ファーストコールカンパニーシリーズ ホールディング経営はなぜ事業承継の最強メソッドなのか

ファーストコールカンパニーシリーズ ホールディング経営はなぜ事業承継の最強メソッドなのか
書籍情報
- 中須 悟 著/タナベ経営ファミリービジネスコンサルティングチーム 編
- 定価:1760円(本体1600円+税10%)
- 発行年月:2018年09月
- 判型/造本:46上製
- 頁数:224
- ISBN:978-4-478-10598-6
内容紹介
「ホールディング経営」というスタイルは、なぜ事業承継スキームとして有効なのか。なぜ時代にマッチするのか。事業承継問題を具体的体系的にどう振舞っていくべきか。企業が長期に存続・成長するための、総合的なグループ戦略を提言する!
目次・著者紹介詳細を見る▼
目次
はじめに “メリット・デメリット思考”では決断できない
第1章 なぜホールディング経営が選ばれるのか?
1 団塊世代からジュニア世代へ ── ピークを迎える事業承継
2 後継者選択の自由 ── 多様化する事業承継
3 そのビジネスモデルはすでに陳腐化している ── ポートフォリオで成長する
4 権限委譲が進む組織進化のプロセス ── 組織戦略のトレンド
5 再編コストフリーの時代 ── 会社法と税制改正の変遷
第2章 矛盾をマネジメントするホールディング経営
1 矛盾をマネジメントする ── 両利きの経営
2 持続的な成長をコミットする ── 経営における勇気・根気・和気
3 ホールディング経営を成功させる5つの原理原則
4 ホールディング経営における組織・財務構造
5 自社株対策は目的に非ず
第3章 軸を据えポートフォリオで成長する ── グループ経営の成長戦略
1 何を軸に翼を広げるのか?
2 戦略はなぜ社会性へと向かうのか?
3 M&A戦略に大義はあるか?
4 グループシナジーを生み出す戦略プラットフォーム
5 投資基準と撤退基準を考える
第4章 経営者人材を育むためのグループ組織改革
1 事業承継は組織改革を決断するチャンス
2 ホールディングカンパニーと事業会社の機能分化
3 「一社一事業」の原則 ── 循環構造をマネジメントする
4 マネジャーとリーダーを両立させる
5 経営者人材を育むグループキャリア制度
第5章 ホールディング経営における財務・資本モデル
1 ストックとフローを分離する ── 「決算書を変える」構造改革
2 ベストキャッシュフローミックスをつくる ── 「ファイナンスセンター」の役割
3 未来コストをコミットする ── 「プロフィットセンター」としての責任
4 企業成長と株価安定を両立させる ── シームレスかつエンドレスな成長のために
5 社員とともに、社会のために ── 「社員還元」と「社会貢献」の資本戦略
第6章 今、見直されるファミリービジネス
1 企業固有のポラリス(北極星)に向かう
2 “絶対性”を継承する
3 世代ごとに“イノベーション”を繰り返す ── 革新なくして存続なし
4 創業者の理念を媒介するもの ── 資本とグループガバナンス
5 ファミリービジネスとノンファミリービジネスを融合する
おわりに 経営者の思いの数だけドラマがある
著者
中須悟(なかす・さとる)
タナベ経営 ファミリービジネスコンサルティングチーム リーダー
「経営者をリードする」ことをモットーに、経営環境が構造転換するなか、中堅・中小企業の収益構造や組織体制を全社最適の見地から戦略的に改革するコンサルティングに実績がある。CFPR認定者。
編者
タナベ経営 ファミリービジネスコンサルティングチーム
コンサルティングファーム・タナベ経営の全国主要都市10拠点における、ファミリービジネス専門のコンサルティングチーム。ファーストコールカンパニーを目指す事業主の事業戦略から組織戦略、経営システム構築、人材育成まで幅広く手がけ、多くの実績を上げている。