自分のために働く
人生100年時代にふさわしい挑戦
自分のために働く
人生100年時代にふさわしい挑戦
書籍情報
- 岩本敏男 著
- 定価:1650円(本体1500円+税10%)
- 発行年月:2018年10月
- 判型/造本:46並製
- 頁数:268
- ISBN:978-4-478-06908-0
内容紹介
自分らしく働きたいのに、忙殺される毎日。心からやりたい仕事が見つからない。そんなあなたに贈る、ある企業経営者からのメッセージ——「会社のためではなく、自分のために働いてほしい」。
いま国を挙げて推し進められている働き方改革は、仕組みの改革にすぎない。いま一番向き合うべきは、「自分自身」である。
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目次
まえがき
働き方改革の本質とは
自分がなすべきことを知る
第1章 変化を感じる 〜 エクスポネンシャルな進化の波に乗れ
人にしかできない働き方
困難な時代を生き抜くキーワード
「アトム」から「ビット」へ
私たちを襲い続ける変化の波
変化のスピードは桁違いになる
ヒト・モノ・カネが世界を駆けめぐる
デジタルがもたらした「スモールワールド」現象
「2つの視点」で変化に向き合う
情報を味方につける
「情報の3階層」を操る
インフォメーションからインテリジェンスへ
近未来を見通して、備える
まとめ:「岩本流」変化との向き合い方
第2章 自分と向き合う 〜 自分を信じる方法
「自分のために働く」に不可欠な4つのアプローチ
「四方よし」の時代
「イノベーションのジレンマ」を打ち破る
成長のエンジンは自分自身という事実
こだわりが問われている
30歳の私に与えられた試練
浮き彫りになる一人ひとりの生き様
真実を見つける
自分は何者なのかを知る方法
まとめ:「岩本流」自分との向き合い方
第3章 組織と向き合う 〜 個とチームを強くする方法
組織の中で、自分を諦めない
会社は社員が集う「傘」にすぎない
組織はなぜ生まれたのか
「十文字の人間関係」を結ぶ
「らしさ」を共有できるか
強い個の数だけ、チームは強くなる
まとめ:「岩本流」組織との向き合い方
第4章 顧客と向き合う 〜 本当のパートナーになる方法
誰もが顧客を持つ時代になった
お客様は神様なのか
滅私奉公はやめよう
川をはさんでやり合ってはいけない
「できないものはできない」と言う勇気
顧客の期待を超えるとは
本音で相談される人になる
400年前の手紙が教えてくれたこと
暗礁に乗り上げたプロジェクト
バチカンの重い扉を開いたもの
ほどほどの距離ではもったいない
まとめ:「岩本流」顧客との向き合い方
第5章 時代と向き合う 〜 変革者になる方法
イノベーションとは何か
自由な着想が壁を壊す
デジタル・テクノロジーを味方につける
変革者に不可欠なマインドセット
共創する力
NOをNEWに変える
まとめ:「岩本流」時代との向き合い方
第6章 プロフェッショナルになる 〜 「自分のために働く」を実現する
プロはどこにいるのか
その道一筋はもう通用しない
型を押さえる
タテとヨコをつなげ
共通のゴールをつくる
そこに哲学はあるか
信頼されるプロフェッショナルへ
知りながら害をなすな
まとめ:「岩本流」プロフェッショナルとの向き合い方
「自分のために働く」の真実
あとがき
参考文献・資料
著者
岩本敏男(いわもと・としお)
NTTデータ 相談役
1953年長野県生まれ。1976年東京大学工学部卒業、同年日本電信電話公社入社。中央官庁システム、日本銀行、東京証券取引所などの社会インフラとなるビッグプロジェクトを、システムエンジニア、プロジェクトマネジャーとして数多く手がける。
1988年のNTTデータ通信株式会社(当時)分社以降、2004年取締役決済ソリューション事業本部長、2007年取締役常務執行役員 金融ビジネス事業本部長、2009年代表取締役副社長執行役員を経て、2012年代表取締役社長に就任。6年間社長を務めた後、2018年6月に退任し、現職。
著書に『IT幸福論』(東洋経済新報社、2013年)がある。