ザ・スタートアップ
ネット起業!あのバカにやらせてみよう
ザ・スタートアップ
ネット起業!あのバカにやらせてみよう
書籍情報
- 岡本 呻也 著
- 定価:2200円(本体2000円+税10%)
- 発行年月:2024年05月
- 判型/造本:46並
- 頁数:536
- ISBN:9784478119815
内容紹介
日本が初めてネットバブルに湧いた2000年前後に、今の日本の基盤は作られていたーー。令和の日本の土台を作ったあの起業家たちが、「熱狂の時代」に語ったこと、実践したことーーー真田哲弥、板倉雄一郎、松永真理、堀義人、小池聡、松山太河、夏野剛、小澤隆生、堀江貴文、川邊健太郎、宮城治男、松本大らが登場!
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目次
復刊に寄せて
プロローグ
今は当たり前となった携帯電話からインターネットに繋げるという技術も、一九九七年夏には夢物語であった。その夢物語の時代に鋭く時代を見越して、新しい事業を立ち上げようとする男たちがいた。
Chapter1 原点はダイヤルQ2にあり
すべてのネットワークビジネスは、ダイヤルQ2をその原点としている。激戦のQ2ビジネスを制した真田哲弥のポータル(玄関)というアイデアこそ、一〇年後のネットビジネスへの魔法の鍵だった。
【解説】 真田哲弥氏 Blocksmith & Co. 社長、KLab取締役会長ファウンダー
光も影も描かれた青春時代
Chapter2 ビル・ゲイツに睨まれた男
先駆的なアイデアはしかし、必ずしも報われない。一九八〇年代の真田は、Q2への規制強化が仇となり、会社倒産。一九九〇年代初期に、ネットビジネスに挑んだ板倉雄一郎にも銀行の貸し渋りが直撃する。
【解説】 板倉雄一郎氏 随筆家・投資家
何度でも挑戦していい。それを伝える生き証人でありたい
Chapter3 ゴールドラッシュの予感
一九九〇年代後半、ようやく日本にもネットビジネスの機が熟する。アメリカのビジネススクールに学んだ若者たちが、ニューヨークのシリコンアレーに触発され、始動。しだいに人とカネが集まり始める。
【解説】 小池 聡氏 ベジタリア社長
誰にだって挑戦する権利と失敗する自由がある
Chapter4 誕生 ビットバレー!
長い苦難の時を経て、日本のベンチャービジネスは渋谷のビットバレーの誕生で一気に爆発する。夢を描く若者たちを繋ぐネットワークはいかにして、日本を震撼させるムーブメントとなったか。
【解説】 宮城治男氏 ETIC.創業者
社会構造が大きく変わる前夜、“バカ”の歴史は続く
Chapter5 敗者復活戦としてのiモード
世界が注目したNTTドコモのiモード。その番組提供で成功したサイバードは、一九八〇年代に手痛い失敗を重ねた男たちが集まったベンチャーだった。あの真田哲弥も最後の敗者復活戦に挑んだ!
【解説】 夏野 剛氏 KADOKAWA社長CEO、ドワンゴ社長CEO
iモード時代に描いた未来は、そのままやってきている
Chapter6 もう一人の〝あのバカ〟
インターネットの可能性を心から信じ、自ら立ち上げた事業へと猛進する青年がいた。小澤隆生、二七歳。若き起業家は、壮大なビジョンを掲げて、三億円の出資を獲得することになった。
【解説】 小澤隆生氏 BoostCapital代表、LINEヤフー顧問、ZOZO取締役
日本一の〝バカ〟に仕えた元〝バカ〟、これからの〝バカ〟を救う
あとがき サラリーマンのみなさんへ
データ出所・参考文献
取材協力者
著者
岡本呻也(おかもと・しんや)
ジャーナリスト
1965年愛媛県生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、1987年プレジデント社へ入社。20代に全国のベンチャー企業経営者200人を取材する。1993年から1997年まで月刊『プレジデント』の編集にあたり、経済ルポから歴史・仏教記事まで幅広く制作。1999年同社を退社。ジャーナリストとして活動するほか、東北大学大学院法学研究科客員教授や国立長寿医療研究センター研究所客員研究員などを務めていた。著書は『「超」人間力』(PHP研究所)など。2016年3月3日、脳内出血のため死去。
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