すごい傾聴
すごい傾聴
書籍情報
- 小倉 広 著
- 定価:1760円(本体1600円+税10%)
- 発行年月:2024年03月
- 判型/造本:46並
- 頁数:328
- ISBN:9784478119709
内容紹介
管理職・マネージャー必読! なぜ「聞いてるつもり」なのに、相手との距離が縮まらないのか? 「傾聴」とは、言葉を「聞く」ことではなく、相手と一緒に「追体験」することである。「できる人」は実践している、相手が思わず心をひらいてしまう、目からウロコの「会話のスゴ技」!
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目次
まえがき 「傾聴できてるつもり……」がいちばん危ない!
第1章 マンガでわかる 「すごい傾聴」の3つの鉄則
マンガ❶ 滑川課長の「スベる傾聴」
マンガ❷ 須豪山課長の「すごい傾聴」
「傾聴」とは、そもそも何か?
[傾聴の要件①]自己一致(もしくは「誠実性」)
[傾聴の要件②]無条件の受容(もしくは「認めること」)
[傾聴の要件③]共感的理解
「すごい傾聴」の鉄則❶ 〝いい人〟ぶるな、「素のまま」でいろ。
「すごい傾聴」の鉄則❷ 「言葉」を聴くな、「追体験」せよ。
「すごい傾聴」の鉄則❸ 「思考」を追うな、「感情」だけを追え。
第2章 「スベる傾聴」から脱却する23のポイント
Point 01 どのような「人格」で聴くか?
[スベる傾聴]〝いい人〟ぶる
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[すごい傾聴]「素の自分」でいる
Point 02 話し手と聴き手の「位置関係」
[スベる傾聴] 寄り添う
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[すごい傾聴]「追体験」する
Point 03 「伝え返し」の目的
[スベる傾聴] 機械的に「伝え返す」
▼
[すごい傾聴]「理解の確認」をする
Point 04 共感する際の「立ち位置」
[スベる傾聴]「第三者」として聴く
▼
[すごい傾聴] 相手に「なって」聴く
Point 05 何に「焦点」を当てるか?
[スベる傾聴]「できごと」「思考」を追う
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[すごい傾聴]「気持ち=感情」を追う
Point 06 どんな「自己開示」をするか?
[スベる傾聴]「自分の気持ち」を伝えない
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[すごい傾聴] 本物の「自己開示」をする
Point 07 「感情」への感度を高める方法
[スベる傾聴]「相手の感情」に気づかない
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[すごい傾聴] まず、「自分の感情」に気づく
Point 08 「感情」の所在地
[スベる傾聴]「表面的」な感情を聴く
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[すごい傾聴]「暗在」する感情を聴く
Point 09 「ナラティブ(言葉)」と「ソマティック(身体)」
[スベる傾聴]「言葉」を鵜呑みにする
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[すごい傾聴]「表情」から読み取る
Point 10 「本心」に迫る
[スベる傾聴]〝いい話〟を信じる
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[すごい傾聴]「ポジ」で上書き前の「ネガ」を聴く
Point 11 「気づき」のきっかけ
[スベる傾聴]「曖昧言葉」をスルーする
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[すごい傾聴]「どういうこと?」と聴く
Point 12 決めつけない
[スベる傾聴] パターンに当てはめる
▼
[すごい傾聴]「一般化」せず、「個別化」する
Point 13 無知の知
[スベる傾聴]「わかるわかる!」と言う
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[すごい傾聴]「無知」の姿勢で聴く
Point 14 「質問」のタイミング
[スベる傾聴] 序盤に「質問」する
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[すごい傾聴] 5分間は「質問」しない
Point 15 「レポート」と「エピソード」
[スベる傾聴]「要約」を聴く
▼
[すごい傾聴] 3秒から3分の「瞬間」を切り取る
Point 16 「エピソード」を引き出す質問
[スベる傾聴]「抽象的」な質問をする
▼
[すごい傾聴]「例えば…」で例示する
Point 17 「エピソード」の構成要素
[スベる傾聴]「5W1H」だけ聴く
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[すごい傾聴]「セリフ」が重要
