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SF思考

ビジネスと自分の未来を考えるスキル

  • 紙版
  • 電子版

SF思考

ビジネスと自分の未来を考えるスキル

書籍情報

  • 紙版
  • 電子版
  • 藤本敦也 編著/宮本道人 編著/関根秀真 編著
  • 定価:1650円(本体1500円+税10%)
  • 発行年月:2021年07月
  • 判型/造本:46並
  • 頁数:384
  • ISBN:9784478113929

内容紹介

過去にとらわれることなく、新しい発想でビジネスを生み出す手法としてSFに注目が集まっている。本書はそれをSF思考として一般化し、積極的にビジネスに役立てようというもの。SF思考の特徴と活かし方を説明したうえで、それを身につけるためのワークショップのやり方を示す。

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

はじめに ── 変化の時代に、変化し続けるための、オリジナルな思考法 〔宮本道人〕

第1章 SFとビジネスの関係 〔宮本道人〕

世界のビジネスリーダーはSFに影響を受ける
SFがVUCAの時代の未来を照らす
SFが企業のパーパスをたぐりよせる
SFがイノベーションを誘発する
アメリカ、中国で先行するSF活用
日本の未来に、もっとSF思考を

〔Column01〕アカデミアから見たSF思考:先端科学技術を下支えするSF 〔大澤博隆〕

第2章 「3×5」のSF思考 〔宮本道人〕

SFは荒唐無稽だが、荒唐無稽ではない
なぜ未来が描けるのか ── 3段階の未来予測
SF作家の思考法 ── 斜め上の未来をつくる
SF編集者の思考法 ── 斜め上の未来といまをつなぐ
SF読者の思考法 ── 斜め上の未来をたぐりよせる

〔Column02〕ビジネスで使われる思考法とSF思考はどう違うか? 〔藤本敦也〕

第3章 「自分の未来」を創造するSF思考 〔藤本敦也〕

未来に自分の居場所がない、もどかしさ
SF思考とハイボール
SF思考で自分が変わり、未来も変わった
SF思考を、ビジネスにどんどん生かそう!
「ふつうの人」のためのSF思考を
「SF思考による未来ストーリーづくり」の5つの特徴
まず、なるべく自分と違うメンバーを集めよう

第4章 SF思考がはばたく「未来ストーリーづくり」 〔藤本敦也〕

STEP1 「未来の言葉」で斜め上へジャンプする
STEP2 「未来のガジェット」をデザインする
STEP3 未来のキャラクターを動かす
STEP4 未来のガジェットが起こす変化を考える
STEP5 未来のトラブルと解決法を考える

〔Column03〕東京大学でのSF思考の実践 〔関根秀真〕

第5章 SF思考で、いまと未来を変えていく 〔藤本敦也〕

つくった未来ストーリーを活用しよう
「日々の業務に忙殺される状況を変えたい!」人の活用法
「時代を後追いする社風を変えたい!」人の活用法
「肌感を持ってビジョンを共有したい!」組織の活用法
「社内の価値観をアップデートしたい!」人の活用法
「自分の未来を、自分で決めたい!」人の活用法

〔Column04〕アリゾナ州立大学のSFプロトタイピング 〔藤本敦也〕

第6章 SF作家×企業でつくる未来ストーリー 〔藤本敦也〕

①設計 ── テーマやスケジュールをざっくり決める
②オファー ── 作家さんにコンタクトする
③仕込み ── 作家さんと情報を共有する
④1stワークショップ(約3時間) ── 作品世界を豊かに広げる
⑤2ndワークショップ(約3時間) ── 作品の骨格を決める
調整ミーティング(約1時間) ── 複数の世界観を調整する
⑥3rdワークショップ(約3時間) ── プロットに肉づけする
⑦完成 ── 未来がかたちになる!

