目次

まえがき　「行列のできる相談所」へようこそ

第１章　御社にも「オンリーワン」が必ずある

社長は意外と気付いていない自社の本当にすごい点
自社の光る部分が見つかる「他社の光る部分探し」
ニッチ市場でのオンリーワンを目指せ
通常業務外の「ちょっと変わった依頼」を洗い出す
あなたの「年表」を書いてみよう
あなたの「趣味」もオンリーワンにつながる
会社の「弱み」を「強み」に変える発想
「地域のオンリーワン」でもいい
小さな会社こそオンリーワンになれる
オンリーワン要素が複数あるケースも
なぜその仕事をやりたいのか？

　column　経営不振に陥った下請け工場のシンデレラストーリー

第２章　「オンリーワン」の活かし方

売上アップの３つのポイント
新しい販路を開拓できるか？
これまでと異なる新分野へ進出できるか？
新商品、新サービスを開発できるか？
ターゲットとコンセプトを明確にする
問題の本質を探り、型にハマらない自由な発想で考える
ターゲットを絞って価格競争から逃れる
コンセプトが一発で伝わるネーミング
パッケージひとつで客層も変わる
チャレンジは裏付けを取ってから
データベースで裏付けを取る
お金がないからこそ上手くいく

　column　斜陽産業から生まれた高品質お掃除グッズ「ほこりんぼう！」

第３章　自分だけでやらなくていい

自社にないノウハウは他社との連携で
同業者同士の連携でトレンドを生む
お金がなければ公的支援制度を使え
農商工の連携には優遇措置も
展示会・商談会出品より、商品を売れるモノにすることが先
連携は「１＋１＝３」以上になる相手と組む
地域と地域をつなぐ旗振り役になる
熱意や情熱が人の心を動かす
f ‐ Bizの成果もチームワークの賜物

　column　町の豆腐屋さんがアイデア伝統食で起死回生

第４章　お金をかけずにPRする方法

オンリーワンはメディアに好かれる
メディアは常にニュースを探している
社会性のあるビジネスは強い
共感されるビジネスは記者も応援してくれる
「ニュースリリース」でメディアにPR
記事は記者が書いている
売れる魅力作りをしたうえでメディアに出る
SNSは必ず利用すること
ターゲットを絞ったブログ発信で1000万円以上売上アップ
ブログのネタはいたるところにある
良いアイデアこそ戦略性が必要

　column　トイレットペーパーが30万部超えのベストセラーに!?

第５章　ひらめきを生むトレーニング法

磨くべきは技術力よりビジネスセンス
MBAや資格は取らなくてもいい
テレビCMやコンビニの棚を見て考える習慣をつける
新聞記事データベース活用法
とことんミーハーになる
失敗例より成功例の情報を集める
スーパーのチラシや通販カタログから流行を読み解く
時には9980円の弁当も食べてみる
トレンド誌や新聞も大きなヒントに
チャレンジすることでモチベーションを上げる
結果が出ないことを失敗ではなくプロセスと捉える

　column　各地でユニークな商品やサービスが続々誕生中

全国ご当地Bizマップ

あとがき　中小企業が元気になれば日本が元気になる

著者

小出宗昭（こいで・むねあき）
1959年生まれ。法政大学経営学部卒業後、（株）静岡銀行に入行。M&A担当などを経て、2001年、創業支援施設SOHOしずおかへ出向、インキュベーションマネージャーに就任。起業家の創出と地域産業活性化に向けた支援活動が高く評価され、Japan Venture Awards 2005（主催：中小企業庁）経済産業大臣表彰を受賞した。08年に静岡銀行を退職し、（株）イドムを創業。富士市産業支援センターf-Biz（エフビズ）の運営を受託、センター長に就任し、現在に至る。静岡県内でも産業構造の違う３都市で計４か所の産業支援施設の開設と運営に携わり、これまでに1400件以上の新規ビジネス立ち上げを支援した。そうした実績と支援ノウハウをベースに運営しているエフビズをモデルに、愛知県岡崎市のOKa-Biz、広島県福山市のFuku-Biz、熊本県天草市のAma-biZなど各地の地方自治体が展開するご当地ビズや、国の産業支援拠点「よろず支援拠点」が開設されている。