あした死ぬ幸福の王子
ストーリーで学ぶ「ハイデガー哲学」
あした死ぬ幸福の王子
ストーリーで学ぶ「ハイデガー哲学」
書籍情報
- 飲茶 著
- 定価:1650円(本体1500円+税10%)
- 発行年月:2024年06月
- 判型/造本:46上
- 頁数:280
- ISBN:9784478114315
内容紹介
哲学者ハイデガーに学ぶ「死ぬときに後悔しない方法」
舞台は中世ヨーロッパ。登場人物は傲慢な王子と謎の老人。サソリに刺され、余命1か月を宣告された王子は自殺しようと湖に。そこに謎の老人が現れ、ハイデガー哲学を学んでいく。「生きるとは何か?」「人生とは何か?」当たり前の日常が愛おしくなる。
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目次
序章 ── 宣告
第1章 ── 死の哲学者
もし明日死ぬとしたら、何をする?/「死とは何か?」を考える前に/人間の思考の「限界」とは?/「存在」とは、思考の土台である/人はなぜ死を恐れるのか?
第2章 ── 現存在
「人間とは何か?」ハイデガーの答え/人間は「いつか必ず死ぬ不幸な存在」なのか?
第3章 ── 道具体系
人間以外は、すべて「道具」である/「道具」がなければ、私たちは生きていけない/では、人間も「道具」なのか?/人はみな、「幸福の王子」として生まれてくる
第4章 ── 本来的生き方
多くの人間が「非本来的」に生きている/人間と動物の「決定的な違い」とは?/「他者の視線」で人生を決めていないか?/死が持つ五つの特徴/死がもたらす「思いがけない贈り物」とは?
第5章 ── 死の先駆的覚悟
大切な人の余命を知ったら、あなたはどうする?/死など忘れて、毎日楽しく生きてはいけないのか?/今この瞬間も「死」を覚悟して生きよ
第6章 ── 良心の呼び声
「良心」がなければ、死とは向き合えない/あなたを襲う「無力感」の正体/何気ない日常で、目をそらしてはいけないもの/あなたにとって、「かけがえのない存在」とは?
第7章 ── 時間(被投性と企投性)
「二つの時間」を比較する/過去とは、勝手に放り込まれた世界/未来とは、ひとつしか選べない世界/現在とは、無力さを突きつけられる世
界/あなただけが選べる、たったひとつの可能性/人は「絶対に手に入らないもの」を求めている
第8章 ── 世界内存在
「死の恐怖」とどう向き合えばいいのか?
終章 ── 幸福の王子
エピローグ
著者
飲茶(やむちゃ)
北国生まれ。東北大学大学院修了。会社経営者。
哲学、科学、数学をわかりやすく解説するブログを立ち上げ、そのシンプルで奥深い内容に注目が集まる。その後、作家としての活動を開始し、30万部を超えるベストセラー『史上最強の哲学入門』(河出文庫)を筆頭に数々の書籍を世に送り出し、幅広い支持を集めている。
主な著書に『正義の教室』(ダイヤモンド社)、『史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち』(河出文庫)、『哲学的な何か、あと科学とか』『哲学的な何か、あと数学とか』(ともに二見文庫)などがある。
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