ビデオリサーチが提案するマーケティング新論 マインド・ホールを突破せよ。
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ビデオリサーチが提案するマーケティング新論 マインド・ホールを突破せよ。
書籍情報
- 株式会社ビデオリサーチ ひと研究所 編著
- 定価:1540円(本体1400円+税10%)
- 発行年月:2015年11月
- 判型/造本:46並製
- 頁数:214
- ISBN:978-4-478-06643-0
内容紹介
ビデオリサーチ社が研究&情報発信してきた「マーケティング手法」をまとめた本書。「マインド・ホール」とは消費者の「考え方のクセ」による行動のツボのこと。ヒット商品がなぜ生まれるのか、ヒット商品の開発はどのようにすれば良いのか…自分自身がどのような消費行動を取る傾向にあるのかも理解できる1冊。
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目次
はじめに ──「モノ起点」から「ひと起点」へ
第1章 「マインド・バリア」って何だ?
── なぜメッセージは「届かない」?
●現代社会の「コミュニケーション・カオス」
●「生活者カオス」
●「メディアカオス」
●消費しきれない情報
●「商品カオス」
●「コミュニケーション・カオス」が生み出す「マインド・バリア」
●「マインド・ホール」はどこにある?
第2章 「マインド・ホール」を探せ!
── 膨大なデータから何が見えるのか?
●カオス化した現代社会の捉え方
●ある人の「考え方のクセ」
●生活者をフラットに捉えるモデル「ACR/ex」
●情報摂取と選択を、一連の動きとして考える
●「考え方のクセ」分析のステップ
●「考え方のクセ」による分類
●「考え方のクセ」は商品カテゴリーによって変化しない
●イノベーター理論との違い
第3章 「考え方のクセ」をつかめ!
── 6タイプ別生活者の新しい捉え方
トレンドフリーク
雑学ロジカル
スマート目利き
コミュニティ同調
堅実ストイック
ナチュラル低関与
コラム あなたは何タイプ?
●6タイプはどのくらいの比率で分布しているのか?
●6タイプ別デモグラフィック属性
●考え方のタイプ別商品の選び方
●「考え方のクセ」がひらくマーケティングの可能性
第4章 「考え方のクセ」が解き明かす、ヒットの研究
●「考え方のクセ」をどう使うのか?
●メディアとの「心の距離」
●メディアに対する意識の違い
●突破できるキーワード、跳ね返されるキーワード
●ヒットの法則は「メディア×キーワード」で説明できる
●企業インタビュー
PART 1
アサヒビール株式会社
マーケティング本部 マーケティング第一部
副課長 吉岡孝太氏
トップブランドでプレミアム市場に乗り込む
定性を定量的に把握する
ドライのDNAをどう打ち出すか?
ロジカルにクリエイティブする時代
PART 2
株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパン
マーケティング ドメスティックアプライアンス
シニアマネージャー 佐野泰介氏
「マインド・ホール」を突破した「ノンフライヤー」
インサイトはひと次第?
「ノンフライヤー」成功の5つのアプローチ
大ヒットの裏側で何が起きていた?
「マインド・ホール」を突破するネーミング
まだまだ「売り逃し」がある?
本当に使えるセグメンテーションとは?
PART 3
株式会社日立ソリューションズ
産業ソリューション本部 サービス・インテグレーション部
主任技師(課長) 藤原英哉氏
スポーツビジネスの魅力を掘り起こす
心を豊かにするファンビジネス
ファンビジネスにおけるCRMとは?
カオス化はピンチでありチャンスでもある
「だから、どうすればいいの?」を超えるCRM
「考え方のクセ」をこう活かす!
「考え方」がわかれば、顧客データの資産価値は上がる
第5章 「マインド・ホール」を突破せよ!
── 「届く」マーケティングの組み立て方
●あらゆるニーズに応えられる
●「考え方のクセ」で、すべての答えが導ける
●カスタマイズ分析 3つの拡張性
●予算規模に応じてアレンジできる
●生活者セグメント「ひとセグ」
●シンプル・シンキング、ロジカル・アプローチ
著者紹介
加治佐 康代(かじさ・やすよ)
ひと研究所所長
1991年ビデオリサーチ入社。広告会社担当営業を経て、調査分析部門にて商品サービス開発やコミュニケーション開発、コンテンツ評価、広告効果測定等、さまざまな調査企画設計・分析を担当。2012年より生活者研究の知見発信に携わるとともに、クライアントの課題解決も支援している。
亀田 憲(かめだ・けん)
ひと研究所主席研究員
広告会社、事業会社、コンサルティンファームを経て2014年にビデオリサーチ入社。中小企業診断士。さまざまな立場での一貫したマーケティング経験をベースに、ビデオリサーチの生活者研究知見や多岐にわたるデータを活用し、クライアントの課題発見、解決に努める。
緒方 直美(おがた・なおみ)
ひと研究所主任研究員
2004年ビデオリサーチ入社。テレビ視聴率・衛星放送の調査・分析をはじめ、放送局や消費財メーカーなどさまざまな顧客の個別課題対応の調査設計・分析を担当。2013年より生活者研究の知見発信に携わる。現在は主に生活者セグメントの研究・開発に従事。