読むだけで世界地図が頭に入る本
世界212の国と地域が2時間でわかる
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世界212の国と地域が2時間でわかる
書籍情報
- 井田仁康 編著
- 定価:1980円(本体1800円+税10%)
- 発行年月:2022年04月
- 判型/造本:A5並
- 頁数:336
- ISBN:9784478113653
内容紹介
世界212の国と地域の“今”をこの1冊に凝縮!一度読んだら忘れない!パラパラ読むだけで位置関係がスッと入る。国とエリアの特徴が面白いほどわかる。経済、エネルギー、人口、紛争、敵対国、同盟国、環境問題——複雑な世界の重要問題がスッキリわかる!
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目次
はじめに
第1章 アジア
東アジア 共通の文化と国家の分断
◦日本国
平均寿命は世界一、世界で最も少子高齢化が進む
◦大韓民国
「選択と集中」による経済発展
◦朝鮮民主主義人民共和国
国際的孤立を深める社会主義国
◦中華人民共和国
巨大経済圏構想「一帯一路」を掲げる
◦モンゴル国
計画経済から市場経済への移行で経済が混乱
◦台湾
中国との政治的対立と経済的な結びつき
◦香港
華人・華僑ネットワークと自由放任政策で発展
◦マカオ
カジノ産業の発展と競争激化
東南アジア 世界経済を牽引する生産拠点
◦ベトナム社会主義共和国
外資導入により発展する社会主義国
◦カンボジア王国
増大する中国の存在感
◦ラオス人民民主共和国
水力発電によるエネルギー輸出立国
◦ミャンマー連邦共和国
50年続いた軍事政権から民主的な国家建設へ
◦タイ王国
ASEANのリーダー
◦マレーシア
マレー人と華人との経済格差
海域東南アジア 東西のアジアを結ぶ「海洋交易の要衝」
◦シンガポール共和国
産業の高度化を成し遂げた都市国家
◦ブルネイ・ダルサラーム国
オイルマネーが支える高福祉の王国
◦フィリピン共和国
農業依存からBPO産業への転換
◦インドネシア共和国
ムスリムが世界で最も多い国
◦東ティモール民主共和国
21世紀最初の独立国
南アジア 多様な民族と多様な宗教
◦インド
経済の急成長と拡大する格差
◦バングラデシュ人民共和国
二度の独立を果たしたベンガル人の国
◦ブータン王国
国民の幸福を目指す立憲君主国
◦ネパール連邦民主共和国
ヒマラヤ山脈に抱かれた山岳国家
◦スリランカ民主社会主義共和国
25年続いた民族紛争
◦モルディブ共和国
国土消滅の危機に瀕するインド洋の島国
◦パキスタン・イスラーム共和国
古代文明を生んだイスラームの国
西アジア 自然環境は厳しく、資源が豊富なイスラーム世界
◦アフガニスタン・イスラーム共和国
イスラーム原理主義が国を支配
◦イラン・イスラーム共和国
シーア派の大国
◦トルコ共和国
ヨーロッパとアジアを結ぶイスラーム圏
◦キプロス共和国
民族対立で首都が南北に分裂
◦イラク共和国
中央政府とクルド人自治区の対立
◦シリア・アラブ共和国
世界最大の難民問題「シリア危機」
◦レバノン共和国
宗教三派による政治権力の配分
◦イスラエル国
パレスチナとの戦闘が続くユダヤ人国家
◦パレスチナ自治政府
繰り返し続くイスラエルとの戦闘
◦ヨルダン・ハシェミット王国
シリアからの大量難民を受け入れる国
◦サウジアラビア王国
国際的な石油需給に多大な影響力をもつ
◦クウェート国
豊富なオイルマネーで社会福祉が充実
◦バーレーン王国
ペルシャ湾に浮かぶ小さな島国
◦カタール国
オイルマネーで世界トップレベルの国民所得
◦アラブ首長国連邦
資源豊富なアブダビ、観光立国ドバイ
◦オマーン国
アラビア海を望み砂漠が広がる国
◦イエメン共和国
イランとサウジアラビアによる内戦が続く
中央アジア ソ連時代の負の遺産が残るヨーロッパとアジアの交差点
◦カザフスタン共和国
中央アジア最大の産油国
◦キルギス共和国
中国への経済依存が高まる
