「動けない理由」を言語化する
【理念×人事評価】 従業員の成長を理念で「数値化」する
従業員が経営者に求める姿勢は「見本・信頼・支援」
【理念×有事】「何をする」「どのようにする」「なぜする」の定期的な議論
【理念×採用】ミスマッチを解消する採用現場での理念活用
理念は「自由の束縛」ではなく「エネルギー源」
第4章まとめ リーダーのためのアドバイス
事例3 たけだ歯科医院 ── 理念評価で人間的成長を見える化する ──
第5章 学生が作った理念
── 理念の「教育的効果」について ──
事例4 茨城県立水戸農業高校
── 理念策定を通して生徒の「自分肯定感」が高まった ──
・教員が作った「水農あいことば」
・コロナ禍における理念の役割
・高校生が作る理念と効果
インタビュー 宮本智史先生に聞く
「どうせ水農だから」とは、もう言わせない。
事例5 城西国際大学観光学部
── 毎年、マイクレドの授業が満員御礼になる理由 ──
・90分の全力質疑応答
インタビュー 城臺あや・非常勤講師に聞く
「会社のクレドが私の考えと合っているからこの会社に決めました」
第5章まとめ リーダーのためのアドバイス
おわりに
著者
生岡直人(いくおか・なおと)
1983年大阪生まれ。関西大学社会学部社会学科卒。パートナリング株式会社代表取締役。税理士。一般社団法人リネジツ代表理事。株式会社ファイブアローズ代表取締役。
上場企業に就職するも半年で退社し、インターネット回線の代理店として起業。会計と人材マネジメントの知識が乏しく事業拡大に失敗し2年半で断念。25歳、アルバイトをしながら簿記3級から勉強を始め、27歳で税理士法人に就職。29歳、管理職として働きながら、税務・財務を中心にした経営支援だけでなく企業の成果に直結するサポートをしたいと感じ、成果につながる行動の源泉となる理念の策定・浸透のコンサルティングに取り組み始める。32歳、独立しパートナリング株式会社を設立。理念浸透を主とした組織育成を行い、設立以来黒字経営を続ける。34歳、自らの理念実現コンサルティングのノウハウを伝える講座を開講。36歳、その受講生を中心とした組織「一般社団法人リネジツ」を立ち上げ、理念の浸透・実現に関する研究を行う。2020年から大学・公立高校で教職員と学生に向けた理念教育を進める。
「コンサルタントが不要な組織をつくる」をモットーに、自走する仕組みを作り終えては新規顧客を受け入れ、常に十数社のコンサルティングを行う。本書が初の著書。
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