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女の子の学力の伸ばし方

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女の子の学力の伸ばし方

書籍情報

  • 紙版
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  • 富永雄輔 著
  • 定価:1650円(本体1500円+税10%)
  • 発行年月:2018年12月
  • 判型/造本:46並製
  • 頁数:280
  • ISBN:978-4-478-10528-3

内容紹介

女の子は「国語力は読解力より分析力」「読書量が増えると、算数が解ける」「2割叱って8割褒める」…。ロジカルで科学的な学習法が父親たちから圧倒的な支持を集める話題の「成績が伸びる学習塾」が、子どもの計画・理解・反復・習慣のプロセスを体系化した「女の子の特性」に基づく学習法を1冊に完全網羅

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目次

はじめに ── 女の子の学力を伸ばすには方法がある

序章 素質は問わない! 女の子の学力を確実に伸ばす方法 ── 脳の特徴を活かせば成績は必ず上がる

男女の「脳」の違いを効果的に活かす 女の子は脳の発達が男の子より早い
女の子の学力を伸ばすために最も大切なこと 安心して成長できる「環境」を用意できるかどうか
「基礎」がなければ、いくら考えてもわからない 女子中学校の入試でも「基礎力」が問われる
応用問題は基礎学力がなければ絶対に解けない 知識の豊富さが多様な思考を可能にする
まず教科ごとの「ゼロ地点」を見極める 「精神的に大人」な女の子に合わせた勉強法
学力差が生まれる「小1ショック」と「小4ショック」 人生最初の分かれ道「10歳の壁」をどう乗り越えるか
なぜ、女の子の理系は「普通」でいいのか? 一度、苦手意識を感じると「拒絶感」へとつながる理由
失敗を恐れる女の子は自分を過小評価する しっかりコミットすれば「女の子のリミッター」は外せる
「地頭の良さ」以上に学力を左右すること 女の子は「塾選び」よりも「家庭での過ごし方」のほうが大切
同じ山でも「女の子向けのコース」で登頂率は変わる 好きなように生きられるスペックを身につけさせる
その後の人生の最大の資産となる「学習習慣」 勉強にも仕事にも役立つ「一生ものの力」

第1章 女の子をコントロールする7つの特徴 ── 見た目以上に早熟な「小さい大人」たちの本能

1 とにかく「共感」してほしい 女の子は「大人の仲間」として理解してほしい
2 言われたことを素直に受け止める 「言葉」でストレートに伝え、同等の人間として扱う
3 約束事をしっかり守る 女の子にハードルが高すぎるルールは設定しない
4 母をモデルにする 母親は女の子の前では「女優」として振る舞う
5 失敗がとにかく嫌い 「失敗は悪いことではない」と気づかせてあげる
6 友だちとの人間関係の中で成長する 「集団選び」をする前に、本心で語り合える関係をつくる
7 「嫌い」と「苦手」に逃げやすい 信頼されている人が「数字」で客観的に指摘する

第2章 女の子の「学力」を伸ばす5つの絶対原則 ── 基礎と応用をつなぐ「成績アップ」のメカニズム

原則1 学力は必ず「段階的に」アップする 10歳〜13歳の過ごし方で学力が決まる
原則2 「わかる」とは点を増やしてつなげること 学力が伸びるとき、なにが起きているのか?
原則3 基礎の習得には「反復」が欠かせない どの教科にも必ず覚えるべき「九九」がある
原則4 没頭できる環境づくりが9割 どこまでリミッターを外せる「絶対的勉強」ができるか
原則5 女の子の「バランス脳」を少しだけ崩す 社会性があるほど「見えない圧力」に苦しみやすい