◦タジキスタン共和国
世界で最も標高の高い国
◦ウズベキスタン共和国
10分の1にまで縮小したアラル海
◦トルクメニスタン
世界屈指の天然ガス埋蔵量
コーカサス 民族が交錯し、紛争が多発する地域
◦アゼルバイジャン共和国
カスピ海に面する油田開発の国
◦ジョージア
ロシアからの脱却を図り、緊張関係が続く
◦アルメニア共和国
アゼルバイジャンやトルコとの対立が続く
第2章 ヨーロッパ
◦ロシア連邦
国土面積が世界最大の多民族大国
東ヨーロッパ ロシアとの関係を維持する国、EUに接近する国
◦ベラルーシ共和国
ヨーロッパ最後の独裁国家
◦ウクライナ
ロシアと緊張関係が続く
◦ポーランド共和国
分割と消滅の歴史をもつ国
◦チェコ共和国
中世の伝統的建築物が残る美しい街並み
◦スロバキア共和国
民族や文化の違いでチェコから分離
◦ハンガリー
東ヨーロッパ民主化の先駆け
◦モルドバ共和国
ロシア系住民とトルコ系住民の独立分離運動
◦ルーマニア
東ヨーロッパで唯一のラテン系民族の国
◦ブルガリア共和国
世界一のローズオイル生産
バルト三国 ソ連崩壊でロシアから独立した3つの国
◦エストニア共和国
中世の街並みと最先端の技術が共存する国
◦ラトビア共和国
CIS諸国とヨーロッパを結ぶ貿易拠点
◦リトアニア共和国
バルト海に面した自然豊かな国
北ヨーロッパ 美しい自然と充実した社会福祉制度
◦フィンランド共和国
女性の社会進出が進んだ森と湖の国
◦ノルウェー王国
フィヨルドの絶景が続く欧州最北の漁業大国
◦スウェーデン王国
ノーベル賞の授与式が行われる高福祉国家
◦デンマーク王国
クリーンエネルギーの活用が進む高福祉先進国
西ヨーロッパ 世界最大級の経済同盟EUの中心地
◦イギリス
産業革命の発祥地
◦アイルランド
ケルト民族の文化が根付く
◦アイスランド共和国
再エネ電力100%の氷河と火山の国
◦ドイツ連邦共和国
高い生産性と技術力で産業が発展
◦オランダ王国
水を上手に利用し、農業を発展させた国
◦ベルギー王国
ヨーロッパ各地の文化が交わる多言語国家
◦ルクセンブルク大公国
一人当たりGDPが世界トップの裕福な国
◦フランス共和国
観光客数が世界一
◦モナコ公国
世界有数のリゾート地
◦スイス連邦
雄大な自然に恵まれた多民族・多言語の国
◦リヒテンシュタイン公国
欧州屈指の資産家貴族が治める国
◦オーストリア共和国
ドナウ川のほとり芸術の都ウィーン
南ヨーロッパ・イタリア半島 イタリアと伝統あるミニ国家
◦イタリア共和国
文化と歴史の国が抱える南北格差
◦サンマリノ共和国
城壁に囲まれた世界最古の共和国
◦バチカン市国
カトリックの総本山で世界最小の国
◦マルタ共和国
地中海の真ん中に浮かぶ小さな島国
南ヨーロッパ・バルカン半島 民族紛争を繰り返した「ヨーロッパの火薬庫」
◦スロベニア共和国
旧ユーゴスラビアの中で最も工業化の進んだ国
◦クロアチア共和国
豊かな自然と美しい海岸が広がる国
◦ボスニア・ヘルツェゴビナ
サラエボ事件の舞台となった国
◦セルビア共和国
旧ユーゴスラビアの大統領チトーの生まれた国
◦モンテネグロ
美しい山と海の景色が広がる国
◦アルバニア共和国
アドリア海に面したムスリムの多い国
◦コソボ共和国
2008年に独立した新しい国
◦北マケドニア共和国
マザー・テレサが生まれた国
◦ギリシャ共和国
ヨーロッパ文化に大きな影響を与えた国
南ヨーロッパ・イベリア半島 イスラームとキリスト教が交差し、独自の文化が発展
◦アンドラ公国
フランスとスペインに挟まれた山脈の谷間
◦スペイン王国
多くの世界遺産と情熱的な祭り
◦ポルトガル共和国
古くから日本とつながりの深い国
◦ジブラルタル
ヨーロッパに残る最後の植民地
第3章 アフリカ
アフリカ北部 サハラ砂漠以北に広がるアラブ世界
◦エジプト・アラブ共和国
中東とアフリカの接点
◦スーダン共和国
内戦が続き、世界最大の人道危機へ
◦リビア
石油と天然ガスへの依存度が高い経済
◦チュニジア共和国
民主化運動「アラブの春」の発火点
