シリコンバレー式 最高のイノベーション
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シリコンバレー式 最高のイノベーション
書籍情報
- スティーブン・S・ホフマン 著/関 美和 訳
- 定価:1760円(本体1600円+税10%)
- 発行年月:2018年04月
- 判型/造本:46並製
- 頁数:392
- ISBN:978-4-478-10387-6
内容紹介
Apple、Google、Facebook、Airbnb、Uber…は、なぜ次々と画期的なものを生みだせるのか?
22ヶ国でスタートアップを支援するアクセラレーターのCEOがシリコンバレーで起きているイノベーション成功の秘密を初公開! 大切なのは、アイデア、仲間、タイミング、直感、デザイン、失敗。
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目次
はじめに
第1章 イノベーションのカギは多様性と模倣
1▶イノベーションのプロセスは有史以前から変わらない
テクノロジーのイノベーションが生き残りのカギ
2▶シリコンバレーの成功の秘密はテクノロジーにあらず
“テクノロジーの罠”にハマってはいけない
既存のテクノロジーを利用する
3▶同質の教育や人の集まりからイノベーションは生まれない
多様性がシリコンバレーをダイナミックな場所にする
異分野のコラボレーションが大きな飛躍を引き起こす
4▶時代の波に乗るのは早すぎても遅すぎてもダメ
大切なのはタイミングとスピード
幸運の波を見つけられる人材
仕事中毒の人は波を捉えられない
1つの波にこだわってはいけない
5▶シリコンバレーの巨人たちも模倣から始めた
パクれるならパクればいい
すべてのイノベーションはパクりから始まる
第2章 小さく、少なく始める
6▶小さな「アイデア」で始める
チームが小さく考えられる環境と構造を創る
7▶少ない「人数」で始める
理想のチーム人数は「ピザ2枚」分
理想的なチームに必要な人材
1人ぼっちのイノベーションは難しい
8▶少ない「予算」で始める
大きなイノベーションはおカネがない時に起きる
おカネがありすぎると害になる
おカネがないほうがいい結果を生む
9▶少ない「時間」で始める
短い締め切りで緊迫感を生み出す
イノベーションは短距離走
締め切りの力
締め切りをはっきりと認識する
イノベーションにも休憩が必要
判断は二者択一で下す
10▶小さな「範囲」で始める
1つのカテゴリに狙いを絞り、集中する
コアの機能から始めて、外側に広げる
小さな変更から大きなイノベーションが生まれることもある
11▶大きなチャンスを狙う
ベンチャーキャピタルは巨大市場の可能性に投資する
エンジェル投資家・シード投資家は成長の可能性に投資する
企業は自社の事業に価値を加えるものに投資する
投資家のエゴを満たせばいい
社内イノベーションは世界を変える事業を目指す
未来を予測するのは不可能
大きな可能性のある事業機会の見つけ方
第3章 イノベーションのコツを知る
12▶自分たちの思い込みを疑う
ビジネスでよくある3つの思い込み
ある前提が正しいのは一定期間だけ
思い込みを検証する方法
13▶うまくいかなくても、失うものはない
「失うものはない」強さ
あなたがやらなければ誰かがやる
14▶大切なのはテクノロジーよりデザイン力
シリコンバレーのヒットの秘訣はデザインにあり
ユーザーの頭の中に入り込む
デザイン思考を通して新しい市場が作られる
15▶ビジネスモデルのルールを書き換える
ウーバーのビジネスモデル・イノベーション
エアビーアンドビーのビジネスモデル・イノベーション
ソフィのビジネスモデル・イノベーション
うまくいかない時は、別のビジネスモデルを試す
16▶“開発者の罠”にハマってはいけない
イノベーションと恋に落ちてはいけない
17▶簡単なプロトタイプを作る
新しいアイデアはまずプロトタイプで検証する
第4章 コアの強みを活かし、価値を提供する
18▶コアの強みを活かして優位性を広げる
自社の優位性の外で成功することは難しい
失敗が続いても新しい競争力の源泉の開発を諦めない
コアの強みを周辺市場に拡大する
1度に1つのイノベーションに集中して徐々に広げる
19▶ユーザーは最高の情報源
ユーザーの不満がイノベーションのチャンス
ユーザーはどんな結果を望んでいるか?