第3章 勉強でも仕事でも困らない「考える力」の育て方 ── 知識をつなげられる思考の土台づくり14の方法

1 考える力は「知識量」に比例する 考える力とは「1つひとつの知識を有機的につなげる力」
2 子どもは文字より「会話」から知識を得る 漫画もアニメも考える力を高めてくれる
3 「暗記の工夫」が考える力を伸ばす 「効率的な覚え方」で思考力は磨かれる
4 学力には教科ごとの連動性がある たとえば英語の成績は「国語力」で上がる
5 読解力は「聞く」ことでも上がる 学力の差は「問題の読み解き方」で大きく開く
6 「読書習慣」が考える力の土台となる ハードルを上げすぎず、子どもが「読みたい本」を読ませる
7 「経験量」と考える力は比例する 思考の源泉は想像力より「知識」と「経験」
8 エラーを可視化する 信頼関係をもとに、間違いが恥ではないと教える
9 テストで「実践力」を鍛える 効率的なアウトプットには「慣れ」が必要
10 考える力は「処理能力」とペアで伸ばす 差が生まれる「時間管理」と「段取り」のスピード
11 家事は「段取り力」を磨く最高の学校 「ミクロ」ではなく、全体像がわかる「マクロ」で手伝わせる
12 理科の苦手な女の子のための秘策 生きた自然科学を最もスムーズに学べる方法
13 子どもに決めさせて、親は見守る 考える力はあっても「決断」できなければ意味がない
14 周囲が「決断のハードル」を下げてあげる 女の子は男の子よりずっと決断の意味を理解している

第4章 隠れた「やる気」を引き出す女の子の目標・計画術 ── 不安を感じやすい心を前向きに変える12のコツ

1 勉強ができる子ほど計画が細かい 細かい計画を立てるほど、勉強もはかどる
2 女の子は「目標達成」がご褒美となる 「モノ」ではなく、自分でできたという自己肯定感が大切
3 女の子は「負の連鎖」に注意する 客観的な数字でネガティブ要因を取り除く
4 「やったこと」を可視化してあげる 不安を打ち消しながらPDCAサイクルをまわす
5 受験は「2年前」からスタートする 女の子は遅れると勉強しなくなる
6 女の子は「目標」が好きではない 「ちょっと背伸びして頑張ればできる」目標を設定する
7 「思っていたほど怖くない」を経験させる 女の子には失敗へのリミッターを外させる工夫をする
8 「理由がわかれば」女の子は目標に向かう 理屈が通るのが女の子の大きな利点
9 苦手克服のアプローチを使い分ける 「情緒」と「ロジカル」の両面から説明してみる
10 「相対」と「絶対」の2つの目標を立てさせる 「○○さんに勝つ」と「問題300問」が目標を最適化する
11 「学習日記」で自分と向き合わせる 自己分析と言語化の精度は偏差値に表れる
12 「授業8割・自習2割」が黄金比率 8割はマスト学習でも2割は子どもにやることを考えさせる

