目次

第１章　「見える化」という幻想

　　　　── 窮地に立たされたＣＥＯ

第２章　システムの「ザ・ゴール」とは何か？

　　　　── 会社の利益とシステムのあいまいなつながり

第３章　必要だが不十分なシステム

　　　　── ドラム・バッファー・ロープとバッファー・マネジメントが開いた突破

第４章　企業変革のヒント

　　　　── テクノロジーに関する６つの質問

第５章　当たらない需要予測

　　　　── 全体最適の在庫マネジメント

第６章　チェンジ・ザ・ルール！

　　　　── 顧客に圧倒的な価値をもたらすために不可欠なこと

解説「月曜日が楽しみな会社にしよう！」　岸良裕司

原作者

エリヤフ・ゴールドラット
1948年生まれ。イスラエルの物理学者であり、カリスマ的経営コンサルタントとしても知られる。1984年に出版されたビジネス小説『ザ・ゴール』は、革新的な内容に加え、筆者の異色の経歴もあいまって全世界で1000万人以上が読んだ大ベストセラーとなった。その中で説明した生産管理の手法をTOC（Theory of Constraints：制約の理論）と名づけ、その研究や教育を推進する研究所を設立した。その後、TOCを単なる生産管理の理論から、新しい会計方法（スループット会計）や一般的な問題解決の手法（思考プロセス）へと発展させ、生産管理やサプライチェーン・マネジメントに大きな影響を与えた。2011年没。
著書に『ザ・ゴール』『ザ・ゴール2』『チェンジ・ザ・ルール！』『クリティカルチェーン』『ザ・チョイス』『ザ・クリスタルボール』『ゴールドラット博士のコストに縛られるな！』（いずれもダイヤモンド社）などがある