新版 問題解決プロフェッショナル
思考と技術
新版 問題解決プロフェッショナル
思考と技術
書籍情報
- 齋藤嘉則 著
- 定価:2563円(本体2330円+税10%)
- 発行年月:2010年04月
- 頁数:216
- ISBN:978-4-478-00553-8
内容紹介
「ゼロベース思考」「仮説思考」「MECE(ミッシー)」「ロジックツリー」など、2つの思考、2つの技術、1つのプロセスを通じて、ビジネスの現場で問題解決を実践する方法を体系化。問題解決の基本的考え方はここにある。
旧版のシンプルで明快な問題解決理論はそのままに、企業事例や演習課題を刷新。
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目次
はじめに──新版に寄せて
初版時の序文
第1章
思考編〈ゼロベース思考〉〈仮説思考〉
〈ゼロベース思考〉〈仮説思考〉を実践する
既成概念を打破する商品を創り出す
1 〈ゼロベース思考〉▶「既成の枠」を取り外す
1 自分の狭い枠の中で否定に走らない
2 顧客にとっての価値を考える
事例1 消費者の行動変化を加速させる決断
事例2 技術革新を消費者の目でとらえる
3 時代が<ゼロベース思考>を求めている
2 〈仮説思考〉▶常にその時点での結論を持ってアクションを起こす
1 アクションに結び付く結論を常に持つ
2 結論に導く背後の理由やメカニズムを考える
演習例1 家庭用殺虫剤への新規参入の結論を出す
演習例2 自転車市場への新規参入の結論を出す
3 「ベスト」を考えるよりも「ベター」を実行する
情報収集に時間を使いすぎない
第2章
技術編〈MECE(ミッシー)〉〈ロジックツリー〉
〈MECE〉〈ロジックツリー〉を応用する
市場/競合/自社のとらえ方に大きなモレはないか
計画は緻密に具体化し、実践は徹底する
1 〈MECE〉▶モレはないかダブリはないかをチェックする
1 〈MECE〉をビジネスで使いこなす
モレによって的を外していないか?
ダブリによって効率を阻害していないか?
〈MECE〉でとらえ、最後に優先順位をつけているか?
2 フレームワークで〈MECE〉を学ぶ
3C+1C
ビジネス・システム
マーケティングの4P
事業ポートフォリオ
演習1 商品の売り場配置に問題はないか
演習2 ビジネス・システムで顧客への提供価値をチェックする
演習3 3C+1Cで自社の課題を把握する
2 〈ロジックツリー〉▶限られた時間の中で広がりと深さを押さえる
1 〈ロジックツリー〉で原因を追求する
事例3 営業マンの生産性低下への原因を追求する
2 〈ロジックツリー〉で解決策を具体化する
事例4 営業マンの生産性低下に対する解決策を具体化する
3 〈ロジックツリー〉を作る
オリジナル・フレームワークの作成
〈ロジックツリー〉の作り方とコツ
事例5 企業が太るケース1「営業利益を増やす」
事例6 企業が太るケース2「企業価値を高める」
4 フレームワークで〈ロジックツリー〉を学ぶ
財務分析のROAツリー
間接費削減プログラム
コーザリティ分析
演習4 ボーナスの使い方を考える
演習5 活動時間を分析する
演習6 ユーザーにとっての商品価値を高める
第3章
プロセス編〈ソリューション・システム〉
〈ソリューション・システム〉のプロセスを再現する
1 課題を設定する
1 主要課題の設定──何かと比較する
2 個別課題の設定──背後のメカニズムを考察する
2 解決策の仮説を立てる
1 個別解決策はコントロール可能なものになっているか
2 総合解決策は全体の資源配分を考えているか
3 解決策を検証・評価する
1 個別解決策の検証──ファクト・ベースでチェックする
2 総合解決策の評価──ハードとソフトの両面から判断する
4 〈ソリューション・システム〉シートを使う
事例7 「体重が増えた」という現象に対する解決策を立案する
主要課題の設定
個別課題の設定
個別課題に対する個別解決策づくり
主要課題に対する総合解決策づくり
個別解決策の検証
総合解決策の評価
事例8 OEM事業の今後の方向性を決める
第4章
実践編〈ソリューション・システム〉活用の現場
1 事業課題を設定する
1 大手家庭用品メーカーS社の問題を洗い出す
2 問題となる現象を分析する
3 事業課題を設定する
4 解の方向性を探る
5 セールスシステムをリ・デザインする
ワンポイントレッスン1 チャートやグラフで経営を考えるクセをつける
ワンポイントレッスン2 シェア分析:問題は市場のカバー率か、あるいは
競合とバッティングしたときの総合力の差か?
ワンポイントレッスン3 パレート分析:「20-80」のルールは生じていないか?
2 〈ソリューション・システム〉で新商品の導入を図る
1 「新商品」と市場の相性を考える
2 販売チャネルを「街の雑貨屋」にしない
3 新商品づくりのプロセスを追う
ステップ①:顧客との相性
ステップ②:商品との相性
ステップ③:販売チャネルとの相性
ステップ④:収益への貢献度
4 最初の仮説は「NO GO」だった
5 仮説づくりはインタビューから始める
6 2回目の仮説は「GO」に変わった
7 情報収集と分析を行う
8 3C(市場/競合/自社)で分析する
市場(Customer)分析
競合(Competitor)分析
自社(Company)分析
ワンポイントレッスン4 問題解決のためのインタビューのコツ
ワンポイントレッスン5 分析に自らの思考の付加価値を加えているか?
ワンポイントレッスン6 CS・CE分析:顧客にとっての価値を高めているか?
ワンポイントレッスン7 付加価値分析:自社の価値を生み出す源泉はどこか?
3 解決策を実行する
1 協力メーカーを絞り込む
2 商品をユーザーの目線でチェックする
3 「GO」への障壁が発生する
4 前進のくさびを打つ
5 テスト販売に挑む
ワンポイントレッスン8 価格分析:「価格弾性値曲線」と「マークアップ方式」
あとがき
著者
齋藤嘉則(さいとう・よしのり)
株式会社ビジネスコラボレーション代表。東京大学工学部卒業。英国ロンドン大学ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)校にて経済学修士(MSc)を取得。マッキンゼー・アンド・カンパニーの経営コンサルタント、米国大手家庭用品メーカーのゼネラル・ディレクター等を経て、’96年より現職。大手企業を中心に経営戦略やマーケティング戦略のコンサルティング、企業の戦略プラットフォーム強化のための戦略スキル開発、新規事業開発のためのナビゲーション、幹部教育、問題解決技法や状況マネジメント力強化のトレーニングなどの指導を行う。
電子書籍は下記のサイトでご購入いただけます。
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