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神山

地域再生の教科書

  • 紙版
  • 電子版

神山

地域再生の教科書

書籍情報

  • 紙版
  • 電子版
  • 篠原 匡 著
  • 定価:2200円(本体2000円+税10%)
  • 発行年月:2023年09月
  • 判型/造本:A5並
  • 頁数:304
  • ISBN:9784478118023

内容紹介

人口わずか5000人の限界集落に全国から企業や移住者が集まり、この春には「神山まるごと高専」も開校!地域の中でどんどんプロジェクトが生まれ、イノベーションが起こり、そして町が進化していく徳島県神山町。「地域再生」のお手本として全国から視察が訪れるこの町の強さの神髄を明かした。

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

プロローグ

消滅するかもしれない町に誕生した奇跡の学校
10年ぶりに、神山の沼にはまった
神山を通して日本の未来と働き方を探る

第1章 「奇跡の学校」はなぜ誕生したか?

コンセプトは「テクノロジー×デザイン×起業家精神」
なぜ現役の起業家が高専をつくろうと思ったのか
神山まるごと高専が生み出す波及効果
原風景にあったシリコンバレーの姿
神山まるごと高専が生まれたきっかけ
「将来、ここが神山バレーになるかもしれんな」
Sansanの経営よりも10倍大変だった学校づくり
会見当時は何も決まっていなかった
出だしからつまずいた高専プロジェクト
全然、高専じゃなかった神山まるごと高専の青写真
ついに学校長が見つかる
寺田の腹を括らせた爆弾発言
理事長と経営者、二足のわらじに込めた決意
文科省には通じなかった「町まるごとキャンパス」
コンサルの仕事の対極にあった神山の雰囲気
カリキュラムに芯を通した「神山サークル」
高専設立の過程で起きた地域との衝突
ある体育教師の葛藤
「先生、こんなん募集しよるよ。応募せんの?」
子どもの決断を尊重できる親の存在
無名の高専を社会に認知させた「やり方」
資金調達と学費無償化で見せた起業家の腕力
学費無償化を実現した舞台装置
前代未聞のプロジェクトを実現させた神山の力

第2章 プロジェクトが続々と湧き出る神山の秘密

ワイルド過ぎる2つの教育プロジェクト
「みっけ」と「ねっこぼっこ」が大切にしていること
「みっけ」と「ねっこぼっこ」が生まれた理由
神山と出会ったらんぼう夫妻の夢
パーマカルチャーの実践者、松岡美緒
「毎日やると100倍楽しいよ」
みっけに子どもを通わせる親の理由
プロジェクトを生み出す神山の“濃さ”
人をチャレンジに駆り立てる神山の空気
「生涯会社員」を“起業”に向かわせたもの

第3章 プロジェクトをブーストした官と民のコラボレーション

神山の「地産地食」を牽引する新しい拠点
神山の「食」のハブとなったフードハブ
まちづくりをグリーンバレーに委ねていた
影の薄い神山町がまちづくりに加わった理由
「成り行きの未来」が示したバッドエンド
フードハブで共鳴した真鍋と白桃
最終発表の場で起きた予想外の展開
官と民の協業を助ける神山つなぐ公社
「かま屋」が直面した生みの苦しみ
最後はスピンアウトした食育部門
「かまパンらしいパン」って何?
自分ごとになったかまパンでのパンづくり
町のリソースにこだわり抜いた集合住宅
「よき農村婦人を育てる」ことが目的だった生活科
神山で起きたもう一つの奇跡
理想的な官民連携
町が住民の「やりたいこと」を後押しする

第4章 「入り口の多様性」が生み出す地域の多様性

時期ごとに異なる移住者のタイプ
神山まるごと高専関係者が起こす化学反応
移住者に触発される地元の住民
なぜ神山を選び移住したのか

神山を代表する超有名人 荒廃した山の再生に全力
B&Bオニヴァ&Experience店主 齋藤郁子

世界を旅したヒッピーがたどり着いた「終の棲家」
COCO歯科院長 手島恭子

電通を辞めて神山に移住 ワクワクの先に掴んだもの
学校法人神山学園・学生募集チームリーダー 村山海優

会社員を辞めてなんでも屋 ジジババに見た生きる力
よろずや万結屋店主 佐々木敬太

興味のある仕事しかやらない 「薄く広く」という働き方
野原洋介 野原奈津美

独力でつくった天空の植物園 岳人の森のぶれない生き方
岳人の森・主 山田勲 観月茶屋店主 山田充

先人の挑戦を未来につなぐ スダチ日本一を支える移住者
NPO法人里山みらい理事長 永野裕介

おいしい、楽しいが大好き 唯一無二のカレー体験
moja house女将 北山歩美

高校生活で手に入れた故郷 県外生が感じた神山の本質
島根県立大学地域政策学部1年 砂川康介

「仕事一筋」が農家に転身 移住で気づいた真の豊かさ
Oronono・生産者 松本直也 松本絵美

「農のある暮らし」を継承 神山の風景を守る神山塾OB
「エタノホ」メンバー 兼村雅彦 植田彰弘
リレイション代表・神山塾塾長 祁答院弘智

生涯起業家が気づいた 移住者を惹きつける度量
株式会社えんがわ代表 隅田徹

第5章 どこにでもあった田舎が「神山」になった理由

グリーンバレーのおもしろがるセンス
神山で弾み車が回り始めたきっかけ
サテライトオフィスの“生みの親”
職人を移住者として誘致した
おじさんたちの葛藤
老いと闘うグリーンバレー
窮屈な田舎の枠を取っ払った先駆者
神山に学ぶ「多様性」と「偶発性」
多様性を生み出す受け入れ側の「器」
大南が見る50年後の神山

エピローグ

神山の見どころ
神山MAP






著者

篠原 匡(しのはら・ただし)
作家・ジャーナリスト・編集者
1999年慶應義塾大学商学部卒業、日経BPに入社。日経ビジネス記者や日経ビジネスオンライン記者、日経ビジネスクロスメディア編集長、日経ビジネスニューヨーク支局長、日経ビジネス副編集長などを経て、2020年4月にジャーナリスト兼編集者として独立。高齢化や過疎をはじめとした日本のソーシャルイシューを題材にすることが多い。
著書に『腹八分の資本主義』(新潮新書、2009年)、『おまんのモノサシ持ちや!』(日経新聞出版、2010年)、『神山プロジェクト』(日経BP、2014年)、『ヤフーとその仲間たちのすごい研修』(日経BP、2015年)、『グローバル資本主義vsアメリカ人』(日経BP、2020年)、『House of Desires ある遊廓の記憶』(蛙企画、2021年)、『誰も断らない こちら神奈川県座間市生活援護課』(朝日新聞出版、2022年)、『TALKING TO THE DEAD』(蛙企画、2022年)などがある。

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