◦アルジェリア民主人民共和国
フランスから独立後、社会主義を経て市場経済に
◦モロッコ王国
西サハラの帰属問題は未解決
◦西サハラ
モロッコによる実効支配が続く非独立地域
アフリカ西部 奴隷貿易と植民地分割の歴史が残る国々
◦カーボベルデ共和国
本国の人口よりも海外在住者が多い
◦モーリタニア・イスラーム共和国
日本がタコを最も多く輸入する国
◦セネガル共和国
首都ダカールは奴隷貿易の大西洋横断航路の拠点
◦ガンビア共和国
アフリカ大陸部では面積最小の細長い国
◦ギニア共和国
首都コナクリは年降水量が世界最多
◦ギニアビサウ共和国
ブラジル移民の子孫が多い国
◦マリ共和国
かつての栄光を伝える古都トンブクトゥ
◦シエラレオネ共和国
解放奴隷が入植した首都フリータウン
◦リベリア共和国
アフリカ最初の共和国、最初の女性大統領が誕生
◦コートジボワール共和国
カカオ豆の生産・輸出が世界一
◦ブルキナファソ
日本が輸入するごまの約3分の1を提供
◦ガーナ共和国
野口英世が活躍し、カカオ豆でおなじみの国
◦トーゴ共和国
沿岸部はかつての奴隷海岸、南北に細長い国
◦ベナン共和国
水上都市ガンビエは奴隷貿易の名残
◦ニジェール共和国
国土の約3分の2がサハラ砂漠
◦ナイジェリア連邦共和国
アフリカ最大の人口2億人が暮らす国
アフリカ東部 広大な自然と文化の交差点
◦エリトリア国
海運の大動脈に沿う独裁国家
◦エチオピア連邦民主共和国
世界最古の独立国
◦ジブチ共和国
自衛隊初の海外拠点のある国
◦ソマリア連邦共和国
世界一危険といわれる国
◦南スーダン共和国
人道危機が続く世界で最も新しい国
◦ウガンダ共和国
ヴィクトリア湖に面する高原の国
◦ケニア共和国
豊かな自然、東アフリカの中核
◦ルワンダ共和国
大虐殺を乗り越え、アフリカ有数の経済成長国に
◦ブルンジ共和国
民族対立が続く世界最貧国
◦タンザニア連合共和国
名峰キリマンジャロと豊かな歴史
◦セーシェル共和国
インド洋に浮かぶ地上最後の楽園
◦コモロ連合
シーラカンスが捕獲される島国
◦マダガスカル共和国
インド洋で孤立し、独自の生物進化を遂げた島
◦モーリシャス共和国
世界有数のリゾート「インド洋の貴婦人」
アフリカ中央部 熱帯雨林、サバンナ、ステップが広がる
◦チャド共和国
5%近くまで減少したチャド湖
◦中央アフリカ共和国
不安定な政情が続き、貧困率がとくに高い
◦カメルーン共和国
海岸沿いの4000m級火山と世界有数の多雨
◦赤道ギニア共和国
大陸部と島々から成る国、赤道は通っていない
◦サントメ・プリンシペ民主共和国
ギニア湾に浮かぶ火山島
◦ガボン共和国
アフリカ有数の産油国
◦コンゴ共和国
かつてのコンゴ王国のうちフランス領となった地域
◦コンゴ民主共和国
豊富な資源を巡る内戦に苦しめられた国
アフリカ南部 白人による支配が長く続いた国々
◦アンゴラ共和国
飛地に経済を支える石油が埋蔵
◦ザンビア共和国
日本の10円玉にも使われている銅を産出
◦マラウイ共和国
アフリカ大地溝帯に位置する細長い内陸国
◦モザンビーク共和国
織田信長が最初に出会ったアフリカ人の出身地
◦ジンバブエ共和国
世界最悪のハイパーインフレを経験
◦ボツワナ共和国
手つかずの自然と高品質のダイヤモンド
◦ナミビア共和国
国土の大半は「何もない土地」
◦南アフリカ共和国
多民族共存の「レインボーネイション」実現へ
◦エスワティニ王国
国王が絶大な権力を持つ
◦レソト王国
周囲を南アフリカに囲まれた、山中にある内陸国
第4章 北・中央アメリカ
北アメリカ 工業と農業の世界的中心地
◦カナダ
自然豊かな世界で2番目に大きい国
◦アメリカ合衆国
政治・経済において世界をリードする超大国
◦メキシコ合衆国
古代文明の遺跡の残る高原の国
◦グリーンランド
北極圏に浮かぶ世界最大の島
中央アメリカ 南北アメリカ大陸の地峡
◦ベリーズ
広大なサンゴ礁とマヤ文明の遺跡
◦グアテマラ共和国
マヤ文明の末裔が暮らす
◦ホンジュラス
最も危険な国の一つ
◦エルサルバドル共和国