第7章 SF思考から生まれた5つの未来 〔藤本敦也〕

50年後を展望する、未来の研究
情報収集が研究のスタートライン
研究にいのちを吹き込む「SF思考」の力
キックオフ ── 怒濤の資料共有
1stワークショップ ── 未来がリアルに動き出す
宿題と調整ミーティング ── 舞台設定が整っていく
2ndワークショップ ── 小道具まで詰めていく
〔作品①〕健康は自分でつくる! ヘルスケアの未来
     短編小説「海の感情」 ── 高橋文樹
〔作品②〕孤独からの決別! つながりの未来
     短編小説「秋の雷」 ── 柴田勝家
〔作品③〕相棒AIが大活躍! 働き方・活動の未来
     短編小説「向かい風ありて」 ── 長谷敏司
〔作品④〕知恵と技術で暮らしを守る! 防災の未来
     短編小説「災厄の中の希望」 ── 林譲治
〔作品⑤〕新しい暮らし方を模索する! 環境の未来
     短編小説「秋刀魚、苦いかしょっぱいか」 ── 松崎有理
できた未来ストーリーを発信していく

おわりに ── 明日からできるSF思考 〔藤本敦也〕

謝辞 〔藤本敦也、宮本道人、関根秀真〕





編著

藤本敦也(ふじもと・あつや)
三菱総合研究所 シニアプロデューサー
東京大学大学院新領域創成科学研究科修士課程修了。ESADEビジネススクール(バルセロナ)経営学修士課程(MBA)修了。2006年、三菱総合研究所入社。同社シニアプロデューサー。専門は、新規事業開発、組織戦略(経営統合等)。ブレインテックなどの先端技術を活用した新規事業から、ペットビジネス、シニアビジネスなど多岐にわたるコンサルティングサービスを現場・ユーザーを強く意識し展開。技術・マクロトレンドと人・社会の変容を織り交ぜた、未来社会像構築も多数実施。株式会社ワイズポケットの創業メンバーでもある。

宮本道人(みやもと・どうじん)
筑波大学 HAI研究室 研究員
株式会社ゼロアイデア代表取締役、株式会社〆空想科学顧問、変人類学研究所スーパーバイザー。科学文化作家、応用文学者、博士(理学、東京大学)。科学・文学・社会の新たな関係を築くべく、研究・創作・ビジネスに取り組む。編著に『SFプロトタイピング SFからイノベーションを生み出す新戦略』『プレイヤーはどこへ行くのか デジタルゲームへの批評的接近』。ほかAI学会誌、VR学会誌での連載、『ユリイカ』『現代思想』『実験医学』への寄稿など、さまざまな分野で執筆。原作担当漫画「Her Tastes」は2020年、国立台湾美術館に招待展示された。

関根秀真(せきね・ほづま)
三菱総合研究所 参与
早稲田大学大学院理工学研究科修了。博士(工学)。1994年、三菱総合研究所入社。入社以来、宇宙開発、地球観測、森林環境・ビジネス(温暖化対策)、防災を中心として途上国開発支援、政府・自治体事業に関わる事業に従事。また、50年後の世界・日本を見据え、未来社会像を描きその実現に向けた同社50周年記念研究を担当。同研究成果を踏まえた3X(DX/BX/CX)に関わる研究・提言を先進技術センター長として推進。東京大学工学部非常勤講師。日本防災プラットフォーム監事。


監修

大澤博隆(おおさわ・ひろたか)
筑波大学 システム情報系 助教
慶應義塾大学大学院理工学研究科修了。博士(工学)。2013年より現在まで、筑波大学システム情報系助教。ヒューマンエージェントインタラクション(HAI)、人工知能の研究に幅広く従事。HAI研究室主宰者。2018年よりJST RISTEX HITE AIxSFプロジェクトリーダー。共著に『人狼知能 だます・見破る・説得する人工知能』『人とロボットの〈間〉をデザインする』『AIと人類は共存できるか』『信頼を考える リヴァイアサンから人工知能まで』など。人工知能学会シニア編集委員、日本認知科学会会員、日本SF作家クラブ理事。

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