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男の子の学力の伸ばし方

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男の子の学力の伸ばし方

書籍情報

  • 紙版
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  • 富永雄輔 著
  • 定価:1650円(本体1500円+税10%)
  • 発行年月:2018年12月
  • 判型/造本:46並製
  • 頁数:280
  • ISBN:978-4-478-10527-6

内容紹介

男の子は「途中で間違いを指摘しない」「長期計画より「ノルマ」を決める」「リビングで勉強させる」…。ロジカルで科学的な学習法が父親たちから圧倒的な支持を集める話題の「成績が伸びる学習塾」が、子どもの計画・理解・反復・習慣のプロセスを体系化した「男の子の特性」に基づく学習法を1冊に完全網羅

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目次

はじめに ── どんな子でも必ず学力は伸ばせる

序章 男の子の学力を伸ばすには方法がある ── 脳の特性を効果的に活かすロジカルな学習法

どんな男の子でも成長できるロジカルな学習法 男の子はみんな落ち着きがなく集中できないもの
勉強とは理解のプロセスを踏んでいくこと 気合いや根性が本当は非効率な理由
欧米ですでに始まっている男女別カリキュラム 男の子の脳の特性に合わせて成績も4倍アップ
子どもの学力には「10歳の壁」がある 「学力の差」が生まれる最初の分岐点
「基礎」がなければ、いくら考えてもわからない 「絶対的基礎力」が、考えるためのすべての土台
応用問題は基礎がなければ絶対に解けない 学力の土台が完成したとき「ブレークスルー」が起きる
まず教科ごとの「ゼロ地点」を見極める 男の子は「正しい現在地」からのスタートがカギとなる
男の子の勉強は「短いスパン」でやるのが鉄則 男の子は目的と手段を取り違えて努力しがち
「地頭の良さ」以上に学力を左右すること 学力が高い子どもに共通する「家庭力」の秘密
「男の子はがむしゃらに頑張る」は思い込みにすぎない 今の子どもに合わせた知的なブレークスルーを
その後の人生の最大の資産となる「学習習慣」 勉強にも仕事にも役立つ「一生ものの力」

第1章 男の子を突き動かす不思議な7つの特徴 ── 幼くも誇り高き小さな戦士たちの本能

1 否定や指示・命令に弱い 男の子は劣等感を抱くのが最大の恐怖
2 自分で失敗しないとわからない 思いついたことはなんでもやり、リカバリーも早い
3 自分の力でナントカしたい 「自分でやり遂げた」と実感できると男の子は成長する
4 ご褒美・インセンティブで頑張れる 男の子は目に見えるご褒美でモチベーションが上がる
5 とにかく競争好きでライバル意識が強い 男の子の最大の武器となる「根拠なき自信」を育てる
6 ハマりやすいが飽きっぽい 努力を強いず「ハマりポイント」に誘導する
7 ちょっとした成功体験で一気に変わる 「できる」と実感させて自己肯定感を膨らませる

第2章 男の子の「学力」を伸ばす5つの絶対原則 ── どんな子にも共通する「成績アップ」のメカニズム

原則1 学力は必ず「段階的に」アップする 10歳〜13歳の過ごし方で学力が決まる
原則2 「わかる」とは点を増やしてつなげること 学力が伸びるとき、なにが起きているのか?
原則3 基礎の習得には「反復」が欠かせない どの教科にも必ず覚えるべき「九九」がある
原則4 成績アップのカギは「ルーティーン化」 男の子の「やる気スイッチ」は結局見つからない
原則5 男の子の「脳力の偏り」を活かす 誇り高き戦士にとってアンバランスこそ武器である

第3章 仕事でも勉強でも一生役立つ「考える力」の育て方 ── 点と点を自分でつなげられる13のコツ

1 考える力は「知識量」に比例する 考える力とは「1つひとつの知識を有機的につなげる力」
2 子どもは文字より「会話」から知識を得る 漫画もアニメも考える力を高めてくれる
3 「暗記の工夫」が考える力を伸ばす 「効率的な覚え方」で思考力は磨かれる
4 男の子には、とにかく「量」が必要 飽きっぽい男の子は「基礎学習」が続かない
5 学力には教科ごとの連動性がある たとえば英語の成績は「国語力」で上がる
6 読解力は「聞く」ことでも上がる 学力の差は「問題の読み解き方」で大きく開く
7 「読書習慣」が考える力の土台となる ハードルを上げすぎず、子どもが「読みたい本」を読ませる
8 「経験量」と考える力は比例する 思考の源泉は想像力より「知識」と「経験」
9 男の子には途中で間違いを指摘しない 子どもが自分で「違った!」と気づくまで我慢する
10 テストで「実践力」を鍛える 効率的なアウトプットには「慣れ」が必要
11 考える力は「処理能力」とペアで伸ばす 差が生まれる「時間管理」と「段取り」のスピード
12 自分の頭で決めさせて、あえて後悔させる 考える力はあっても「決断」できなければ意味がない
13 勉強のやり方も子どもに決めさせる 男の子の「要領の悪さ」を楽しむくらいでちょうどいい

