目次

プロローグ

第１章　ひとり勝ちするアメリカ経済

これから、アメリカ経済は完全復活するしかない
地方銀行、中小企業の活性化が始まる
アメリカで製造業の国内回帰が進む理由とは
中国は「世界の工場」の地位を失う
アメリカは「シェール革命」で大復活する
中国に工場を持つ大いなるリスクとは

第２章　これからの産業はがらりと変わる

経済的合理性に勝るものはなし！
安いエネルギーが世界中の企業をアメリカに引きつける
アメリカは世界最大の資源大国になる
アメリカではすでに第３次産業革命の芽が出てきている

第３章　復活のカギはデルレにある

シェール革命がもたらす「よいデフレ経済」
原油が枯渇する心配はなくなった──「ピークオイル論」の終焉
いよいよエネルギー価格の下落トレンドが始まる
いま高騰している原油価格も下落するしかない
エネルギー価格が下がると、食料の価格も安くなる
いままでアメリカがインフレの国であった理由とは
金融緩和の縮小がデフレを慢性化させる

第４章　デフレと不況はまったく関係がない

デフレは不況の原因ではない！
大前提が間違っている経済学に騙されるな
「経済学」は「宗教」と化していないか
インフレになると、国民の間で格差拡大が進む
金融緩和で国民の生活はさらに苦しくなる
リフレ派はアメリカの利益を代弁している

第５章　シェール革命で苦境に立つ資源国

アメリカが超資源大国になることで、世界経済のバランスが激変
エネルギー大国ロシアの凋落が始まる
中東で高まる政変リスク
ブラジルもバブル崩壊の危機にある
多くの問題を抱えるが、シェール革命の恩恵を受けるインド

第６章　世界経済はシェール革命で二極化する

中国を襲うのはシェール革命ではなく、本当の「革命」
中国の公表するデータはまったく信用できない！
中国経済に隠された金融危機というリスク
中国の経済成長はもう期待できない
新興国の勝ち組、負け組はもう決まっている
シェール革命によるデフレ化が欧州を救う
三重のバランスシート不況で、欧州経済の復活は難しい
欧州経済を悩ます「FISH」問題とは

第７章　日本はデフレでも景気回復できる

いままでも最大の輸出先は中国ではなくアメリカだった
アメリカ経済と日本経済は切っても切れない関係
シェールガス輸入がもたらすプラス効果
「TPPが日本経済を悪化させる」というのはウソ
日本の技術なしにシェール革命は成り立たない
シェール革命で自動車産業も大きく変わる

エピローグ

著者

中原圭介（なかはら・けいすけ）
経営・金融のコンサルティング会社「アセットベストパートナーズ」の経営アドバイザー・経済アナリストとして活動。企業・金融機関への助言・提案や富裕層の資産運用コンサルティングを行う傍ら、執筆・セミナーなどで経営教育・金融教育の普及に努めている。経済や経営だけでなく、歴史や心理学など、幅広い視点から経済や消費の動向を分析し、予測の正確さには定評がある。経済・金融誌やセミナーなどで人気を博している。主な著書に『2013年大暴落後の日本経済』『経済予測脳で人生が変わる！』（ダイヤモンド社）、『アメリカの世界戦略に乗って、日本経済は大復活する!』『これから世界で起こること』（東洋経済新報社）、『騙されないための世界経済入門』（フォレスト出版）、『株の勝ち方はすべて外国人投資家が教えてくれる』（日本実業出版社）、『お金の神様』（講談社）などがある。