ビジネスエリートになるための 投資家の思考法
The Investor's Thinking
ビジネスエリートになるための 投資家の思考法
The Investor's Thinking
書籍情報
- 奥野 一成 著
- 定価:1650円(本体1500円+税10%)
- 発行年月:2022年09月
- 判型/造本:46並
- 頁数:272
- ISBN:9784478116043
内容紹介
ベストセラー『教養としての投資』に続く実践編。
「インベスターシンキング」は、投資もビジネスも成功に導く最強のメソッドである。
4000億円を動かすプロ投資家は、企業の「どこ」を見ているのか?
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目次
はじめに
「真面目に働くだけ」の人生はむしろ投機的かもしれない
投資家の思考法で激動の時代を生き抜く
第1章 お金に困らなくなる2つの方法
なぜキーエンスの平均年収は2180万円なのか?
なぜ200万円のオーブンが飛ぶように売れるのか?
すべての経済活動は顧客の問題解決である
あなたの顧客は誰ですか?
問題解決が複雑化している
お金はありがとうのしるし
お金に困らなくなる2つの方法
第2章 インベスターという生き物
ビジネスの3つの要素
投資家に対する誤解
インベスターは鵜匠である
ローパーテクノロジーズという鵜匠
インベスターは株価の下落を喜ぶ
信越化学というコントラリアン
インベスターは想像力を駆使する
株価は利益の影、利益はビジネスの影
想像力こそ人間であることの特質であり、進歩の原動力
パラダイムシフトの先にあるもの
インベスターは時間を味方につける
強い企業の株価は長期的には上昇する
インベスターであるがゆえに良い経営ができる
渋沢栄一翁は事業家か、投資家か?
経営資源配賦こそが経営者の本業
日本電産に見るキャピタルアロケーション
インベスターは合理性を重視する
仮説構築と検証
情報の量と考える量は反比例する
手を使って考える
足を使って考える
インベスターは価格よりも価値にこだわる
個人投資家の利益確定は理論的に間違っている
配当は強制的利益確定である
元本確保絶対主義から脱却せよ
第3章 インベスターが用いる3つの視点
「トヨタ・フェラーリ・テスラ」あなたならどこに投資する?
事業の経済性を見極める際に重要な3つの視点
インベスターシンキング① 俯瞰的に見る
「川中」の製造業は意外に儲からない
IBMのポジショニング戦略
IOCのバッハ会長はなぜあんなに偉そうなのか?
身の回りでも起こっている「中抜き」
ネットフリックスvsディズニープラス
インベスターシンキング② 動態的に見る
タイムトリップして産業の変化を考える
iPhone躍進の裏にあるもの
カメラを買う人がほしいのは、写真ではなく思い出
GAFAの未来は安泰か?
任天堂はピカチュウのオーナーではない
産業バリューチェーンを川上に駆け上がる企業
シャキシャキのレタスの付加価値とは?
インベスターシンキング③ 斜めから見る
一見、違って見えるが、実は根っこは同じもの
価値とコストの非対称性
香料と醤油、動物向けの薬の共通項とは?
垂直統合から水平分業へ
Nidec入ってる?
なぜATMで自分のお金を下ろすのに110円取られるのか?
レーザー&レーザーブレードモデル
人の命に関わる財
AKB48にみるアナロジー
第4章 企業の本質に迫る5つのプロセス
企業分析のプロセス
実際に手を動かしてみよう
さまざまな事象を数値化・可視化して比較する
「なぜ」そうなるのか?を考える
さらに「なぜ」そうなるのか?を考える
さらにさらに「なぜ」そうなるのか?を考える
重要な20%を特定できれば、重要でない80%を捨てることができる
フェラーリとエルメスの「資産価値」の高さ
第5章 お金と価値を生み続ける最強のポートフォリオ
インベスターシンキング実践編
俺か、俺以外か…「ジブン・ポートフォリオ」という考え方
「ジブン・ポートフォリオ」を描いてみよう
22歳のジブン・ポートフォリオ
35歳のジブン・ポートフォリオ
50歳のジブン・ポートフォリオ
「価値」を生まないものはすべてスルーする
価値増大テスト:自分資産編
インベスターシンキングをあなた自身に適用する
あなたの付加価値は何ですか?
あなたの競争優位性は何ですか?
あなたの長期潮流は何ですか?
自己投資に向けて一歩踏み出す勇気を持とう
価値増大テスト:金融資産編
① 何も生まない資産 : 金、仮想通貨
② 貨幣ベースの資産 : 貨幣、預金、債券
③ 価値を生む資産 : 不動産、株式
「ジブン・ポートフォリオ」資産間の分散効果
従業員持株制度をどう考えるか?
「ジブン・ポートフォリオ」資産間の相乗効果
「ジブン・ポートフォリオ」のポートフォリオマネジメント
企業DC、個人DCという最強のスキーム
レバレッジはリスクと背中合わせ
一括より積立て投資が合理的
為替リスクへの対策
不動産投資をどう考えるか?
株式投資で失敗しないポイント
自分のオーナーになろう
おわりに
一億総依存社会
FIREは真の自立だろうか?
「ジブン・ポートフォリオ」の究極のゴール
自立なくして相乗効果なし
著者
奥野一成(おくの・かずしげ)
農林中金バリューインベストメンツ株式会社(NVIC) 常務取締役兼最高投資責任者(CIO)。
京都大学法学部卒、ロンドンビジネススクール・ファイナンス学修士(Master in Finance)修了。1992年日本長期信用銀行入行。長銀証券、UBS証券を経て2003年に農林中央金庫入庫。2007年より「長期厳選投資ファンド」の運用を始める。2014年から現職。日本における長期厳選投資のパイオニアであり、バフェット流の投資を行う数少ないファンドマネジャー。機関投資家向け投資において実績を積んだその投資哲学と手法をもとに個人向けにも「おおぶね」ファンドシリーズを展開している。著書に『教養としての投資』『先生、お金持ちになるにはどうしたらいいですか?』(ともにダイヤモンド社)など
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