第4章 成績がぐんぐん上がる男の子の目標・計画術 ── 無邪気な心を上手に動かす13のテクニック

1 男の子は計画を上まわる力を持っている 細かすぎる計画は男の子の「伸びしろ」を潰す
2 スケジュールの中にバッファを組み込む なにか起きたときにフォローできる余裕を持つ
3 「根拠のない自信」が最強の武器となる 無邪気な目標は限界を超えていくエンジン
4 ニンジンをぶら下げて全力で走らせる 「実現可能な目標」に男の子は燃えない
5 「調子に乗せるロードマップ」を描く 男の子は自分の悪いところに目をつぶり、良いところに注目する
6 苦手を克服するポジティブなアプローチ 苦手な教科を「得意な考え方」に転換して解釈させる
7 目の前の「小さな達成感」を積み上げる 男の子には「目先のことでドタバタ方式」が向いている
8 長期計画より「ノルマ」を決める 「今やるべきこと」が男の子の心に火をつける
9 「ノルマ」は数字にして宣言させる 「自己責任」が達成へのコミットメントを強める
10 まず「寝る時間」と「起きる時間」を決める 気分に左右されずに勉強習慣をつくる方法
11 目標は「相対」と「絶対」の2つを立てる 「〇〇君に勝つ」と「問題300問」が目標を最適化する
12 「学習日記」で自分と向き合わせる 自己分析と言語化の精度は偏差値に表れる
13 「授業8割・自習2割」が黄金比率 2割の自由学習が、8割のマスト学習の吸収力を上げる

第5章 「必修4教科」の最強勉強法26 ── 算数・国語・理科・社会の成績を最短ルートで上げる方法

算数1 連動性があるのでステップは飛ばさない わからなくなったら必ず前に戻って再スタートする
算数2 算数はかけた時間に比例して偏差値も上がる センスが必要な問題は実際ほとんどない
算数3 基礎力の「計算の64ステップ」を順にマスターさせる 現在地を正確に把握してスタートさせる
算数4 算数の基礎力は「約分」にある 手を抜いてはいけない「問題を速く解くための土台」
算数5 「割合」「速さ」「比」で学力に差が生まれる 踏ん張っておきたい「わかる」「わからない」の分岐点
算数6 「割合」には「読解力」が求められる 割合は算数ではないから難しい
算数7 「速さ」には「図解力」が必要となる そもそも「読解力」と「可視化力」がなければ考えられない
算数8 すべての算数は「比」に通じる この道具があればなんでもできる「算数界のスマホ」
国語1 読解力も「単語」から始まる 日常会話の中で「多様な語彙」を使う
国語2 「音読」させると読むスピードが上がる 国語の基礎力は、解く力より「読む力」
国語3 社会の「複雑さ」に疑問を持たせる 東大生も読んでいる「社会性を養う最強の教科書」
国語4 「正しい日本語」を速く書き写す練習をさせる ひたすら書き写すだけで国語力はアップする
国語5 主語・述語を意識したトレーニングをさせる 見本なしの作文は文章力をさらに伸ばす
国語6 長い文章はマクロでつかめるようにする 長文で「推察しながら読む力」を身につける
理科1 理科には算数・国語・社会のすべてが入っている 問題を解くにはオールラウンドな基礎力が必要
理科2 理科では2つの学習能力が求められる 「暗記で解ける」と「因果関係を答える」の違いを知る
理科3 暗記のコツは多くの角度から量をこなすこと 「文字記憶」と「視覚的記憶」をしっかり結びつける
理科4 理科は男女で求められることが違う 男の子の点数は理科で大きく差が開く
理科5 「思考力」「分析力」「観察力」が必要 男の子同士の競争に打ち勝つため3つの力
理科6 日常の中で感じた疑問を一緒に調べる 自然科学への好奇心を喚起して3つの力を磨く
社会1 歴史はストーリーで覚える 入試問題は「流れ」を押さえていないと対応できない
社会2 小学生は暗記から逃げられない 固有名詞を知らないとストーリーも理解できない
社会3 覚えるコツはできる方法をすべて使うこと 「書く」「話す」「見る」「聞く」と得意な暗記手法は違う
社会4 大事なのは「自分の字」で漢字で書くこと 正しい漢字で覚えないと点数にはつながらない
社会5 「歴史」「公民」よりも、実は「地理」が一番大変 普段から地球儀や地図が身近にある環境をつくる
社会6 時事問題は「家庭のあり方」が反映される 合格するのは、頭のいい子よりも「好奇心の強い子」