Point 18 「じんわり」と感じ入る
[スベる傾聴]「同感」しようとする
▼
[すごい傾聴]「あなたはそうなのね」と共感する
Point 19 「人間」に関心をもつ
[スベる傾聴]「話の内容」に関心をもつ
▼
[すごい傾聴]「相手の人柄」に関心をもつ
Point 20 「助言」はありか、なしか
[スベる傾聴] 助言メイン、傾聴サブ
▼
[すごい傾聴] 助言不要、傾聴がすべて
Point 21 根本的な「課題解決」をする
[スベる傾聴]「モグラ叩き」をする
▼
[すごい傾聴]「信念価値観」に触れる
Point 22 聴き手の「過剰反応」を避ける
[スベる傾聴] 勝手に決めつける
▼
[すごい傾聴] 自分の「投影」に気づく
Point 23 相手と正しく向き合う
[スベる傾聴]「治療モデル」で聴く
▼
[すごい傾聴]「成長モデル」で聴く
第3章 「すごい傾聴」39のプロスキル
STEP1「壁」になる で使うプロスキル
Skill 01 「座る位置」を確認する
Skill 02 「温泉呼吸法」で心を静める
「グランディング」と「マインドフルネス」
Skill 03 ゆったりと「心地よさ」を感じる
「オリエンテーション」と「リソース」
Skill 04 超具体的な「話題」を振る
Skill 05 「言葉」と「仕草」のズレに注目する
「トラッキング」と「コンタクト」
Skill 06 「私はこう感じました」と伝える
ユースオブセルフ
Skill 07 「感情表現」の見本を見せる
「ミラーリング」と「情動調律」
Skill 08 「スタンプ的相づち」を増やす
Skill 09 「曖昧言葉」の意味を確認する
「意味の明確化」と「体験過程」
Skill 10 「それで?」と話を促す
述語的会話
Skill 11 「こういう理解で合ってる?」と聴く
理解の確認
Skill 12 「レポート」を「エピソード」に転換する
Skill 13 「感情」の尻尾を捕まえる
Skill 14 お団子こねこね
Skill 15 〝The Most〟を聴く
STEP2「エピソード」を聴く で使うプロスキル
Skill 16 「いつ、どこで、誰が、何を言った?」
Skill 17 「フランクなため口」で話す
Skill 18 「言葉」を削って短く話す
Skill 19 相手の「感情」を引き出す方法
「リマインド」のための質問
Skill 20 「現在形」ではなく、「過去形」で聴く
Skill 21 「自己内対話」を聴く
Skill 22 「レポート」を「エピソード」に戻す
Skill 23 「エピソードの確認」はハイテンポで行う
Skill 24 「一般化」ではなく、「個別化」をする
STEP3「感情」に共感する で使うプロスキル
Skill 25 「感情のボキャブラリー」を増やす
Skill 26 「暗黙の感情」を言語化する
── 感情の明確化
Skill 27 「今ここ」中心の自己開示をする
Skill 28 相手の「言語化」をサポートする
「フェルトセンス」と「脳幹言葉」
Skill 29 「感情」の裏にある「感情」を探す
Skill 30 「感情」は一つずつ分離して味わう
Skill 31 共感しにくい「攻撃性」などへの対処法
「コーピング」と理解する
STEP4「信念価値観」に共感する で使うプロスキル
Skill 32 「信念価値観のリスト」を頭に入れる
Skill 33 「エピソード×信念価値観=感情」
Skill 34 信念価値観に「主語」をつける
Skill 35 「もしかしたら、こう?」と謙虚に聴く
Skill 36 「信念価値観」を転がす
Skill 37 信念価値観に紐づけて「感謝」する
Skill 38 「話してみてどうですか?」と聴く
Skill 39 最後にそっとつぶやく
第4章 「すごい傾聴」は〝どこ〟から来たのか?
「人間性心理学」が源流である
「フォーカシング」の考え方
「体験過程」の考え方
「ゲシュタルト療法」の理論とアプローチ
「未完了を完了」させ「図と地」の反転を促す
「論理情動行動療法」の理論
「信念価値観」を肯定する
アドラー心理学の「早期回想分析」
あとがき 「傾聴」で100点を目指さない
著者
小倉 広(おぐら・ひろし)
企業研修講師、心理療法家(公認心理師)
大学卒業後新卒でリクルート入社。商品企画、情報誌編集などに携わり、組織人事コンサルティング室課長などを務める。その後、上場前後のベンチャー企業数社で取締役、代表取締役を務めたのち、株式会社小倉広事務所を設立、現在に至る。研修講師として、自らの失敗を赤裸々に語る体験談と、心理学の知見に裏打ちされた論理的内容で人気を博し、年300回、延べ受講者年間1万人を超える講演、研修に登壇。「行列ができる」講師として依頼が絶えない。
また22万部発行『アルフレッド・アドラー人生に革命が起きる100の言葉』(ダイヤモンド社)など著作48冊、累計発行部数100万部超のビジネス書著者であり、同時に心理療法家・スクールカウンセラーとしてビジネスパーソン・児童・保護者・教職員などを対象に個人面接を行っている。東京公認心理師協会正会員、日本ゲシュタルト療法学会正会員。
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