適切なユーザーに適切な質問をする
20▶ユーザーを観察し、ユーザーと友達になる
見て学ぶことからイノベーションは生まれる
壁に張り付いたハエになる
本当に大切なことをチームで探す
21▶パートナーや第三者、ライバルと組む
パートナーを引き入れる
第三者や仲介者の助けを借りる
時にはライバルを引き入れる
社内の各部門にイノベーションチームを送り込む
22▶データを集めて、集めて、集める
特定の顧客データを早期に集める
ビジネスアイデアを裏付ける有用なデータの集め方
データ集めに終わりはない
23▶おカネより顧客の価値を優先する
ユーザーをつなぎ留める3つの要因
重要なのは総合的な価値
第5章 不安要素を取り去る
24▶「恐れ」との闘いに勝つ
人は不確実性を好まない
イノベーションのプロセスに失敗は必要
恐れとの闘いに勝たなければならない
25▶新しいものを受け入れる文化を創る
頭脳より「心の安全」と試行錯誤が効果的
イノベーションを育むのは「組織文化」
信頼がなければイノベーションは起こせない
失敗を褒め、新しい発想を奨励する
26▶「学び」に集中して「不安」を払拭する
27▶スタートアップの失敗例に学ぶ
ホームジョイの失敗
チェリーの失敗
リワイナリーの失敗
アイスクリーム・アイオーの失敗
ターンテーブル・エフエムの失敗
セラノスの失敗
E租宝の失敗
クァーキーの失敗
ユーザラクティブの失敗
28▶組織内イノベーションを進める8つのルール
守るべき8つのルール
社内起業に取り組む企業
悲観論はイノベーションを殺す
企業自体の大変革が必要
29▶全員のモチベーションを一致させる
プロジェクトごとにイノベーション役員会を作る
イノベーションチームの評価方法を見直す
第6章 大きなリスクを取って大胆に挑戦する
30▶イノベーションは速さが命
事業を高速化する
自分が戦う市場を知る
1番手にならなくてもいい
後手に回るよりは先手を打ったほうがいい
31▶素早く失敗し、反復検証する
僕たちの失敗と成功
不恰好でもプロダクトを世に出してすぐに学習を始める
ユーザーが最高の応援団・支援者となってくれる
32▶イノベーションを止めてはいけない
森から抜け出るまで道を切り開き続ける
時には原点に戻る
食べる暇もない体験から生まれる
ユーザーの行動を深掘りする
賢い人の意見に耳を傾ける
どこに価値があるかは顧客に教えてもらう
自分が抱える問題を解くことから始める
直感に従う
いろいろなことに挑戦する
オマケが本物の商品になる
バカバカしいアイデアを次々と考える
33▶大企業に必要なイノベーション人材
変わった人こそチームには必要
大企業のイノベーションチームに必要な人の8つのタイプ
34▶自分自身をイノベートする
自分自身を作り変える
「組み合わせの妙」からアイデアが生まれる
ある分野からアイデアを借りてきて別の分野に当てはめる
いつものやり方とは全く違う何かをやってみる
35▶大当たりが1つだけ出ればいい
あなたのイノベーションが優位性を築く7つの条件
大きなブレークスルーは時間の問題だ
参考文献
著者
スティーブン・S・ホフマン(Steven S. Hoffman)
ファウンダーズ・スペース社代表、シリコンバレー業界団体組合議長、ニューメディア評議会理事、インタラクティブ・メディア・アカデミー創設者。カリフォルニア大学でコンピュータ工学の理系学位を取得した後、南カリフォルニア大学でシネマテレビジョン・プロダクション美術学修士号を取得する。その後、さまざまな業界や職種に携わり、シリコンバレーでベンチャーキャピタルによるスタートアップを数社起業した後、起業家や社内起業家の支援を目的にファウンダーズ・スペース社を設立。数百社におよぶスタートアップの創業支援を行ってきた同社は、今では世界22ヶ国に50を超えるパートナーを持つ世界的アクセラレーターである。
訳者
関美和(せき・みわ)
翻訳家、杏林大学外国語学部准教授。慶應義塾大学卒業後、電通、スミス・バーニー勤務を経て、ハーバード・ビジネス・スクールでMBA取得。モルガン・スタンレー投資銀行を経て、クレイ・フィンレイ投資顧問東京支店長を務める。主な翻訳書に、『ハーバード式「超」効率仕事術』『ファンダム・レボリューション』(共に早川書房)、『シェア』『MAKERS』『ゼロ・トゥ・ワン』(いずれもNHK出版)、『Airbnb Story』『「おカネの天才」の育て方』(共に日経BP社)などがある。
電子書籍は下記のサイトでご購入いただけます。
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