第5章 いますぐ成績を上げる! 最強の「必修4教科別勉強法」 ── 算数・国語・理科・社会の点数を伸ばす26のポイント

算数1 連動性があるのでステップは飛ばさない わからなくなったら必ず前に戻って再スタートする
算数2 算数はかけた時間に比例して偏差値が上がる センスが必要な問題は実際ほとんどない
算数3 基礎力の「64ステップ」を順にマスターさせる 子どもの現在地を正確に把握してスタートさせる
算数4 算数の基礎力は「約分」にある 手を抜いてはいけない「問題を速く解くための土台」
算数5 「割合」「速さ」「比」で学力に差が生まれる 踏ん張っておきたい「わかる」「わからない」の分岐点
算数6 「割合」には「読解力」が求められる 割合は算数ではないから難しい
算数7 「速さ」には「図解力」が必要となる そもそも「読解力」と「可視化力」がなければ考えられない
算数8 すべての算数は「比」に通じる この道具があればなんでもできる「算数界のスマホ」
国語1 読解力も「単語」から始まる 日常会話の中で多様な語彙を使う
国語2 「音読」させると読むスピードが上がる 国語の基礎力は、解く力より「読む力」
国語3 社会の「複雑さ」に疑問を持たせる 受験国語でも「社会性」のある子どもが求められる
国語4 「正しい日本語」を速く書き写す練習をさせる ひたすら書き写すだけで国語力はアップする
国語5 「主語・述語」の作文トレーニングをさせる 見本なしの作文は文章力をさらに伸ばす
国語6 文章を正しく読み解く分析練習を重ねる 女の子の受験国語は今も昔もオーソドックス
理科1 理科には算数・国語・社会のすべてが入っている 問題を解くにはオールラウンドな基礎力が必要
理科2 理科では2つの学習能力が求められる 「暗記で解ける問題」と「因果関係を答える問題」の違いを知る
理科3 暗記のコツは多くの角度から量をこなすこと 「文字記憶」と「視覚的記憶」をしっかり結びつける
理科4 理科は男女で求められることが違う 女の子の出題レベルは高くないので差は開かない
理科5 女の子の理科には「暗記力」「整理力」「計算力」が必要 繰り返し過去問を解いて暗記する
理科6 教科書レベルの「計算問題」で差をつける 女の子は効率的に点を取る方法を考える
社会1 歴史はストーリーで覚える 入試問題は「流れ」を押さえていないと対応できない
社会2 小学生は暗記から逃げられない 「固有名詞」を知らないとストーリーも理解できない
社会3 覚えるコツはできる方法をすべて使うこと 「書く」「話す」「見る」「聞く」と得意な暗記手法は違う
社会4 大事なのは「自分の字」で漢字で書くこと 正しい漢字で覚えないと点数にはつながらない
社会5 「歴史」「公民」よりも、実は「地理」が一番大変 普段から地球儀や地図が身近にある環境をつくる
社会6 時事問題は「家庭のあり方」が反映される 合格するのは、頭のいい子よりも「好奇心の強い子」

第6章 自分から学習する子になる15の「勉強習慣」 ── 女の子が焦らず効率的に学力を上げられる環境づくり

1 女の子の勉強は「持ちもの」が大事 安心して勉強できる環境でモチベーションを上げる
2 成績のいい友人のやり方をマネさせる 女の子は交友関係で成績が変わりやすい
3 リビング学習より一人学習が効果的 できる子ほど「自立心」は強くなる
4 女の子には常に「効率」を意識させる 真面目な子はつい頑張りすぎてしまう
5 「15分ルール」で差をつける まとまった時間を取ろうとすると、かえって勉強できない
6 通学前の「15分」をルーティーン化する 習慣化するのも、朝が一番効果的
7 勉強は「20分単位」で区切る ゲーム感覚で「5分の集中」から練習させる
8 集中力を鍛えるには「読書」が有効 女の子の読書嫌いは受験で大きなハンデとなる
9 休憩時間のテレビは厳禁 女の子はテレビにハマると抜け出せなくなる
10 「理科・社会」は早くからコツコツやる 女の子はあとで追い抜くより、スタートで先んじるのが基本
11 ウォーミングアップに百ます計算を解く 解くスピードで「絶対的学力」の伸びがわかる
12 練習問題は時間ではなく「数」をこなす 受験勉強も社会に出ても大切なのは「生産性」
13 予習はやめて「復習」に時間をかける 小学生が「未知」を学ぶのは効率が悪い
14 コスパが悪い教科に固執させない 「苦手の克服」よりも「合格する戦略」が効率的
15 伸び悩んだら4教科やらせない スランプは「一点突破」で乗り越える

第7章 合格する子の親が実践する子育ての黄金ルール26 ── 成績が伸びる女の子の親はなにをしているのか?

