自分を変える1つの習慣
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自分を変える1つの習慣
書籍情報
- ロリー・バーデン 著/児島修 訳
- 定価:1650円(本体1500円+税10%)
- 発行年月:2015年07月
- 判型/造本:46並製
- 頁数:286
- ISBN:978-4-478-02257-3
内容紹介
年商数百万ドルのサウスウェスタン・コンサルティング社の共同設立者が教える、すべての成功者が行っているたった1つの習慣。それは小さな「セルフ・コントロール」の積み重ね。つまり「できればしたくない行動を、できるかぎりすみやかに行なえる習慣」を身に付けることで、どんな結果でも手に入れられる力を得ることです
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目次
はじめに/世界中の95%の人たちはエスカレーターに乗っている
第1章 「小さな選択」の積み重ねこそが成功を呼ぶ
犠牲──パラドックスの法則
問題は「先送り」するほどに悪化する
目の前の問題を終わらせるのは、思ったより短時間ですむ
「1つの習慣」とは、階段を使うマインドのこと
「小さな積み重ね」こそが、極めて大きな違いを生み出す
先に「頭金」を払うことで、豊かな未来がやってくる
「本当の贈り物」を受けとるのは、贈り物をした側の人間
第2章 いまいる場所で全力を出し続ける
決意──先行投資の法則
先に「多く投資をする」と、後戻りを考えなくなる
「ターニング・ポイント」は、最大のピンチのときに訪れる
あと一歩で成功を逃している大勢の人々
「後戻りすることは選択肢にない状況」をつくる
チャンスを逃すコストは、失敗するコストより大きい
「条件付きの決意」を無意識にしてしまっている
「行動し続ける決心」をし、その通りに行動する
「条件付きの決意」でもいい場合とは?
いまいる場所で全力を尽くせば、違う世界が見えてくる
第3章 「思考の集中」をコントロールする
集中──拡大の法則
「何かを集中させる」と大きなパワーが生まれてくる
「何を考えているか?」を常にコントロールする
「自分が求めているもの」を、はっきりと理解する
すべてのものは「イメージ」から作りだされる
「明確にビジョンを描く」ことで、それは現実化する
「ビジョンを目立たせる」ことで効果が高まる
驚くべき「ビジョンボード」の現実化する力
1日の最初と最後の時間に、いいイメージを描く
第4章 思考を現実化する言葉の使い方
言葉──創造の法則
「考える」→「言葉にする」→「現実化する」
「考え、話し、行動すること」で、それは起こる
言葉を強くするシンプルな方法
言葉の力を弱める8つの落とし穴
誰も見ていないところで「正しい行ない」ができるかどうか
「思考を現実化する」ための、7つの言葉の使い方
第5章 適切なタイミングに2倍の努力をする
計画──収穫の法則
「適切なタイミングでの努力」で、成果は何倍にもなる
バランスとは「優先度の高い活動」に十分な時間を割くこと
「量」ではなく「タイミング」
いま「2倍」行動し、後で自由を得る
努力をして成果が出るまでには「時間差」がある
「スケジュール通りの行動」ができる人が、成果を得る
「石、小石、砂」のストーリーが教えてくれること
一定の時間「1つの仕事」にすべてのエネルギーを集中する
「5つの基本領域(ファンダメンタル・ファイブ)」
「記録をつける」だけで、物事は改善する
「遅れ」を予測して、軌道修正をする
第6章 長い目で見れば失敗はプラスに変わる
信念──長期的視点の法則
行動を変えるためには「視点を変える」必要がある
長い目で見れば「その失敗がプラスになった」という視点
ペンの「底」ではなく「側面」を見る
「世界一の敗者」になったからこそ、学べたこと
「全力を出し尽くす」ことで、道が開ける
今日、起こった出来事には、必ず、何らかの「意味」がある
第7章 「何をすべきか」は知っている。行動に移さないだけ
行動──振り子の法則
「行動に移さない」のは、それを信じていないから
私たちは「何をすべきか?」は知っている
「時間の経過」とともに、意欲は落ちていく
行動を妨げる3つの要因
「恐怖」→恐怖が増すのは、行動をしないから
「自己免除」→何かが与えられないのは、行動しないから
「完璧主義」→完璧を求めて、行動しないのであれば前進はない
目標を「360度」で共有する
最大のリスクは「行動をしないこと」
おわりに/【1つの習慣】=「セルフ・コントロール(習慣の力)」を実践し続ける
【謝辞】
著者プロフィール
ロリー・バーデン(Rory Vaden)
「習慣の力(セルフ・コントロール)」をテーマにしたストラテジスト、著者、企業向け講演者。「オプララジオ」への出演歴や、ビジネスウィーク誌、サクセス誌などへの掲載歴がある。
経営管理、リーダーシップ、MBAの学位を取得。売上高数百万ドル規模の国際的な研修サービス提供企業、サウスウェスタン・コンサルティングの共同設立者。
トーストマスターズ・インターナショナルが主催するスピーチの世界大会で、決勝大会に2度進出し、2度、2位を獲得する。
ジョン・マクスウェルやデビッド・アレン、キース・フェラッジら錚々たる顔ぶれの作家と同じ舞台に立って「階段を使え!(Take the Stair)」のメッセージを聴衆に語り、ジグ・ジグラーやデイブ・ラムジーの会社向けに特別なプログラムを提供した。
講演やコンサルティングの顧客リストには、バンク・オブ・アメリカ、トレーン、モルガン・スタンレー・スミス・バーニー、ショウワールドワイド、ダイレクトセリング協会、ユナイテッドケア、メアリーケイらの世界各国の数十社が含まれている
また、「テイク・ザ・ステア・ワールドツアー(Take the Stair World Tour)」と呼ばれる、急成長中の国際的な社会運動を率いている。これは、青少年の教育プログラム向けのチャリティ資金を調達するために、世界トップ10の高層ビルを含む、世界各地のさまざまなビルの階段を上るというものである。
陽気な性格と魅力的な話しぶりで、「階段を使え! 成功とは、したくないことをすること」というプログラムを通じて、若者に行動を呼びかけている。
訳者プロフィール
児島 修(こじま・おさむ)
英日翻訳者。1970年生。立命館大学文学部卒。訳書に『やってのける 〜意志力を使わずに自分を動かす〜』(大和書房)、『シークレット・レース ツール・ド・フランスの知られざる内幕』(小学館文庫)、『スコット親子、日本を駆ける』(紀伊國屋書店)など。