限界からのBPO戦略
人・プロセス・情報を最適化し、見えないコストに光を当てる
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限界からのBPO戦略
人・プロセス・情報を最適化し、見えないコストに光を当てる
書籍情報
- BPOビジネス研究会 :著
- 定価:1760円(本体1600円+税10%)
- 発行年月:2011年09月
- 判型/造本:46上製
- 頁数:200
- ISBN:978-4-478-01498-1
内容紹介
社員しかできないとされていた業務も、徹底的に細分化すれば、不適切な業務が見えてくる。BPOの3つのアプローチによって、そうした領域をあぶり出し、人・プロセス・情報を最適化することで、新たなコスト削減の道が拓ける。ホワイトカラーの生産性を上げ、組織に柔軟性をもたらすBPOの新しい可能性を示した1冊。
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目次
はじめに──なぜSIベンダーがBPOビジネスに取り組むのか
●コモディティ化するIT
●SIベンダーからBPOベンダーへ
●私たちの三つの強み
●BPOビジネスの挑戦者として
序章 「分業」と「BPO」
●「分業」という古くて新しい方法論
●『国富論』における分業
●『フラット化する世界』におけるBPO論
●垂直統合か水平分業か
●より洗練された分業へ
第1章 成熟社会におけるBPOの役割
●九〇年代半ばで止まった経済成長
●四〇年後の総人口は二五パーセント減
●競争はより「凶暴化」している
●業務プロセスの可視化
●知識資産としての暗黙知
●暗黙知を形式知に変換する
●BPOが形式知化の動力となる
●BPOベンダーの社会的役割
●金融業界におけるBPOの現状
第2章 BPOにおけるコストの捉え方
●コスト削減とBPOの関係とは?
●コストは一種類ではない
●「見えるコスト」
●「見えないコスト」
●コスト間のつながり
●見えない価値に光を当てるBPO
●変革の動因としてのBPO
第3章 BPOの実践的アプローチ
●ある銀行のケース
●関係性の中であぶり出されるコスト
●コンサルティング型のアプローチ
●一般的なコンサルティングとの違い
●ソリューション型のアプローチ
●「部分」から全体最適へのソリューション
●マネジメント型のアプローチ
●マネジメント型アプローチの三つのメリット
●複合型のアプローチ
第4章 企業の課題をいかに解決するか
〜モデルケースで見るBPOの方法論
【ケース1】 人件費を抑制しながら作業品質を上げるには?
──業務の分割とオフショアの活用
【ケース2】 データを整理して、企業戦略に生かすには?
──クレンジングによってデータを「武器」にする
【ケース3】 新規の業務を効率よくアウトソーシングするには?
──「丸投げ」によるトータルな業務設計
【ケース4】 現場に活用してもらえるシステムを構築するには?
──データの収集、製品マスタ整備業務の一元化
【ケース5】 人員配置を換えて人件費を下げるには?
──配置ロスの原因を探り、解決法を案出
【ケース6】 作業効率と作業品質を両立させるには?
──ソリューションを活用し人員配置を最適化
【ケース7】 本社と支社の間に生じたギャップを埋めるには?
──「現場」の意見を反映したルールづくり
【ケース8】 システム間に生じたギャップを埋めるには?
──データ加工によるトラブル回避
終章 その先のパートナーシップへ
●最適化される三つの要件
●KPOという新しいモデル
●コストをより深くえぐる
●痒いところにも手が届く関係
●真のパートナーシップを目指して
著者
BPOビジネス研究会
メンバー
石塚昭浩 株式会社NTTデータ第一金融事業本部金融戦略ビジネス推進室ビジネス企画担当部長
布施知也 株式会社NTTデータパブリック&フィナンシャル事業推進部企画部BPO推進担当課長
武藤講平 株式会社NTTデータパブリック&フィナンシャル事業推進部企画部BPO推進担当課長代理
妻鳥啓介 株式会社NTTデータライフサポート事業本部保険・共済事業部営業企画統括部
企画担当課長代理
並河悠介 株式会社NTTデータライフサポート事業本部保険・共済事業部営業企画統括部
企画担当主任
芝田真理子 株式会社NTTデータライフサポート事業本部保険・共済事業部 営業企画統括部
企画担当主任
並木和憲 株式会社NTTデータライフサポート事業本部保険・共済事業部営業企画統括部
企画担当主任
協力
株式会社NTTデータ・ビーン
株式会社NTTデータ・チャイナ・アウトソーシング
株式会社リアライズ
ファイナンシャルテクノロジー株式会社