学ぶことを好きにさせる習慣
 1 安心してなんでも話せる環境をつくる 共感に満ちたフォロー体制を用意する
 2 「親も一緒に戦っている」という姿勢を見せる 親がだらしないのに、子どもに頑張れと言うのは無理がある
 3 親が「本を読んでいる姿」を子どもに見せる 家庭に読書習慣がなければ、子どもも当然読まない
 4 子どもの「なぜ?」をキャッチして一緒に考える 親が知らなかったことを知るのは「子どもの最大の喜び」

褒める・叱る習慣
 5 「最も身近な人」は叱らない 「叱る人」「叱らない人」の役割をつくる
 6 根拠を示して客観的に一言で叱る 女の子には「褒める8割」「叱る2割」のバランスで
 7 女の子の成功には「笑顔」が必要 上手に自分を解放させてあげると上手くいく
 8 親は「サポーター」に徹する 女の子には折に触れて「応援メッセージ」を伝える
 9 女の子はサインを出すが口では言わない 行動に連続性があるので反応を見逃さない
 10 女の子にとって家は「精神的なよりどころ」 「私が相談できる人はここにいない」と決して思わせない

自信・自立心を育む習慣
 11 塾の行き帰りは自由にさせる 子どもの心身が脆弱だと、勉強しても頭に入らない
 12 寝る前に「納得感」が得られる勉強をさせる 簡単な問題ではなく、復習に役立つ問題を与える
 13 「お腹いっぱい」だと欲求は生まれない 自立心を育みたいなら「与えすぎ」は禁物
 14 女の子は「リベンジ」が得意 「自分と戦う」ことが女の子のモチベーションになる
 15 良い子の押し売りはいずれ破綻する 「優等生」を期待すると、必ず「できない」壁にぶつかる

折れないしなやかな心をつくる習慣
 16 「エラーの原因」をゆっくり振り返らせる 自分の間違いを直視できる女の子は最強
 17 20の失敗で80の成功を得る 多めの成功の中に、ちょっとだけ失敗を混ぜ込む
 18 必要以上にほかの子と競わせない 女の子は競いたくなくても、競ってしまう生きもの
 19 テスト前後にはリラックスできる環境をつくる 女の子には周囲の大人がハッパをかける必要はない

良い親子関係を築く習慣
 20 「期待」を「願望」にすり替えない 娘に自分の人生のリベンジをさせてはいけない
 21 母親が自分の失敗を飾らずに話す 女の子にはきれい事ではなく本音で向き合う
 22 信用を失うことは絶対にやらない 「裏でこっそり」がわかると一瞬で信頼関係は壊れる
 23 女の子と向き合うには「気概」が必要 女の子は「共感できない大人」の言うことを聞かない
 24 真面目に話すときにはスキを見せない 「前に言っていたことと違う」と言われないようにする
 25 母親は女の子に愚痴を言わない 女の子は愚痴を聞き流せず、重く受け止める
 26 「女の子らしさ」は否定せず伸ばしてあげる 父親は女の子の「勉強以外」にこそ関心を持つ

おわりに





著者

富永雄輔(とみなが・ゆうすけ)
進学塾VAMOS代表。幼少期の10年間を、スペインのマドリッドで過ごす。京都大学経済学部を卒業後、東京・吉祥寺に幼稚園生から高校生・浪人生まで通塾する「進学塾VAMOS(バモス)」を設立。入塾テストを行わず、先着順で子どもを受け入れるスタイルでありながら、毎年塾生を難関校に合格させ、その指導法は、「プレジデントファミリー」「アエラ ウィズ キッズ」「日経キッズプラス」などでも取り上げられる。学習指導のみならず、さまざまな教育相談にも対応し、年間400人を超える保護者の受験コンサルティングを行っている。自身の海外経験を活かして、帰国子女の教育アドバイスにも力を入れているほか、トップアスリートの語学指導、日本サッカー協会登録仲介人として若手選手の育成も手掛けている。著書に『「急激に伸びる子」「伸び続ける子」には共通点があった!』(朝日新聞出版)、『東大生を育てる親は家の中で何をしているのか?』(文響社)などがある。

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