世界の「分断」から考える 日本企業 変貌するアジアでの役割と挑戦

世界の「分断」から考える 日本企業 変貌するアジアでの役割と挑戦
書籍情報
- PwCコンサルティング合同会社 PwC Intelligen 著
- 定価:2750円(本体2500円+税10%)
- 発行年月:2025年04月
- 判型/造本:46上
- 頁数:316
- ISBN:9784478121511
内容紹介
「課題先進国」日本再び世界に重きをなすことが予想される中国とインド、さらにこの両国に挟まれる形で存在するその他のアジア諸国の動向を、先行きのリスクや可能性と共に把握しておく必要性が増している
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目次
はじめに
序章 「分断」から考える世界の行方、日本が進む道
「分断」から考える世界の行方
アジアの目線から読み解く日本の勝ち筋
本書の構成
第Ⅰ部 各国・地域別、日本に求められる目線
第 1 章 歴史と変化から考える中国市場の今後のあり方
厳しさを増しつつ、構造変化が進展する中国
今後も考慮すべき中国市場の特性およびリスクファクター
日本企業による中国事業のあり方と将来へのインプリケーション
第 2 章 インドで試される日本企業のグローバルサウスへの向き合い方
グローバルサウス台頭の意味
腰を据えてインドビジネスを検討する局面に
インドとの向き合い方をグローバルサウス全体で活かす
コラム:インドからグローバルサウスへの展開の可能性
第 3 章 重要性を増すASEANとのつながり
分断の時代において高まるASEANの重要性
ASEANを取り巻く環境と日本の役割
問われる日本企業のASEAN事業
コラム:中国と先進国の第三国市場協力
第Ⅱ部 アジアの社会課題と、日本の貢献の可能性
第 4 章 超高齢社会を迎えるアジアの財政・社会保障
アジア経済の成長要因
アジアの人口動態と高齢化の状況
アジアの財政・社会保障の状況
超高齢社会を迎えるアジアで求められる日本企業の3つの視点
コラム:社会課題を優位性に転換するには ──「高齢化」に関する国際標準の活用から
第 5 章 環境課題に挑む サステナブル・アジアへ
環境問題の最重要地域としてのアジア
アジアは自給してつながることでサステナブル転換を目指す
サステナブル転換を促す日本ならではの貢献
コラム:環境問題解決の先頭を走る中国
第 6 章 South to Southで動くビジネストレンドに気づく ── 脱炭素分野ではバイオ燃料が軸に
欧米先進国が脱炭素のルールをつくる構図に変化の兆し
バイオ燃料先進国ブラジルの事例に見る、今後の新興・途上国での脱炭素の行方
日本が新興国の脱炭素に貢献できること
第 7 章 未来に向けた、テクノロジーによる社会課題解決 ── 日本・アジア発のテクノロジーのポテンシャル
x-Techにおけるテクノロジーの役割の変化
x-Techを支えるハードウェアの重要性
テクノロジーをめぐる日本の資産と課題
アジアとの共生による課題の克服と日本・アジア発x-Techの可能性
コラム:技術の国際標準化とアジアにおける連携
第 8 章 エンタテイメント&メディアを軸としたテクノロジーを社会全体に活かす
アジアで拡大する市場
ビジネス環境の変化のなかで求められる対応
E&Mを起点に、広い視点で社会やビジネスを考える
コラム:メディアテクノロジーの社会的利用 ── アジアでも進む取り組み
第 9 章 【鼎談】アジアでつながり、新たな価値の創出へ
著者
PwCコンサルティング合同会社
PwC Intelligence
ビジネスを取り巻く環境が急激に変化し不確実性が高まるなか、複雑化、高度化する経営課題に対応するための羅針盤となるべく、2022年10月に設立されたシンクタンク。マクロ経済、サステナビリティ、地政学、サイバーセキュリティ、テクノロジーなどの領域を柱に据えつつ、専門性の枠を超えて各領域の専門家の知見を有機的に融合させる「統合知」を提供する。クライアント企業が未来を見通すためのパートナーを目指して活動している。
PwC Japanグループ
PwC Japanグループは、日本におけるPwCグローバルネットワークのメンバーファームおよびそれらの関連会社の総称です。各法人は独立した別法人として事業を行っています。
複雑化・多様化する企業の経営課題に対し、PwC Japanグループでは、監査およびブローダーアシュアランスサービス、コンサルティング、ディールアドバイザリー、税務、そして法務における卓越した専門性を結集し、それらを有機的に協働させる体制を整えています。また、公認会計士、税理士、弁護士、その他専門スタッフ約12,700人を擁するプロフェッショナル・サービス・ネットワークとして、クライアントニーズにより的確に対応したサービスの提供に努めています。
PwCコンサルティング合同会社
PwCコンサルティング合同会社は、経営戦略の策定から実行まで総合的なコンサルティングサービスを提供しています。PwCグローバルネットワークと連携しながら、クライアントが直面する複雑で困難な経営課題の解決に取り組み、グローバル市場で競争力を高めることを支援します。
執筆者
(はじめに〜第8章執筆者の所属はPwCコンサルティング合同会社)
・桂 憲司(かつら・けんじ)
PwC Japanグループ チーフ・ストラテジー・オフィサー
兼チーフ・イノベーション・オフィサー
PwCコンサルティング合同会社 副代表執行役 (第9章)
・片岡 剛士(かたおか・ごうし)
上席執行役員、チーフエコノミスト (はじめに、序章、第9章)
・薗田 直孝(そのだ・なおたか)
シニアエコノミスト (第1章)
・岡野 陽二(おかの・ようじ)
シニアマネージャー (第2、3章)
・榎本 浩司(えのもと・こうじ)
シニアアソシエイト (第3章)
・伊藤 篤(いとう・あつし)
シニアエコノミスト (第4章)
・相川 高信(あいかわ・たかのぶ)
マネージャー (第5章)
・吉武 希恵(よしたけ・きえ)
シニアアソシエイト (第6章)
・祝出 洋輔(いわいで・ようすけ)
シニアマネージャー (第7章)
・柳川 素子(やながわ・もとこ)
マネージャー (第8章)
・山本 浩史(やまもと・こうじ)
PwC Japanグループ
ジャパン・ビジネス・ネットワーク(海外事業支援)
アジア・パシフィック・リージョンリーダー (第9章)
・魏 慧婷(うぇい・けいてい)
マネージャー (第4章コラム、第7章コラム)