「延長保証」顧客を育てる新しいマーケティング手法
「延長保証」顧客を育てる新しいマーケティング手法
書籍情報
- 将積保博 著
- 定価:1650円(本体1500円+税10%)
- 発行年月:2019年08月
- 判型/造本:46並
- 頁数:212
- ISBN:9784478104804
内容紹介
マーケティング、トレーサビリティの確保、商品開発…。アフターサービスの枠を大幅に超えた、延長保証の活用法と可能性をまとめた日本初の一冊。「延長保証」=「アフターサービス」 はもう古い。これからは「延長保証」=「重要なマーケティング戦略」である。
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目次
はじめに
第1部 顧客を離さない「延長保証」のすごいしくみ
1 延長保証がもたらすさまざまなメリット
延長保証を知らずに未来を語ることはできない
1930年前後のアメリカで産声をあげた延長保証
日本での普及は家電量販店の「ポイント制度」がきっかけに
日々広がっていく延長保証の裾野
消費者、提供者それぞれにある延長保証のメリット
ユーザーファーストで築く心理的親密性
日本での現状 ── 高まる認知度と加入経験
2 顧客ロイヤルティとブランド価値を高める延長保証
延長保証をマーケティング手法として活用する
顧客満足度と顧客ロイヤルティの違い
日本独特の保証期間が追い風に
ロイヤルカスタマー・マーケティングを実効化するポイント
優良顧客を「帰巣」させる「ホーミングモデル」
「次の買い替えまでの期間をつなぐ」役割を果たす
先行する海外の保証サービス事例
3 トレーサビリティと延長保証
なぜトレーサビリティが求められるのか
延長保証がトレースフォワードを容易に
トレーサビリティ確保は企業にとってコストか?
4 さらに進んだ活用事例
修理費用コントロール
データ分析からの品質改善
5 「延長保証が変えたもの」〜担当者証言より〜
製品の進化に延長保証が安心を与えた
日本独自の長期間保証が活躍
延長保証がマーケット開拓に寄与する
第2部 延長保証のつくりかた
6 延長保証のしくみ
延長保証制度の修理保証リスク保有と運営方法
7 延長保証の導入時にすべきこと
①延長保証制度のプログラム設計
②延長保証制度の業務フロー設計
③教育
④カスタマーサービス
⑤査定とロスコントロール
⑥ICTシステム
⑦個人情報保護
8 延長保証会社の選び方
第3部 「弾き続けていただく」を支える延長保証
対談 廣瀬利明(島村楽器株式会社代表取締役社長)×将積保博(テックマークジャパン株式会社代表取締役社長)
○社是、企業風土にマッチした延長保証
○千差万別の買い替えのタイミングと「サンキューコール」
○出店戦略とオムニチャネル推進による相乗効果
○楽器を通じて末永く顧客とかかわっていく
おわりに
巻末注・参考文献
著者紹介
将積保博(しょうじゃく・やすひろ)
1957年生まれ。慶應義塾大学商学部卒業。大手生命保険会社営業職を経て、米国ニューヨークへ転勤。約7年間駐在員として勤務し、資産運用業務に関わる。帰国後、メディカル関連ベンチャーの起業・経営を経て、2007年11月よりテックマークジャパン株式会社(www.techmark.co.jp)の代表取締役社長に就任。
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