第6章 自分から机に向かう子に変わる13の「勉強習慣」 ── グズグズしがちな男の子を激変させる仕組み

1 勉強は机に向かう姿勢で9割決まる まず体を「勉強する型」にすることから
2 動機づけより、「ルール化」を徹底する 勉強とご褒美をコインの表裏のように使い分ける
3 言い訳させずに、すぐにスタートさせる 親は上手に「ウォーミングアップ」の手伝いをする
4 「15分ルール」で差をつける まとまった時間を取ろうとするとかえって勉強できない
5 通学前の「15分」をルーティーン化する 習慣化するのも、朝が一番効果的
6 男の子の勉強は大人の発想とは逆方向で とにかく「目の前のタスク」をこなす習慣を身につけさせる
7 「20分単位」で区切る ゲーム感覚で「2分の集中」から練習させる
8 ウォーミングアップに百ます計算を解く 解くスピードで「絶対的学力」の伸びがわかる
9 練習問題は時間ではなく「数」をこなす 受験勉強も社会に出ても大切なのは「生産性」
10 男の子はリビングで勉強させる 自主性にゆだねると、結局好き放題で終わる
11 予習はやめて「復習」に時間をかける 小学生が「未知」を学ぶのは効率が悪い
12 コスパが悪い教科に固執させない 「苦手の克服」よりも「合格する戦略」が効率的
13 伸び悩んだら4教科やらせない スランプは「一点突破」で乗り越える

第7章 成績が伸びる男の子の親がこっそりやっている26の習慣 ── 合格する子の親に共通する納得の「子育てルール」

学ぶことを好きにさせる習慣
 1 「わからない」と素直に言える環境をつくる 父親が無口だと、男の子はなにも言えなくなってしまう
 2 「親も一緒に戦っている」という姿勢を見せる 親がだらしないのに、子どもに頑張れというのは無理な話
 3 親が子どもと競い合って本を読む 家庭に「読書習慣」がなければ、子どもも当然本を読まない
 4 子どもの「なぜ?」をキャッチして一緒に考える 親が知らなかったことを知るのは「子どもの最大の喜び」
 5 スポーツの原理で男の子の集中力を伸ばす 勝負ごとから「努力」と「結果」の因果関係を学ばせる

叱る・褒める習慣
 6 お母さんが叱り、お父さんが褒めると効果的 お母さんは誰よりも現実を知り、お父さんは常にライバル
 7 粘り強く、繰り返し叱る 男の子は悪意なく、すぐに「叱られたことを忘れる」
 8 お父さんの「部下」にしない 「理詰め」で叱ると反論できず、反抗心に変わりやすい
 9 「昔は〜」「おまえのために」はまったく響かない 精神論ではなく、合理的に「理由」を説明する
 10 男の子は2割褒めて8割叱る 「褒めて伸ばす」では男の子は伸びない
 11 最も効果があるのは「褒め殺し」 「嫌み」は男の子の心を一番揺さぶる
 12 落ち込んだときは天狗になるまで持ち上げる 男の子が落ち込むのは、かなりの赤信号
 13 男の子にとって、父親は最大の理解者 父親が迎えにきてくれるだけで男の子は嬉しい

競争心に火をつける習慣
 14 日常生活に「競争」を取り入れる 「負けて悔しい」という思いこそ、男の子の活力となる
 15 「ライバル心」を煽りプライドをくすぐる ライバル設定が下手な子どもには「絶対的努力」をさせる
 16 「分不相応」のところを目指させる 男の子は目標を高く設定したほうが伸びやすい
 17 男の子は「リベンジ」が苦手 傷ついたプライドに精神論は逆効果

自信・自立心を育む習慣
 18 「お腹いっぱい」だと欲求は生まれない 自立心を育みたいなら「与えすぎ」は禁物
 19 期待は親の「願望」にすぎない 親の期待を押しつけず、子どもの目標を「応援」する
 20 塾の行き帰りは自由にさせる 息抜きがなければ子どもは壊れてしまう
 21 寝る前に自信のつく学習をさせる 1日の終わりに自己肯定感を感じさせる

失敗・挫折に折れない心をつくる習慣
 22 すぐに手を貸さない 小さな躓きの経験こそが、折れにくい精神をつくる
 23 いざというときは父親が受け止める 「合格する子ども」の父親は、自分の役割を知っている
 24 49の失敗で51の成功を手に入れさせる 潰れないように失敗体験と成功体験のバランスを調整する
 25 弱音を吐ける「家庭以外の場」をつくっておく 「応援してくれる人」と「指導してくれる人」が必要
 26 「数値化」と「ペナルティ」を使い分ける 男の子は単純でわかりやすいことが大好き

おわりに





著者

富永雄輔(とみなが・ゆうすけ)
進学塾VAMOS代表。幼少期の10年間を、スペインのマドリッドで過ごす。京都大学経済学部を卒業後、東京・吉祥寺に幼稚園生から高校生・浪人生まで通塾する「進学塾VAMOS(バモス)」を設立。入塾テストを行わず、先着順で子どもを受け入れるスタイルでありながら、毎年塾生を難関校に合格させ、その指導法は、「プレジデントファミリー」「アエラ ウィズ キッズ」「日経キッズプラス」などでも取り上げられる。学習指導のみならず、さまざまな教育相談にも対応し、年間400人を超える保護者の受験コンサルティングを行っている。自身の海外経験を活かして、帰国子女の教育アドバイスにも力を入れているほか、トップアスリートの語学指導、日本サッカー協会登録仲介人として若手選手の育成も手掛けている。著書に『「急激に伸びる子」「伸び続ける子」には共通点があった!』(朝日新聞出版)、『東大生を育てる親は家の中で何をしているのか?』(文響社)などがある。

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