中米で最も人口密度が高い国
◦ニカラグア共和国
大震災を経て革命が起こる
◦コスタリカ共和国
軍を持たない中米の楽園
◦パナマ共和国
いわずと知れた運河の国
カリブ海 旧宗主国の影響で島ごとに多様な文化が発展
◦バハマ国
カリブ海屈指のリゾートアイランド
◦キューバ共和国
フロリダ半島に程近い社会主義の国家
◦ジャマイカ
最高級コーヒー・ブルーマウンテンの産出国
◦ハイチ共和国
混乱する世界最初の黒人国家
◦ドミニカ共和国
カリブ海の野球大国
◦プエルトリコ
アメリカの自由連合州
◦セントクリストファー・ネービス
カリブ海で最も古いリゾート地
◦アンティグア・バーブーダ
ハリケーンからの再興
◦ドミニカ国
カリブの植物園
◦セントルシア
聖ルチアにちなむ島
◦セントビンセント及びグレナディーン諸島
パイレーツ・オブ・カリビアンの撮影地
◦グレナダ
アメリカによる軍事介入を受けた小国
◦バルバドス
カリブ海諸国の優等生
◦トリニダード・トバゴ共和国
石油と天然ガス資源を持つ国
◦カリブ海の非独立地域
独立しないのには理由がある
第5章 南アメリカ
南アメリカ北部 アマゾン川流域に広がる世界最大の熱帯雨林
◦コロンビア共和国
混血の多い、コーヒー生産国
◦ベネズエラ・ボリバル共和国
原油の埋蔵量世界一
◦ガイアナ共和国
石油により貧困からの脱出を図る国
◦スリナム共和国
オランダ語を公用語とする多民族国家
◦フランス領ギアナ
南米唯一の非独立地域
◦ブラジル連邦共和国
日系人が多い、経済発展が注目された国
◦エクアドル共和国
赤道直下、揺れる外交関係
南アメリカ南部 広大な草原地帯と世界最長の山脈
◦ペルー共和国
日系人の大統領、インカ帝国の遺跡
◦ボリビア多民族国
国名に「多民族」の理由
◦パラグアイ共和国
電力は100%水力、電力輸出も行う国
◦アルゼンチン共和国
広大な穀倉地帯、ヨーロッパ系住民の多い国
◦チリ共和国
南北に長く、鉱業の盛んな国
◦ウルグアイ東方共和国
「世界で一番貧しい大統領」で有名な国
◦フォークランド(マルビナス)諸島
イギリスとアルゼンチンの領有権争い
第6章 オセアニア
◦オーストラリア
白豪主義から多文化主義へと転換した国
ポリネシア ハワイ、ニュージーランド、イースター島を結ぶ広大な地域
◦ニュージーランド
国をあげて環境保全に取り組む自然豊かな国
◦クック諸島
ニュージーランド、日本とのつながりが強い国
◦ニウエ
世界最大のサンゴ礁の島
◦ツバル
平和愛好国とのみ国交を持つ国
◦トンガ王国
植民地化されず、緩やかに民主化が進む
◦サモア独立国
ニュージーランドとの強い関係
◦アメリカ領サモア
南太平洋の軍事的拠点
◦フランス領ポリネシア
タヒチを中心とした広大なフランス領
メラネシア オーストラリア北東部の島々
◦パプアニューギニア独立国
世界第2位の面積を持つ島
◦フィジー共和国
フィジー系住民とインド系住民の共存
◦ソロモン諸島
太平洋戦争の激戦地、コプラが主要産品
◦バヌアツ共和国
イギリスとフランスの共同統治の影響が残る
◦ニューカレドニア
ニッケルと観光が注目される
ミクロネシア 火山島と隆起サンゴ礁の小さな島々
◦ミクロネシア連邦
特徴ある4つの州から成る国
◦パラオ共和国
パラオ人の半数が公務員、観光と海外援助に頼る国
◦マーシャル諸島共和国
核、ミサイル実験に使われている国
◦ナウル共和国
りん鉱石の枯渇に苦しむ国
◦キリバス共和国
日付変更線が大きく張り出す、海面上昇の深刻な国
◦グアム
太平洋戦略上の重要拠点
参考文献
編著者
井田仁康(いだ・よしやす)
筑波大学人間系長、教授。博士(理学)。1958年生まれ。日本社会科教育学会長、日本地理教育学会長などを歴任。筑波大学第一学群自然学類卒。筑波大学大学院地球科学研究科単位取得退学。著書に『ラブリーニュージーランド』(二宮書店)、『社会科教育と地域』(NSK出版)などがある。
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